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2025/03/19 10:14 |
最近観た映画
本日は恒例の最近観た映画です。
中には10分ずつ観たりして観終えるのに結局1週間掛かったのもありました。
 
『ブラック・スネーク・モーン』
『ノー・ディレクション・ホーム』
『さらば、ベルリン』
『スーパーバッド/童貞ウォーズ』
『オーシャンズ13』
『タラデガ・ナイト オーバルの狼』
 
『ノー・ディレクション・ホーム』・・・ボブ・ディランのドキュメンタリー。3時間半の大作ですが、飽きません。音楽史にその名を残すであろうミュージシャンの無名時代から、時代の気運を捉えて絶大な支持を得ていく過程、やがて時代を先取りしすぎて聴衆からは支持の傍ら強烈なブーイングを受ける様子を当時の映像をふんだんに用いて描いてます。ディランのアルバムは2枚持っているのみですが、今回その曲が生まれた時代背景や訳詩が字幕で流れるのを観て今まで以上に魅かれました。無名時代のふっくらしたあどけない少年の頃のディランと、現在のインタビューを受ける頬のこけたディランでは別人のように感じてしまいます。現在の彼の瞳が、鳥のそれを想起させるような、とらえどころの無い人間離れしたものに感じたのはワタシだけでしょうか。
今ワタシは『時代は変わる』をかけながら通勤しています。
 
『スーパーバッド』・・・ワタシが好きな映画のジャンルにアメリカの学園ものがあります。古くは『アニマルハウス』『初体験リッジモンド・ハイ』、比較的最近では『パラサイト』『君の瞳に恋してる』『アメリカン・パイ』とか。
そういった点でも本作は前から気になっていました。結論から申しますと「愛すべき秀作」です。開巻から下ネタ連発ですが、次第にそこから「少年時代の終焉直前のバカ騒ぎ」というテーマが浮かび上がってきて、ラストシーンに至っては切なくなってくる意外な展開。
佐野元春さんの名曲『SOMEDAY』に「誰でもいつかは愛の謎が解けて/一人きりじゃいられなくなる」という秀逸な歌詞がありますが、本作の主人公たちは求めてやまないものを手に入れようとしたとき、手放さなければならないもの、以前とは形を変えてしまうものがあることに気づきます。それが観客の記憶の奥底に隠れた、痛みを伴う感情を呼び起こすのです。
「確かにみんな若い頃は口を開けば下ネタだったかもな」とか、「高3の夏休みに車を運転する友人が大人に見えて遠く感じたな」とか、そんなことを思い出しました。それもこれもキャラクターにちゃんと命を吹き込まれているからこそです。通称「マクラビン」と呼ばれるサブキャラと不良警官2人組のエピソードだけでも1本映画が作れるんじゃないかと思うほど、どのキャラクターも魅力に溢れ、鑑賞後も彼らのことがいつまでも頭から離れません。
女子には分からなくても、男子には分かるだろう、分かって欲しい個人的今年のベストテン入り確定作。
 
『オーシャンズ13』・・・シリーズ中で一番好きです。本シリーズは、いかに難攻不落の警備を突破してお宝を盗むかがキモでありパターンです。
普通なら盗みを決断するまでの経緯を細かく描いてしまうところを、早々と本題に話が進むのは潔くて良いのですが、観客であるワタシのテンションがついて来れず、大作の割には地味な印象を序盤に受けました。
いうなれば『ロッキー2』の上映開始15分位でロッキーが再びリングに上がることを決意して、トレーニングを始めちゃってるようなものです。
ですが、物語が進行するにつれ馴染んでくるようになると、テンポの良さ、場面転換の早さが心地よく、久しぶりに映画に身を任せる楽しさを味わいました。
そして銃を使わずスマートにミッションを遂行する主人公達がカッコよく、演じている俳優達も楽しそう。「オレがオレが」的役者のエゴを感じないのも貴重です。前作までのサブキャラが再登場したりで、シリーズ映画の醍醐味を味わえます。
しかしこれで最終作的雰囲気が漂ってましたが、こんなに楽しい作品を打ち止めにするなんて勿体無いです。
 
その他『さらば、ベルリン』はある旬の俳優がワキに出演した為に、序盤の視点と中盤からの視点がガラリと変わってしまうのはいかがなものか、とか『ブラック・スネーク・モーン』はキワドイ設定なれど『ハッスル&フロウ』の監督だけあって「人生の敗者復活戦」というテーマには変わりなくよろし、とか『タラデガ・ナイト』はワタシのコンディションが良ければもっと楽しめたのに、とかそんな感じです。
 
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2008/12/02 21:58 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ
我が青春の『RS』
『ロードショー(以下RS)』誌が休刊になりました。
10代の頃は毎月のように購読していた雑誌で、非常に思い出が多いだけに残念です。
とはいえRS誌は10代からせいぜい20代前半の若者をターゲットにしている雑誌なので、ワタシも今や購読しなくなって十何年。その立場で「やめないで」というのは勝手な話かもしれません。
 
初めて購入したのは中1の時。当時はジャッキー様の人気が絶大で、人気投票では何年もトップに君臨されておられました。
その頃のワタシはジャッキー様の大ファンであったものの、その最新情報は何を見れば載っているのか皆目見当がつきませんでした。
本屋で見かけるRS誌は『スクリーン』誌と同様、ハリウッドの(当時のワタシから見て)アダルティな女優さんが表紙であることが多く、アジアの映画のことは載っていないと思っていましたが、ある日意を決して立ち読み。
するとジャッキー様情報が盛りだくさんではないですか!
ロケ先でのアイドル風カットから、新作の撮影風景、近日日本公開の旧作やら、ユン・ピョウやサモ・ハンなど香港スターの写真まで載っているではないですか。
まるで今までずっとそばにいたのに気付かなくてごめんクラスメートで隣に住んでるあいつのこと好きだったんだ的ラブコメチック結末。
 
この日からRS誌とのお付き合いが始まったのでした。
やがてジャッキー様目的で購読する内に、新作映画の情報をRS誌でインプットしては学校で「今度こんな映画来るんだぜー」と知ったかぶるようになりました。程なくして、周囲にも同様の中坊が雨後の竹の子ように出現しました。この頃の周囲でのRS購読率というのはかなり高かったと思います。
ワタシはジャッキー様を始めとする香港映画の魅力に強く魅かれながら、映画全般に興味を持つようになりました。
中学の卒業文集には「映画は僕の人生だ!死ぬまで映画を観続けるのだ!」みたいなことを書いた記憶があります。まあ今となっては前半部分は間違ってると思いますが、後半部分は今のところ当たってます。
 
そんな感じでワタシの映画好きという嗜好を開眼させてくれたのが、RS誌といっても過言ではないのですが、当時の印象では『スクリーン』誌より明るい、アイドル雑誌風だったのがRS誌でした。先日も『レッドクリフ』の感想で書きました『香港電影通信』やジャッキー様の連載(『酔拳2』『新ポリス・ストーリー』での監督降板の詳細はその後他で読んだことがありません)など、香港映画の情報はスクリーン誌よりも一歩先を行っている感じがありました。
 
そんなRS誌もさすがに社会人になってからは一度も購入することはありませんでしたが、毎月立ち読みは欠かしませんでした。こんな風に、買わずに立ち読みばかりするから休刊になったのかもしれません。え、ワタシが悪いのでしょうか?
 
ともかく、何と37年の歴史を持つRS誌と一時代を濃密に共に歩んだというのは、こうしてみると悪いものでは無いなぁと感じるわけです。正直少し淋しく切ない
来月から立ち読みする雑誌が一つ減るのが残念です、ってやっぱりワタシのせいでしょうか。

2008/11/28 21:55 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ
最近観た映画
映画を観るペースを落とそうと思いました。家で観る映画は、最近惰性で観ているような気がします。
いつでも一緒にいると倦怠期になるものです。
新鮮味さを取り戻す為に距離を置こうかと思いましたが、お茶漬けの味は中々離れがたいものです、って何の話!?
 
今回は以下の映画を観ました。
 
『グラインド・ハウス in プラネット・テラー』
『グラインド・ハウス in デス・プルーフ』
『ヘアスプレー』
『悪党ジョーカー vol.1/vol.2』
『ゆれる』
『太陽が弾ける日』
『天国と地獄』
『キングダム/見えざる敵』
『クローズZERO』
 
『グラインド・ハウス in プラネット・テラー』・・・グラインドハウスで上映するような映画というコンセプトはワタシも納得できます。
中高生の頃通った地元の映画館は線路沿いにあるため、静かなシーンですと電車の通る音が聞こえましたし、階上はボーリング場だったので、上映中ボールがレーンを転がる音やピンを倒す音が上から聞こえてました。でもそこがまた良かったのです。
また、時折スクリーンに一瞬映るゴミや、無音の時の「サー、ブチ、ブチッ」というノイズも「嗚呼、今ワタシは映画館に映画を観に来ているんだ」と再確認させられテンションが上がったものです。
売店でチョコフレークを買って食べたり、当時は入替制などなかったので売店でパンを買って一日中映画を観たりするのが贅沢でした。
地方ならではの2本立て、時には3本立ても楽しい思い出です。
本作も、今は無き『高田ムービータイム』なる映画館で観た『クリープ・ショー』を思わせる、如何わしくも一見頭を使って無さそうなストーリーで、ワタシのような映画体験を持つ方には許せる1本でしょう。
しかしさりげなくストーリーは練ってあったり有名スターが出演していたり、CGも効果的に使用していたりで今の観客が飽きないような配慮はしてあります。
ただコンセプトで遊びすぎたか、1本の映画として観ると(狙って)破綻しているところもあり、他人にお薦めできるかと申しますと「うーん、興味があるなら観てみて」といった感じです。
 
『グラインド・ハウス in デス・プルーフ』・・・タランティーノは、ワタシにとってはやっかいな監督で、初見で好きになった作品は1本もありません。ところが間を置いて再見すると無茶苦茶ハマることが多いのです。今回はまだ1回目なので、はっきりとした評価は出来ません。
CGに頼らない70年代的カーアクション・シーンは見ごたえあります。
 
『ヘアスプレー』・・・オリジナルは未見ですが、良い作品でした。50’sテイスト溢れる絵ヅラから醸し出される「毒」は明らかにオリジナルの作者ジョン・ウォーターズのもの。前向きなテーマにノリの良い楽曲、役者達の好演。ジョン・トラボルタの母親役が取りざたされがちですが、クリストファー・ウォーケン演じる人の良いお父さん(歌、歌ってます!)、80、90年代のトップ女優であるミシェル・ファイファーの悪役という意外さがワタシ的には印象に残りました。全体的に作り手の愛情が伝わってきて好感。『ドリーム・ガールズ』『プロデューサーズ』といい、やはりここ2、3年、ミュージカルに良作多し。
 
『ゆれる』・・・久しぶりに考えさせられる映画を観ました。多分初回と2回目に観るのとでは印象が違うのではないでしょうか。観客に解釈の余地を与えるシーンが多く、それ故にラスト近くのオダギリ・ジョーさん演じる弟のモノローグが蛇足にも取れましたが、そこは作り手の言いたかった事なのでしょう。
弟が夢中のあまり道路を横断しようとして車にはねられて終わり、というラストかと思ったら違いました(苦笑)。
オダギリさん、香川照之さんがとってもいいです。
 
『天国と地獄』・・・観たいと思いながら長年縁が無く、今回ようやく観ることが出来ました。傑作を連発していた頃の黒澤作品だけあって、脚本の相変わらずの緻密さには舌を巻きます。そして岡の上の邸宅、その下の低所得者住宅地、こだまのシーン、どれもリアリティある迫力。ストーリーを進行させながら自然に人物描写を絡ませる巧みさ。あっと驚くカラー場面。後のサイコものを予見するかのような先見の明といい、必見の傑作でした。
 
『キングダム/見えざる敵』・・・アメリカと中東の関係を予習しておいて観ると、より面白いのでしょうが、予習してなかったワタシはオープニングの説明場面で若干ついていけなくなりました(汗)。
物語は使い尽くされたバディ・ムービーを『レッド・ブル』のような異文化交流モノでアレンジした骨子ですが、現実の世界情勢を舞台にしており、辛口です。その為、クライマックスの銃撃戦は本当に目を離せない緊張感。ここ最近の映画の中では、かなり抜きん出たアクション・シーンだと思います。公開時の批評によく書かれていたラスト近くの一言は、確かに今の泥沼状態を喝破しています。
 
その他は省略であります。

2008/11/18 21:37 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ
燃える三国志『レッド・クリフ』(やっと本題篇)
前回書きました通り、ジョン・ウー監督の『男たちの挽歌』、ハードな男泣きの美学に溢れたストーリーに、香港映画お得意の独創的なアクションを銃撃戦のフォーマットで行うという新機軸。
そして、ジョン・ウー監督のスタイリッシュな演出。こんなの今まで観たことありませんでした。
 
『男たちの挽歌』最後に観たのは数年前ですが、その時点で俳優さんたちの髪型・ファッションの古臭さや、演技の若干の野暮ったさは感じたものの全体のテンポや、語り草となっているチョウ・ユンファ演じるマークの飲食店殴り込みのシーンの衝撃度は全く衰えていませんでした。
 
とにかく『男たちの挽歌』よりジョン・ウー監督の新作は必ず観るようになりました。
1本1本観た時の思い出や感想を述べていると『でがらし魂』級に長くなりますので泣く泣くやめときますが、知る人ぞ知る香港映画の鬼才から、ハリウッドで『M:I-2』などの大作を撮る世界的なメジャー監督にまでなっていくのをリアルタイムで観られたのは映画ファンとしては幸せであったといえます。
男同士の友情を時にはコートを風ではためかせ、時にはスローモーションで二丁拳銃の乱発で、またあるときは寄りのアップで、ポイントに白鳩を飛ばしながら描くスタイルは沢山の模倣作品を生み出しましたが、誰も彼に並ぶ者はいませんでした。
 
そんなジョン・ウー監督が、ビッグ・バジェットで三国志の「赤壁の戦い」を製作するという話を聞いたのはかなり前でした。
実はワタシは若干の不安を抱いていました。
 
香港映画は狭い空間を利用したアクションが抜群に上手いのですが、だだっ広い空間でのアクションはメリハリが付けにくく不得手なところがあります。ジャッキー様にしても、サハラ砂漠を舞台にした『プロジェクト・イーグル』は苦労されているのが伺えます。
今回の『レッド・クリフ』は、広大な中国大陸を舞台に大勢のエキストラが戦闘シーンを繰り広げ、そこにドラマを盛り込む為、冗漫に流れる危険性があると感じていました。
 
ともあれ観ました『レッド・クリフ PartⅠ』。
全編だけで3時間弱。
ワタシ的にはカットしていいな、と思うくだりはいくつかありましたが、面白く観ました。
三国志というお話は、男たちをカッコよく描くことに長けたウー監督とは相性が良く、小説・コミックで慣れ親しんだ関羽・張飛・趙雲たちの活躍にシビれ、カッコよさに燃えました。
アクションシーンは時代的にカンフー映画の舞台になる清の時代ではない為、甲冑を着て重そうな槍や剣を振り回すのが主で、スピーディーさは従来のカンフー映画に一歩譲るものの、三国志の世界観を壊さない程度にワイヤーを使った、キャラを引き立たせるアクションが組み立てられており、楽しめました。
 
これは、ウー監督初めての二丁拳銃が出ない代表作になりそうです。
 
しかし、プチ三国志ファンのワタシには不満が!
金城武さん演じる諸葛孔明。ワタシの知ってる孔明は、痒いところにまで策を行き届かせる天才でしたが、本作の孔明は重要な局面でもあまり発言をせずボーっと突っ立てるだけ。「孔明!そこアンタがおいしいトコ取れるシチュエーションでしょ!?何故に気の効いた事のひとつも言わんで立ってるのよ!?」と何度か心の中で孔明にダメ出しをしました。
 
そして劉備玄徳。困った顔してるだけで、リーダーたる威厳が無く、あれでは健康診断で毎回胃がひっかかる中間管理職です。部下から「劉備課長、いい人なんだけどねー。気が弱いから全部背負い込んじゃって。また草履編んでるわよ。部下に仕事を任せられない人なのよねー。」とか言われてそうで、名だたる武将が命を捨てて仕えるオーラが皆無でした。
 
でもトータル的には合格です。PartⅡも観ずにはおれません。劉備も孔明もPartⅡではきっと活躍してくれることでしょう。
 
ちなみに帰り道、「さしづめ、どうぶつ谷は『ペット・クリフ』だな。いや、ペットとは限らないけど」とか、「勝負パンツは『レッド・ブリーフ』」とかオヤジギャグを一生懸命考えるワタシは孔明並みの頭脳が欲しいと思うのでした。

2008/11/13 21:39 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ
燃える三国志『レッド・クリフ』(結局前談で本題辿りつけない篇)
先週末、映画『レッド・クリフ PartⅠ』を観てきました。
 
ワタシは三国志マニアではありませんが、20代に吉川英治先生の『三国氏』は読破しました。夏休み・春休みに親戚の家に行くと、従兄所蔵の横山光輝先生のコミックスを1巻から読んでました。しかしいつも途中まで読んで帰ることになってしまい、次回来る時にはまた1巻から読み始めますので『桃源の誓い』だけは何回も読んだ記憶があります。コーエーのゲームソフトでも遊んだクチです。当時は「光栄」でしたが。やはり劉備でプレーするのが王道でしょう。個人的に(一般的に?)董卓が嫌いでしたので、徹底的に攻め込んだものです。
 
とここまで書いて、ワタシって結構三国志マニアなの!?と思っちゃいましたが。
 
そんな隠れ三国志マニアのワタクシだから「赤壁の戦い」を映画化した本作を観に行ったのではございません。
ジョン・ウー監督の最新作だからなのでした。
 
監督の出世作『英雄本色』が地元香港で大ヒットになっていると知ったのは80年代半ば、『ロードショー』誌(休刊になるそうですね)の「香港電影通信」とかいう2ページの連載ものでした。当時のワタシはこの連載を楽しみにしていて、買わなかった号は図書館でコピーしていました。
『英雄本色』は従来のジャッキー様からなる、コメディ・アクション主流の香港映画界では珍しくシリアス・タッチのハード・アクションだそうで、じわじわと人気が出て興行記録を塗り替えたとありました。
この頃の香港映画は内容はともかく、アクションはこちらの想像を遥かに超えたものばかりで、そんな作品ばかり観ている現地の観客が熱狂的に支持する『英雄本色』って一体どんな映画だろうと、色々夢想していました。
 
しばらくしてその映画は『男たちの挽歌』という邦題で、日本公開されることになりました。
ワタシの地元の映画館には来ませんでしたが、一度だけ観たCMは凄まじいアクションで、何が起こったのかも分かりませんでした。
このCMを観た翌日は学校の遠足で、映画好きの友人に 「『たちの挽歌』って香港映画、スゲエよ!」と間違った邦題をシャウト&連呼するのでした。
 
それから半年。地元のレンタルビデオ屋で1番乗りで借りた『男たちの挽歌』は、かつて見たことの無い衝撃的な作品で、ティーンのワタシに多大な影響を及ぼしたのでした。それはビデオ全盛期である80年代後半にジャンル付けされた「香港ノワール」の始まりでもありました。
 
(例によって全く本題に入れないまま続く・・・)
 

2008/11/12 21:47 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ

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