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2025/03/19 15:21 |
聞き間違いと見間違い(のはずがサザエさんの歌の話)
よく聞き間違えたり、見間違えることがあるのは以前書いた記憶があるのですが、最近も相変わらずです。
早とちりなのか、抜けているのか、はたまた お魚咥えたドラ猫を裸足で追いかける様な おっちょこちょいなのか。
 
・・・ん!?
あの歌、お魚咥えたドラ猫を裸足で駆けて追いかけるサザエさんは「おっちょこちょい」ではなくて「陽気」と歌われてるぞ!!
「はしたない」なら分かる。
「なりふり構わぬ」なら、髪振り乱して包丁持って追いかける鬼女のようなサザエさんが容易に想像出来て良い感じだ。むしろ『サザエさん in 八墓村』と改題してもいい位です。
しかし「陽気」というのはどうだろう。社会性の無いサザエさんの行動を(大体、いい大人が猫を追いかけて裸足で走ってる姿なんぞ見たことが無い)、物凄くプラスに捉えすぎていないだろうか。
そんな人が身近にいたら、ちょっと頭がアレになったんじゃないかとか考えるでしょうし・・・・・
 
ハッ!?
つまり「陽気」に当てられたのか!?
ということは季節は春だな!
みんなにも子犬にも笑われて(子犬に「上から目線」を浴びてますよ)、それでも「今日もいい天気」とルールル ルルルーと上機嫌で鼻歌を歌うサザエさんは、ちょっとマッドな おてんば姉さんであったのだ。
 
いつの時代も変わらないもの。それは狂気に裏打ちされた陽気さだった!陽気に当てられて狂気だったのだ!
そう、財布を忘れて買い物に出かけても「愉快」と思えるような。
 
って、聞き間違い・見間違いの話から遠くスライドしてしまいました。
次回ちゃんと書きます・・・。
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2008/10/30 21:28 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ
最近観た映画
本日は『最近観た映画』についてです。
 
『隠し砦の三悪人』(オリジナル版)
『ロ-グ・アサシン』
『帝銀事件 死刑囚』
『アポカリプト』
『詩人の大冒険』
『仮面ライダー THE NEXT』
『バタフライ・エフェクト2』
『エボリューション』
『主人公は僕だった』
『ボーン・アルティメイタム』
『ボラット』
『悪い奴ほどよく眠る』
 
『隠し砦の三悪人』・・・初めて観たのは10年以上前だったと思います。以前観た時以上に面白く感じました。ダイナミックな構図、役者の生き生きとした好演、ハラドキの展開、ワタシが申し上げるまでも無くどれも素晴らしいです。オープニングをはじめ、そこ、ここに後年『スター・ウォーズ』がパクっ・・・いやオマージュを捧げたシーンが。火祭りのシーンのスケールのでかさは今の日本映画では考えられません。
 
『帝銀事件 死刑囚』・・・ワタシが生まれる前の事件ですので詳細は本作を観るまで知らなかったのですが、実際にこんな陰惨な事件があったことは衝撃でした。演出は確かで、観る者をグイグイ引っ張っていく力は凄いです。が、新聞記者がメインの、事件の真相を追究する前半から、終盤は限りなく冤罪に近いと思われる死刑囚がメインに変わってしまい、焦点がボケた感じもしました。各パートとも秀でているだけに惜しい。
 
『アポカリプト』・・・考証的に正しいのかどうかはワタシ的にはどうでもよい事で、この残虐な世界観を映像化したことが凄いです。表現的に間違っているかもしれませんが、本作は「高度な文明が他の文明を淘汰する」という世界の一部で起きた出来事で、俯瞰するとそういったことが連綿と繰り返され、現在もその途上にあることを示唆しているようにも取れます。考えすぎですか?
 
『仮面ライダー THE NEXT』・・・『でがらし魂4』の準備で再観。今回はディレクターズ・バージョンを鑑賞。
 
『エボリューション』・・・沢山の個性的なデザインのクリーチャーが登場。それが楽しいと観客が感じることを拒否するかのようにグロテスクなものばかり。今やビジネスモデルである「キャラクターの商品化」を潔く諦めたように感じられるところが素晴らしい。『X-ファイル』のモルダー捜査官がまさかのケツ出し。『ハンニバル』のクラリス捜査官がまさかのバカ演技。今となってはお宝映画と化してます。
 
『主人公は僕だった』・・・ウィル・フェレルの破壊的な演技が大好きですが、本作のいつもより抑え目の演技も悪くないです。しかしこの物語の前半のアイデア、10年以上前からワタシが人に話してたネタとほぼ同じ。先を越されました。
ここ数年、「作り手の登場人物に対しての責任」に敏感になりました。
物語を盛り上げる為・作劇上の配置として安易に「その登場人物が死ぬこと」に対して、嫌悪に近い感情を覚えるようになりました。
特に難病ものには生理的嫌悪に近い感情が芽生えてしまいます。
「登場人物というのは作者が生を与えた一つの人格である。その登場人物の人生は作者が決めるのだけれど、架空の人生であろうと作者はその人生に責任があるのではないか」と思うようになりました。アクション映画で出てきた直後に主人公にやられるザコキャラに対しては、そういう風に思わないのですが。何なんでしょうか?
本作はそんな最近のワタシの心情にもしっくり来る展開をみせるもんだから「もしやしてワタシの人生も誰か作者がいるのかな?」と思ったとか思わなかったとか正直思わなかったけど。
 
『ボラット/栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』・・・主役の俳優は相当頭が切れます。特に会話のシーンでのギャグのセンスは才気走っているものがあります。後進国出身のレポーターを装って「欧米的常識・良識」を笑い飛ばす、といった構図ですが、大笑いしたシーンが何箇所もあるも、善意で取材をOKしてくれたであろう人たちにさえ下品&失礼なことをして怒らせて楽しむ(ヤラせかもしれませんが)、という笑いの毒がキツ過ぎる箇所が多く、観てられなかったのも正直なところ。
 
その他は省略であります。

2008/10/24 23:59 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ
思い出の『スパルタンX』の旅
先日DVDをレンタルして『スパルタンX』を観ました。
『最近観た映画』の原稿で書いていたら、書きたいことが多くて長くなってしまいましたので、これ1本のみの感想で書くことにしました。
 
劇場でリアルタイムで観たこの作品、語ると『でがらし魂』級にとめどなくなりますが、我慢が出来ないので少しだけ。
 
劇場公開時の音楽が付いたバージョンで観たかったので、レンタルしてるお店を探しました。
過去TV放映されたバージョンは多分香港公開バージョンで、日本公開版より音楽が中国テイストの入ったものだったと思います。
原体験が日本公開版である為、もう1回、日本公開版が観たいとわざわざ探したのでした。
そしたらこれがずっとレンタル中で、来る日も来る日もレンタル中。毎週のようにレンタルビデオ屋に足を運ぶもレンタル中。そんなに旬の作品じゃないし、誰か延滞してるのでしょう。くそっ、誰だ借りてるの!?早く返しなさいよ。返さないと自宅に恐怖新聞配っちゃうよ!とか思う日々でしたが先日ようやく返却されていて借りることが出来ました。結局最初に借りに行ってから2ヶ月が経っていました。
こうなってくると『スパルタンX』への期待が自分の中で30割増しくらいに高まっていたのですが、いざ始まってみたら
 
♪ぴ~ひょろり~(笛の音)
 
・・・これ中国公開版じゃないの?騙された!!(← ていうか、勝手に勘違いしただけだけど)
 
ハ!?まてよ。
音声設定で中国語の他に英語があったな。もしやして・・・
設定を変えて再生してみると、
 
♪ちゃーちゃちゃら ちゃーちゃーちゃちゃー ちゃーちゃちゃー
 
おぉっ!これだ、これだよ!!ワタシの求めていた『スパルタンX』は!
今聴くと随分安っぽい音だが、そこは想像力で埋めて下駄を履かせるしかない!
 
本編は10年近くぶりに観たんですが、見事にチャイルディッシュな内容。
そりゃ中学生だった当時のワタシもハマるだけあるわという、中学生が考えたようなストーリー。
でも1つずつ挙げていくと、『でがらし魂』になっちゃうので泣く泣く割愛します。
 
2000年代に生きるものにとっては、80年代というのは何ともむずがゆく恥ずかしい時代だと思います。
今じゃ着られないカラフルなファッション、べっ甲ぶちのメガネ、一見無頓着、その実無頓着な髪型。ザッツ 香港映画80’s。若いっていいよね。
 
しかしジャッキー映画史上ベストバウトに挙げる方多数の(ワタシも1位)、ジャッキー様vsベニー・ユキーデのファイトシーンは何一つ色あせることの無い本物の迫力。
当時挑戦的なユキーデが何回言っても寸止めせずに本身で当ててくるので、ジャッキー様がキレた、という有名な逸話がありますが(それでもユキーデはニヤニヤ笑っていたそうですが)、その緊張感が他の作品に無い凄みとしてフィルムに定着しています。
メンバー仲の良いバンドが、良い作品を作るとは限らないと大槻ケンジさんが自身の著作で書いていました。解散寸前のバンドが、その拮抗する力関係により絶妙な化学反応を起こし、名盤を作り上げるなんて事もよくあるそうです。
そんな話を本作のジャッキー様とベニー・ユキーデの対決シーンを観ながら思い出してました。
 
そして今だから分かる、もっとも美味しい見せ場はジャッキー様が持っていってるワンマン振りとサモハン、ユン・ピョウとの力関係も垣間見えて、裏読みも楽しい。
 
ラストシーンは登場人物らの「終わらない夏」を象徴していて、これは『ジャッキー版 ずっこけ3人組』なんだと気付きました。
 
そんな風に軽い満足感を胸に観ていると、最後、サモハンをジャッキー様・ユン・ピョウが突き飛ばしたところでストップ・モーションで・・・なんてこった、NGシーンが無い!そのままストップ画像にエンドロールが流れてるよ!ワタシが劇場で観た『スパルタンX』ではない!?
 
ワタシの思い出の中にある『スパルタンX』探しの旅は、まだ続きそうです・・・。

2008/10/16 23:13 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ
テーマの深いプラモ映画『アイアンマン』
昨日の いさらレポートでも書きましたが、先週土曜に映画『アイアンマン』を観てきました。
 
『鋼鉄の男』というと、ワタシなんかはアーノルド・シュワルツェネッガーが出てるボディビルのドキュメンタリーを思い出すのですが、これが『更迭の男』ですと先ごろ問題発言で辞職した某国の大臣なんかを想起させるわけです。
 
今回観た『アイアンマン』はアメコミの映画なのですが、天才科学者兼大企業社長の主人公がパワードスーツを自作(ある意味手作り)、自ら着込んでやりたい放題やんちゃ尽くし、という内容。
これは日本のアニメ・コミックでありそうな話ですので、是非日本でも和風アイアンマン、いうなれば『和イアンマン』を制作してもらいたい、そう切に願うのであります。
 
主人公が一人ぼっちでプラモデルを作るようにコツコツとパワードスーツを製作する下りは、藤子・F・不二雄先生の『21エモン』みたいです。
続編もこのプラモ感覚を忘れずに製作して欲しいです。
 
同じくアメコミの映画化『ダークナイト』はタイトルどおりダークな内容でしたが、『アイアンマン』は気分爽快な映画化と思いきや、こちらも結構テーマは深刻でした。
自社兵器を利益優先で製造・輸出した結果、大義名分がどうであれ大量殺戮の一助を担っているという事実を突きつけられた主人公が、背負いきれぬ業の解消のためにアイアンマンになるといった、今のアメリカを象徴するような設定になっている為、どうしても 「こいつ(アイアンマン)のやってることも、見方を変えれば大国のやってることと変わりないじゃん」と、能天気に楽しめないのです。
 
「兵器製造輸出で巨万の富を築いた主人公」が「自社の兵器を使用して殺戮を行なう悪いヤツら(この「悪いヤツら」の定義も色々ありますが)」を「自社の兵器を売って得た富でパワードスーツを製造」してやっつける。
 
果たして、一番悪いヤツは誰なんでしょうか。
上記の図式が見事に「暴力の円環」を形作っています。
 
この構図があるためストーリーラインは中学生が考えたようなものにも拘らず、大人でも充分に鑑賞に堪える出来になってます。
 
それから役者について。アダルティなセレクトで、実力派ですが若々しさが皆無なところが特徴的。
ロバート・ダウニーJr.は、目ぇかっ開いた時の黒目の大きさと白目の充血具合が、いかにも不健康そうで死んだ魚を思わせて怖いです。
ジェフ・ブリッジスは、今までの出演作を知ってる人なら「何があったの!?」的変貌ぶり。
そしてテレンス・ハワード。あの傑作『ハッスル&フロウ』のヒモでラップの上手い主人公は素晴らしかった。この人、目がきれいなんですよね。『ハッスル―』のときはあんな目がきれいなヒモはいないんじゃないかと思った位。でも本作ではキューバ・グッティングJr.と観終わるまで間違えてました・・・。
 
ところで「プラモ感覚」で思い立ちましたが、我が国でプラモ感覚、ていうかプラモそのものが題材の『プラモ狂四郎』の実写映画化されたら観てみたいです。この手の変身もの・ロボットものを日本でやらない手は無いですよ!
 
それにしてもあの自由奔放な中年天才科学者、M氏を思わせるんですよね・・・。

2008/09/29 21:49 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ
最近観た映画
本日は『最近観た映画』についてです。
今回は比較的最近の映画が多かったです。
 
『ダイ・ハード4.0』
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』
『プラダを着た悪魔』
『ゾディアック』
『M:i:3』
『トランスフォーマー』
『ザ・シンプソンズ MOVIE』
『監督・ばんざい!』
『ベクシル 2077日本鎖国』
『広州殺人事件』
 
 
『ダイ・ハード4.0』・・・車が吹っ飛んできても紙一重でつぶされないで済んだり、落っこちた上が戦闘機だったり。これが『トゥルー・ライズ2』だったなら文句も出なかったでしょう。けれどこれが『ダイ・ハード』の最新作となれば「それは違うでしょ」とツッコまざるを得ません。確かに主人公ジョン・マクレーンは「なかなか死なない男」ですが、リアリティ皆無で、もはやコメディとしてしか見ることが出来ません。次作では宇宙にまで行ってしまいそうです。宇宙服なしで。それでも生還してくるのでしょう。「死ぬかと思った」とか言って。あ、『アルマゲドン』ってそんな話でしたね。あれも坊主頭のブルース・ウィリス主演でしたね。
ただ、悪いヤツなら女であろうとブン殴ることに躊躇しない主人公は、近年まれに見る痛快さ。
 
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』・・・段々ダーク・トーンが増していくこのシリーズ。それに比例して作品の出来も良くなっている気が。長い原作を2時間強で映像化しているせいか、クライマックスの展開は急ぎ過ぎの感も。1、2作目の頃は大丈夫だろうかこのシリーズ、と思ったものでしたが、今では続きが気になるようになりました。
 
『プラダを着た悪魔』・・・ファッション業界の描写、そこで生きる人々を描く視点には愛情があり、基本はよくある主人公の成長物語なれど、人間洞察に溢れたエピソードの積み重ねで深みのあるストーリーに。
「ワーキング・クラスの主人公がホワイトカラーの連中をギャフンといわせる」的な手垢にまみれた構図の話はよくありますが、本作はその辺も理性が効いており凡庸な構図と展開にはしません。主人公が一見気取った業界に身をおくことで偏見が無くなり成長していく過程を自然に見せながら、そこに染まりきれない主人公の心情がちゃんと描かれており、またそこから派生する恋人や旧友たちとの心の距離まで描くとあっては「もしや脚本家の実体験では?」と思わせるほど。
皆さんの周りにありませんでした?「自分は進学、彼女は就職。社会に出て成長した彼女は相変わらず子供な自分に愛想をつかし、職場の上司と結婚」なんて話。ワタシの学生時代の友人にもいました。
でも本作はそんなリアルな登場人物の心の変化を描きつつ、主人公の行動を1本芯の通ったものにしているので「安いラブ・コメディならこうなるだろうな」的展開はしません。
脚本のさじ加減は絶妙。演出も手堅い。出演者もそれぞれが好演。何よりもメリル・ストリープ演じる鉄の女編集長の(脚本レベルでの人物造形&彼女の演技の)素晴らしさ。それらが相まって出来た「ウェルメイドなコメディ」にとどまらない傑作です。
 
『ゾディアック』・・・結末が分かっている実録ものは、面白い作品はあまりありません。沈むと分かっている豪華客船の行く末をハラハラ観るなんて事はないし(ジェームズ・キャメロン監督の新作というだけで観に行きましたが)、スゴい完璧な嵐の中、漁船が垂直に立つくらいの波に飲み込まれても、事の顛末を知っている以上特にこれといった驚きはありませんでした。
しかし本作は顛末を知っていても、面白い。先が気になる。
画面の雰囲気は『大統領の陰謀』を思い出しましたが、そこは『ファイト・クラブ』のデビッド・フィンチャー、ケレン味ある演出でCGを効果的に駆使したり、「このカットはこういう演出かな?」というシーンにはひとひねり入れていたり、それが『パニック・ルーム』のように技巧主導でないので嫌味にならないのが良いです。
人物もちゃんと描かれており、次作が今まで以上に気になる監督に昇格しました。ワタシの中で。
長尺なれど、それを感じさせない面白さです。
 
『ザ・シンプソンズ MOVIE』・・・ワタシは『ザ・シンプソンズ』が大好きで、TVシリーズのDVDボックスはシーズン8まで持ってます。シーズン13くらいまでのエピソードは殆ど見たと思います(日本未公開の天皇ネタの回は未見ですが)。
本作について劇場公開時にブログで書こうと思ったことがありました。当時話題になった声優の変更問題についてです。しかしワタシがこのことを知ったのはファンの抗議の署名活動がピークに達していた時で、間もなくしてDVD発売の際はオリジナルメンバーでの吹替も収録ということで事態も収束に向かったので、署名に参加しなかったワタシが偉そうに論じることには後ろめたさがあり、書くのを見送りました。
今回ようやく本作を観たのですが、やはりオリジナルメンバーの声でなければシンプソンズではない!と強く感じました。劇場公開時の声優については、ワタシの周囲でもそれぞれ細かいところで感じ方が違うようですが個人的にはベッキーさんのリサだけは合格です。今後もオリジナルメンバーがご存命である限り、固定でキャスティングされることを切に願います。
 
『広州殺人事件』・・・チャウ・シンチーの名を一気に高めた『少林サッカー』『カンフー・ハッスル』の共通項に「弱い主人公が強くなって敵を倒す」という物語の骨子があります。これはカンフー映画のストーリー展開の黄金のパターンです。ただ彼の作品はその物語の辿り方がトリッキーで、物話が破綻するんじゃないかと思うぎりぎりのところでまとまっていく、といった一見行き当たりばったりな展開が特徴です。この作品も同様で煙に巻かれるような楽しさがあります。また、本作も『食神』等もそうですが、カンフー以外の題材で上記のカンフー映画の物語の骨子を用いて映画を作ることが多く、彼のカンフー映画への愛情が伺えます(本作は判事が主人公)。初期の作品では、ブルース・リーへのあからさまな愛情がほとばしることが多かったチャウ・シンチーの新作がハリウッド初進出、しかもリーの『グリーン・ホーネット』のリメイクで、リーが演じたカトー役と監督を兼任するとの事で大期待です。
 
その他は省略です。

2008/09/25 21:36 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ

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