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2024/05/18 15:06 |
最近自宅で観た映画

何日か日が空いてしまいましたが、最近自宅で観た映画4本です。
週末に独りで過ごすことになり、自由を謳歌して観たのでした。嗚呼、フリーダム。

『復讐者に憐れみを』
『無ケーカクの命中男』
『インクレディブル・ハルク』
『黄金の犬』

『復讐者に憐れみを』・・・殺伐とした救いの無い話らしい、とは事前の知識で知っていたので覚悟して観ました。確かに救いは無い話なのですが、艶のある画で生理的不快感はあまり起きませんでした。演出と役者の力で最後まで一気に観てしまいます。
邦題は観客側の願いでもあるのかなぁと思いました。鑑賞後何日も印象が強く残る映画です。

『無ケーカクの命中男』・・・『スモーキング・ハイ』のセス・ローゲン主演。こちらは『スーパーバッド』の姉妹編的内容で、年齢だけは大人になった男の本音が満載で、女性がご覧になると薄っぺらい男の実相が分かって幻滅するかも。でもこれが現実です。会話のギャグも相変わらず冴えて、最後はちょっと感動という男性映画の見本。

『インクレディブル・ハルク』・・・テンポがよく、アメコミ映画の定番「ヒーローが誕生するまでの過程を1時間くらい掛けて観客に付き合わせる」ということがなく、オープニング映像で片付けてしまうところが潔くよろし。ロケーションの効果も出て、飽きることがありません。スペクタクルなシーンで中和されてしまいますが、基本ハルクは可愛そうな身の上で、報われることなし。

『黄金の犬』・・・衝動的にレンタルしたのですが、これだけいびつで時代のパワーを感じさせる作品には久しぶりに出会いました。だからといって他人にお薦めできるかというと、そういうことではありません。
国家的陰謀に犬のロード・ムービーを合体させた内容ですが、バンバン人が死んでいきます。もう「情け容赦ない」とはこのことか、という位。主要なキャラも唐突に殺されますから気が抜けません。しかも池に漬物石を落としたような勢いで血が吹き出てます。
地井武男さんが、バラエティで活躍されている現在では考えられない極悪非道の殺し屋を演じております。
物語を通して一貫して出てくるのは犬と殺し屋地井さん。・・・どうやって観客は感情移入すればいいのでしょう!?
そんな感じで、アクション・サスペンスの定型を全く外した構成で、逆に印象に強く残るのでした。
レイティングが厳しくなった現在では、絶対に作れないでしょうね。
菅原文太さんがダンプの運転手という、当時ならニヤリの役どころで特別出演。

以上でございます。
今は『イングロリアス・バスターズ』を観に行きたいのですが、先々の予定を考えると中々難しそうです。

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2009/11/18 21:33 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ
最近自宅で観た映画
本日は久しぶりに観た映画についてです。
少しずつ感想を書いていったら、結構長くなったので今回は1ヶ月位前に観た4本について。残りは次回に書きます。
 
『アキレスと亀』
『ジャンパー』
『ビバリーヒルズ・コップ』
『スモーキング・ハイ』
 
『アキレスと亀』・・・前半の少年時代のパートは物語を語るという意思が感じられて引き込まれたのですが、青年時代、中年になった現在のパートで息切れしてしまった感があり。こちらをもう少しタイトにまとめれば『座頭市』以来の快作になったかもしれません。
 
『ジャンパー』・・・とにかくテンポが良く、観ていてストレスを感じません。観終わって何も残らないのも事実ですが、ビール片手に週末の夜などに観るには格好の映画でしょう。続編がありそうなラストではありますが、それすら観終わってしまうと「続編?あぁ、あったら観てもいいかな」程度のライトな後味で痛し痒しです。
 
『ビバリーヒルズ・コップ』・・・10年以上ぶりに観たと思います。『3』を学生時代に仲間たちと観に行ったことが懐かしいです。80年代のペラッペラなヒット曲がBGMに掛かる中、若々しくフレッシュな魅力(死語)に溢れたエディ・マーフィが動き回って物語を牽引していく様は、今観ても小気味良く楽しいです。
爽快な物語の中、アクション・コメディの割にはバイオレンス描写がキツめに感じるのは、レイティングが細分化された現在の映画に慣らされたせいでしょうか。昔はそんなに感じなかったのに。
特典映像も見もので、各場面でのロケ地と撮影時の裏話や製作秘話は興味深かったです。
元々本作はシルベスター・スタローンが主人公を演じる予定の企画がスタローンの意見を反映すると予算が掛かりすぎる為にエディ演じることに。その他のキャストは ほぼ確定していたために恋人役の白人女優は主人公の友人という設定に変更。スタローンはこの時のアイデアを元に『コブラ』を製作、という裏話は「そういえば当時の『ロードショー』に書いてあったような」とおぼろげな記憶まで思い出されました。
確かに当時、スタローンの次回作が色々噂される中、『コブラ』の製作が唐突に始まった印象がありましたが、ある程度出来上がっていた企画だからなのかと勝手に納得。
「規則や体面でがんじがらめの社会に、明るく自由なストレンジャーがやってきて引っ掻き回し、やがて周囲も感化されていく」というストーリーは、いつの時代でも受け入れられるでしょうし、実際ウィル・スミス辺りが今は嬉々として演じているようです。
もう数年位したら、リメイクが作られたりして。ウィル・スミス辺りで。
 
『スモーキング・ハイ』・・・意表をついたオープニングから、最近流行の「男性映画」(←『女性映画』に対抗して命名しました)の展開に。大人になりきれない独身男たちのだらしなくも、共感できる友情が描かれるのが男性映画の特徴ですが、今回はそこにアクションの要素をハイブリッド。中盤のカーアクションはかなり力入ってます。
ナンセンスに寄り過ぎるきらいもあって戸惑いもありましたが、アクション映画への茶化し(オマージュ?)とも取れて製作の意図が分かると楽しめてきます。再見するとかなり面白く感じる作品ではと思います。
ジェームズ・フランコがラリったハッパの売人役で、『スパイダーマン』シリーズの2枚目ボンボンのイメージを完全払拭する怪演です。
 
では残りは次回に。
 

2009/11/13 21:26 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ
やられた!ミクロマン映画化!?
以前、「日本のコンテンツで映像化したら絶対面白いと思うのは何か」と考えたことがあって(えぇ、ワタシはヒマですよ)、これだっ!!と思いついたのが『ミクロマン』でした。
 
ご存じ無い方にワタシのおぼろげな記憶から軽くご説明しますと、70年代にタカラ(現:タカラトミー)から発売されていたおもちゃで、体長10cmの人形「ミクロマン」が水晶型のカプセルに入って売られていました。
設定もちゃんとしていて、細かいことは忘れちゃいましたが他の星からやってきたミクロマンが地球にやってきて敵のアクロイヤー軍団と戦うという話で、普段は人間にその存在がバレないようにおもちゃのフリをしているというナイスな設定。つまりミクロマンを買った子供(当時のワタシ)は、自分のミクロマンが動き出さないか見守るという、虚構と現実を見事に橋渡しさせたアイデアです。
 
で、敵と戦うには色んなものが必要です。というわけでミクロ基地(従兄が持ってた)、ロボットマン(ワタシが持ってた)、体がマグネットで出来ているタイタン(従兄・ワタシとも色違いで持ってた)等、子供のセンス・オブ・ワンダーと親の財布は搾取される一方でありました。
仮面ライダー並みにキャラクターに思い入れのある中年はゴマンといるキラーコンテンツ。
続編も何作も作れるし、ワタシも観たいし。
 
こんなことを数年前に考えたことを思い出させてくれたのが、先日。
 
ネット・ニュースで「J.J.エイブラムスが『ミクロマン』を製作」とありました。
 
やられた!
でもJ.J.エイブラムスなら良いです。シリーズ倦怠期だった『ミッション・インポッシブル』も、『スター・トレック』も、彼の監督作はピリッとした快作になってましたし、製作に回った『クローバー・フィールド』もワタシは好き。
きっと面白い作品に仕上げてくれるに違いないでしょう。
 
けれど不安も若干。
アメリカ映画ということはタイトルも『ミクロマン』にはならないでしょうし、各キャラの名前も同様でしょう。日本人のワタシとしては違和感を覚えるかも。
 
きっとストーリーも人間の若者(もしくは子供)が主人公で、ミクロマンを家に置いていて地球存続の戦いに巻き込まれるというパターンでしょう。
CGなんかもバンバン使って表現して・・・
 
これって『トランスフォーマー』じゃん!!
 
しかもどっちもタカラのおもちゃだよ!!
 
いずれにしましてもJ.J.エイブラムス様、原作は『テレビマガジン』で連載していたマンガにして下さい。主人公の子供がロボットマンに乗る位までを(子供の頃大好きでした)。あと、キャラデザインを無理に現代風にアレンジしないで下さい。またお便りしますJ.J.様。一休(←ウソ)。

2009/11/11 21:37 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ
ワタシなら、こう作るね(恋愛映画篇)
最近、女子高生と大学講師の恋愛映画のCMが集中投下されてます。
この手のは『猟奇的な彼女』以来観てないのですが、どれも同じにみえてしまいます。

大体が主人公と恋に落ちる相手とは何らかの形でギャップがあります。持病があったりするのはその典型です。
恋も盛り上がってきた頃に、大体がその持病とやらが発症して・・・という話じゃないですか。
なんかワンパターンだなぁ・・・と思ってたら、ふと思いつきました。

じゃあワタシが恋愛映画を作るならどんな話にするか。
それでは『あさぶろ妄想劇場』、始まりー。

軽薄 諸美(けいはく もろみ)は女子高生。転校初日に寝坊。遅刻しそうになり、パンをくわえて家を出る諸美。くわえてたのがお魚だったらドラ猫とサザエさんに間違えられるところであった。

堅物 久三(かたぶつ きゅうぞう)は冴えない中年独身サラリーマン。この不況で、意図しないのに脱サラになりそうな今日この頃。いかがお過ごしですか、ボク久三です。今日も朝から寝坊で「そんなに会社来たくないなら、もうこなくてもいいんだぞ」攻撃を上司からくらいそう。

そんな諸美と久三、近所の曲がり角で接触。
「ぼんくらオヤジ」「放蕩娘」とお互いの印象は最悪。

ところが雨の日、捨て猫に牛乳をやる久三を見て諸美、胸キュン。死語。そして腐った牛乳を飲んだ捨て猫は2日後、他界。
捨て猫の屍を越えて、二人の恋は燃え上がるのであった。

そんな折、40億人に一人といわれる奇病に久三が罹ってしまう。

そこで諸美、一念発起。

猛勉強で大学受験どころか医学の研究書も読破。あっというまに奇病の特効薬を作る突破口を発見。
剣岳に生える薬草を取りに、吹雪・雪崩をものともせずに薬草ゲットの諸美。さっそく特効薬処方。

服用した久三はあっという間に元気になり、元気になりすぎてその後オリンピックで40年連続短距離金メダル。

その後ノーベル化学賞を受賞した諸美と、永遠のメダリスト久三は血痕、いや誤入力、結婚。「もろきゅうカップル」としてお茶の間を賑わすのでした。

めでたしめでたし。

こんな感じでどうでしょう?タイトルは『翔んだ年の差カップル』でお願いします。









2009/11/05 22:11 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ
涙腺決壊必見作『ルディ』
先日DVDで映画『ルディ』を観ました。
本作を初めて観たのはもう十年以上前。数年前に再見し、昨年DVDを入手したものの、今回まで未見でありました。
 
計3回観たのですが、何回観てもその感動というのは色あせることがありません。普通、繰り返し観るほど初回の感動は薄れるというものですが、『ルディ』は違います。劇中こらえようにも何度も目頭が熱くなり、何とか持ちこたえた涙腺も怒涛のクライマックスで決壊。おじさんからそんなに水分を取らないでください。ただでさえ潤いが不足してるんだから。
 
未見の方の為にご説明いたしますと『ルディ』は実話が元になっており、貧しい労働者階級の家に生まれたルディが、「ノートルダム大学のアメフト選手になって試合に出る」という子供の頃からの夢を叶えようと奮闘するお話。
ルディが夢を叶えるには、いくつもの障害を越えねばならず、学力が無い、金が無い、体が小さくて一流のアメフト選手には到底なれそうに無い、家族の理解は無い、学校の先生は無理だという、周囲は笑う。もうここまでだと普通諦めますよ。人生も諦めちゃうかも。
ところがそれでも諦めないのですよ、ルディは。
 
この時点で涙腺はやばいのですが、一つの障害を越える度に、可愛そうになってくるエピソードが待っています。それがまた涙腺を刺激するのです。
それでも、それでもルディは諦めません。
 
こうして迎えるラストは、愚直なまでに己の夢に向かっていった男の到達点です。もうワタシは毎回観ても嗚咽もんです。
 
ルディを演じるのはショーン・アスティン。ワタシの世代ですと「『グーニーズ』に出てた子役」と思い出すのですが、本作の後『ロード・オブ・ザ・リング』3部作でこれまたルディのような ひたむきで侠義あるホビットを演じて男を上げました。『ロード・―』での高評価は個人的にも大変嬉しかったです。
 
アメリカでは「90年代の『ロッキー』」といわれていたということからも、作品の出来が伺えるでしょう。
 
今回はDVD特典である実在のルディ・ルティガーのインタビューも観ました。
彼が読書障害だったことははじめて知りましたが、ちゃんと本編で分かる人には分かるように描かれていました。
その他も、この映像特典を観ると本編での描写の裏事情が分かり、鑑賞後の良いサブテキストにもなってます。
 
「夢には希望をもたらす力がある。周囲の人間に希望を与えられる。自分の信念を伝えることでもあるんだ。
不可能に思えても努力すれば夢は叶う。」
と目を潤ませながら語るリアル・ルディにまたしても涙腺決壊警報発令。
 
ちなみにその昔、マルス先輩に本作を薦め、マルス先輩も感動。それから二人の間では「ルーディ!ルーディ!」とガッツポーズをしながら走り回るワタシを、マルス先輩が「ノートルダム大学で・・・」とナレーションを入れるギャグ(なのか)が流行りました、って、どうでもいい情報ですね。
 
ちなみに本作の公開時の邦題が『ルディ/涙のウイニング・ラン』。
ご覧になった方はお分かりですが、ルディは競技場で泣いてなんかいないんです。
そう、この涙は観客が流したものなのでした。
 
「辛いときに観ると利く」、風邪薬のような1作。
そんなわけで未見の方は必見です。

2009/10/22 21:23 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ

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