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2024/05/18 15:43 |
富山の旅4 ニンニン
富山2日目は、初日の山に対して海へと向かいました。
最初は新湊。
思った以上に整備されたキレイな港でした。なんかトレンディードラマのロケが行われそうな雰囲気でした。ところでトレンディードラマってまだあるのでしょうか。日経トレンディは本屋で見かけますけど。
 
sinminato.JPG

sinminato2.JPG
 
ここは帆船「海王丸」があります。とりあえず撮影。ワタシが新湊を後にした2時間後に年10回しか行わない、海王丸の帆を全て張る総帆展帆があることを知りましたが、そこは時間の関係で断念。所要時間30分ほどで次の場所へ向かいました。
 
向かった先は氷見。
こちらはあの藤子不二雄A先生の出身地で、町のいたるところに藤子先生のキャラクターがいると聞いて、「これは行かねばならんだろう。『まんが道』全巻持ってる身としては」とウキウキしながら車を運転するのでした。
 
まず現地で探したのは「湊川カラクリ時計」。以前テレビで観たことがありますが、『忍者ハットリくん』のキャラクターのカラクリ時計で、9~19時のちょうどに人形が出てくるらしいのです。そして時間は今午前10時45分。早く探さないと。
焦りつつ、しばし氷見の町をぐるぐる回っているうちに時間は10時50分過ぎ。
これでは11時のカラクリショーが観れないかも・・・。
そうこうしていると、川べりで家族連れが見物している風で立っているのを発見。見当をつけて車を停めて向かってみると、そこが現地でした。時間は10時55分。間に合った。
 
周りに人が集まってきます。
そして11時。
ハットリくんの「ニンニン」の声のあと「♪ちゃーちゃちゃ ちゃーちゃー、ちゃちゃちゃちゃちゃー」とハットリくんのテーマがながれ川に渡されたカラクリ時計のギヤが回り始めます。
 
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・・・あ、ケムマキだっ!影千代も!
噴水と共に人形がせりあがってきます。
 
 himi2.JPG
 
あ!ハットリくんにシンちゃん、獅子丸も!

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シャッターチャンスありまくり!ワタシのほかにも夢中になってデジカメ撮る良いトシした大人が続出。
ハットリくんの「ニンニン」という声と共に、ハットリくんとケムマキの忍法合戦を表現した噴水合戦が始まりました。水掛け論?

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ワタシ、この時点でよっぽど嬉しかったのか、無意識に声を出して楽しそうに笑ってました。
そしてそしてケン一がセンターに出てきて、キャラ揃い踏み。またしてもシャッターチャァァァンス!!
 
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・・・終わった。
ありがとう『忍者ハットリくん』。ありがとう藤子不二雄先生。いい夢見たよ。ところでケン一はなぜ獅子頭を持っていたのでしょう。それから造形はアレですので、M氏に作ってもらった方がナニでしょう。
 
カラクリショーが観れてご満悦のワタシは、そのまま氷見の商店街にある藤子先生デザインの魚キャラシリーズ「お魚紳士録」とハットリくんたちが点在する氷見の街を練り歩き。
 
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しかも「氷見市潮風ギャラリー」では「藤子不二雄Aまんが展」を開催してるじゃありませんか。もちろん入館しましたよ。
なんと、藤子先生の原画が多数展示されてるじゃありませんか!!
『忍者ハットリくん』(しかも当時掲載された『コロコロコミック』は多分小学生のワタシが持っていたと思います。その原画を見れるなんて。)『プロゴルファー猿』『笑うせぇるすまん』、そして『まんが道』の原画!
うぅ傑作『まんが道』の原画が富山で見れるなんて。幸せ・・・。
 
窓口の方に撮影してもいいか訪ねると、原画の撮影は不可ですが入り口は良いとのこと。
そうして撮らせていただいたのが下の画像。
 
himi9.JPG
 
この後、藤子先生の生家である光禅寺でキャラの石像を見て、ゆるゆると家路を辿ったのでした。
あぁ小学生以来の藤子先生熱が再燃してきた!

himi11.JPG 

結局最も印象に残ったのは棟方志功と藤子不二雄A先生でした。
以上、富山の旅、おしまいです!

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2009/10/31 20:22 | Comments(0) | TrackBack() | おでかけ
富山の旅3 志功に開眼
五箇山を後にして、お次は城端(じょうはな)に向かいました。
 
善徳寺周辺を軽く散策(デジカメを撮ったのですが、ガイドブックと全く同じアングルになったのでボツにしました)。
小奇麗な街だなぁというのがその印象。
ゆっくり時間を過ごしたいのも やまやまでしたが、本日中に行きたい場所があったので移動することにしました。
 
向かった先は福光。「棟方志功記念館 愛染苑」に行きたかったのです。
福光は板画家の棟方志功が戦時中疎開した場所で、7年近くの福光時代に、多くの傑作を生み出しました。今回の旅行まで、そんなことは全く知らなかったのですが、今ではこんなに物知りです。
 
棟方志功は「漫画チックな女の版画の人」位にしか認識が無かったのですが、今回の旅を企画した際、この愛染苑のことが少し気にかかりました。
その何日か後、ワタシが愛読するある方のブログに棟方志功の事が書かれていました。
以前にも書きましたが、ワタシは経験上から「2度自分に同じことが起こったら、それは偶然ではなく何か意味のあることだ」というルールを持っています。
棟方志功のゆかりの地に旅行する直前に、志功の記事を読むというのは何か意味があるに違いない、と「行けたら行く」位の気持だったのを改め、行程に組み込めないか考え始めました。
当初は福光へ行くルートを設定していなかったのですが、ヨメが城端を見たいというのでこれまた直前にコース変更。福光が行程に組み込まれることになりました。
 
こうした展開からも何かあるのではと、ちょっとした期待もして向かったのでした。
そして愛染苑。
隣接する青花堂、向かいの志功の住まいだった鯉雨画斎(りうがさい)と併せて入館料300円。安すぎます。
愛染苑をみると、今見てもポップなカレンダーの版画等、ワタシの知らなかった志功の作品があります。が、正直申し上げまして、あまり心が動かず「へぇー」といった感じでした。
果たして、ここに来たことに意味があったのか・・・。
 
隣の青花堂へといってみました。
青花堂は志功の最大の協力者の石崎俊彦の旧宅で、石崎が収集した民芸品が置かれてます。
この石崎俊彦という方の解説を読んでいて、ワタシの中で盛り上がってくるものがありました。
田舎で志功の才能を見抜いていた石崎。後に志功の最大の理解者&協力者になっていった男の物語は、志功以上に圧倒的に共感させられるものがありました。
 
・・・あ、恐れ多くも、もし志功がM氏なら、ワタシは・・・。
M氏と自分の関係を肯定されている気がしました。
これからも自分の目で、自分がいいと思ったものを賛美してリスペクトしていけばいいのでしょう。
来た意味が分かった途端に、志功の作品も好きになりました。
 
続いて行った鯉雨画斎には、案内をしてくださる高齢の職員がいて、富山弁交じりで熱く志功の逸話を語ります。知らず知らずの内に志功の時代へと引き込まれて、戦中戦後間もない頃でも尽きない創作意欲で活動していた志功とM氏が重なります。
 
職員の方も熱が入ったのか「まだ時間ある?よければまだ話すよ」と、結局閉館時まで逸話をしゃべりまくり。ワタシはここに来たことを心の底から喜んでました。この度一番の興奮&感動。
 
鯉雨画斎を出ると辺りは薄暗くなっており、向かいの愛染苑も事務所以外は暗くなっていました。けれどワタシは愛染苑へと足を向けました。
帰り支度を始めている職員さんに、入り口で販売していた棟方志功の作品集を売ってもらえないか頼む為です。
基本シャイなワタシがここまでやるのは珍しいのです。それだけ興奮していました。
 
めでたく作品集も買うことが出来て、その後の車中はテンション高くしゃべり倒したのでした。
 
(もう少し続く)

munakata.JPG
 

2009/10/30 22:44 | Comments(0) | TrackBack() | おでかけ
富山の旅2 菅沼~上梨~相倉
行徳寺・岩瀬家を後にして、五箇山は菅沼集落へと向かいました。
飛騨合掌ラインのカーブを曲がると左手眼下にテーマパークのような菅沼集落と庄川、その後ろにそびえる山々が見えてきます。
駐車場は結構な混みようで、美観を維持するべく舗装等、お金が掛かっているのが分かります。
 
早速、集落に入ってみれば映画のセットのよう。
 
suganuma.JPG 
 
町なら下水が流れているはずの道端には清水が流れ、BSアンテナは景観に配慮して塗装してあります。やっぱテーマパークっすよ。
 
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売店には美味しそうなものが並んでます。この旅は食い倒れることが目的の一つでもありますので、五平餅を買いました。五平餅は、平たい木の棒に小判型の餅がキャンデーのように付いていて表面に味噌を塗って焼いたもの。香ばしいその香りが食欲をそそります。お味の方は、こちらは訊いていただきたい、とても旨いやったです。
で、この売店でお土産を物色していると、凄いアイテム発見!
 
834f4e9c.jpeg
 
ていうか箱が凄いんですけど。
「YTVでおなじみの」って、あいにく新潟はYTV映らないんですよ。残念ながら。
しかも液晶・プラズマの時代にこのテレビは時代を先取りしすぎて遅れて見えます。
 
お土産も買って、展望台に向かいました。これが凄いのです。
山に歩行者用のトンネルが掘ってあり、山向こうの諸施設(五箇山生活館等)に通じているだけでも凄いのに、途中にエレベーターがあり、昇ると展望台に着くのです。
この施設も新しく、設備も整っています。
まるで、秘密基地みたいです。山が割れて戦闘機やスーパーロボットなんかも出しちゃいなよ、この際。って、どの際だか分かりませんが興奮したのは事実です。
 
で、展望台。
これが確かに良い景色。

suganuma4.JPG

suganuma5.JPG
 
菅沼を楽しんだ後、途中、上梨で昼食を取って(山菜蕎麦と山菜ご飯に五箇山豆腐という食い倒れ定食)、村上家に入館し(こきりこ節の上手な、堂々とした語りっぷりのご主人が印象的)、相倉へ向かいました。

こちらは菅沼よりも大きな集落です。合掌造りの家がそのまま民宿になっているのが目立ちます。
こちらでも一回りしたあと、ぜんざいを食しました。普段は小食のワタシが本当に食い倒れようという勢いです。正月か?
 
ainokura.JPG
 
さあ相倉も楽しんだ。まだ時間があるので、一箇所でも多くの場所へ行きたい!と次のスポットへと向かうのでした。
 
(まだ続く)

2009/10/29 22:19 | Comments(0) | TrackBack() | おでかけ
富山の旅1 合掌造りのグリム家
先週の土日と旅に出ておりました。
 
行き先は富山。
富山は親戚がいるため、年に何回も足を運ぶものの毎回、親戚回りと墓参りで終わってしまうので観光といった趣はありません。で、そんな「近くて遠い」富山へ観光主体で行ってみようという初の試みでありました。
 
朝の7時過ぎに出発し、とある高速のサービスエリアで朝食を。悩んだ挙句、食い倒れてやるオーラを全開にして、朝から醤油とんこつラーメンを頼みました。お味の方は訊かないでいただきたい。
 
富山インターで一旦高速を降り、入院中の祖母を見舞い、再び高速へ。
向かった先は五箇山でした。
 
五箇山は昔ながらの合掌造りの家屋が点在する集落があり、菅沼・相倉の集落は世界遺産に登録されています。
その両集落へ行く前に、行徳寺と岩瀬家という民家を見に行きました。
なんといいますか、紅葉が始まった山が目前にあり、渓谷に渡る橋があり、昔ながらの街並みがあり。旅の気分は嫌が応にも盛り上がってきます。
 
行徳寺と岩瀬家は隣り合わせで、観光客の為にトイレ完備の駐車場もあります。
まず行徳寺の方に行ってみますと・・・
 
「ギャー、ギャー」
 
うおっ!カラスが茅葺きの山門の上と周りに10羽近くいるではありませんか。羅生門か!?
ひとまずお参りをして岩瀬家へ。
 
iwase.JPG
 
入館料を払って屋内へ上がると、黒光りするぶっとい柱や囲炉裏が。囲炉裏前には初老の男性がおり「どうぞ、こちらへ。話をしますから」と手招きをしてます。
行ってみると、座るように促され、囲炉裏で沸かしているお茶を振舞われました。このお茶がこれまた美味しい。後で売店を見たら、どくだみ茶だったようです。でもなんかこの展開、グリム童話の日本版っぽくないですか?
お茶を飲んだら昏倒して、おじちゃんは狼に実は食われてて、この民家はチョコで出来てて。そんな展開が待っているのでしょうか。
とりあえずお茶を飲みながら、あたりを見回して初老の男性との会話の接点を見出そうとしました。
 
ワタシ 「うわー、柱ぶっといなー」
 
男性 「・・・」
 
ワタシ 「・・・へぇー凄いなぁ。囲炉裏、良い味出てるなー」
 
男性 「・・・ではね、話を始めます。」
 
事務的!事務的なり!!ワタシの気遣い無駄遣いだったなりぃ!!!
 
お話はタメになるものでした。この合掌造りの家屋はクギやクサビを使用していないこと。2000戸あった合掌造りの家屋も、現在ではごくわずかになったこと。上の階では蚕を飼っていたこと。話の中に出てきた「お蚕さん」という呼称も、暮らしの中に養蚕があったことの名残なのだなぁと、そんなとこに知ることのない暮らしぶりを感じました。
 
iwase2.JPG
 
縁側から覗く庭には池があり、鯉が泳いでいます。
そしてその奥の林には、川(沢?)が流れザーッという音がしてます。町の人間からすれば、今となっては贅沢な居住空間です。
階上は階下が透けて見えるくらいの感覚で足場が組まれており、歩けば木がたわむのが分かります。
 
とりあえず旅の序盤としては上々でしょうか。
次は菅沼集落へと向かいました。
 
(続く)
 
追記:旅から帰ってからガイドブックを見直してびっくり。あの初老の男性は、五箇山マイスターとしてガイドブックに思いっきり写真が載っていたのでした。
話が終わって最後、囲炉裏に栗が吊るされていたのを、何のためにやってるんですか?と訊いたところ「これは栗に虫がつかない為にやってるんですよ」とちゃんと答えてくれました。一応フォローしておきます。

2009/10/28 21:40 | Comments(0) | TrackBack() | おでかけ
楽しや、まちなみ歴史散策
本日は早朝より いさらレポートを更新して、おでかけの準備をしておりました。

何の準備かと申しますと、この連休に高田本町で『城下町花ロード』という催し物と併せて、町屋が公開されるというので、それらを観に行くのでした。
本ブログにも書きましたが、春に初めて「旧今井染物屋」さんを見学。地元で手軽に日常から隔絶される感覚にハマって、いつかまた公開された町屋を観に行きたいと思っておりました。

先週末に上越市立総合博物館へ出かけた際に、今回の町屋公開のチラシを見つけ、今週末の予定が自動的に決まったのでした。

まずはガイドさんの案内する町屋巡りに参加。
子供の頃から通っていた道沿いに、明治時代に牛丼屋だった建物があったり、中学時代によく立ち寄った本屋の並びに古くから続く毛抜きの専門店があったりと、カルチャーショック。

ついこの前までは日活の映画館だった所は明治時代は「高田座」という芝居小屋だったそうで、レトロな雰囲気がたまりませんでした。
本日は夕方よりライブがあるため、バンドの方々がリハーサル中の映画館の内部を見学。
山口洋さんがここでライブをやられたら・・・と、しばし夢想してました。

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「本日実演」の「うかんむり」が取れているところがグッジョブです。マジで。

ガイドさんの案内が終わったあとは、「旧金津憲太郎桶店」を見て、それと同時に花ロードのスタンプラリーまで始めちゃいました。当たるといいな、1万円の食事券。

やっぱり町屋巡りはいいです。次回も絶対に行きます。
しかしワタシも趣味嗜好が変わったよな・・・。

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2009/10/11 21:41 | Comments(0) | TrackBack() | おでかけ

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