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2025/03/19 04:59 |
映画や本で倦怠期
そろそろ『最近観た映画』を更新しよう思いましたが、まだ1本も映画の感想を書いていませんでした。ダメじゃんすか。
 
しょっちゅう映画を観ていると、周期的に倦怠期がやってきます。
ここで、感性をゆさぶる自分的大ヒット作にめぐり会うと、一瞬でその倦怠期は吹き飛んでしまうのですが、そういった作品に会えないと倦怠期を脱するまで黙々と手元の映画を「消化する」ことになります。
 
これは読書にも当てはまり、書店・古本屋で「ぎゃーこれいいじゃん絶対買いだよ買うに決まってます」級の勢いで本を(こういうときは大抵複数冊)購入するのですが、妙に几帳面なところがありまして購入した順から読むのがワタシの基本ルールです。映画も同じです。録画した順、手に入れた順に観ていくのが基本です。
そうしますとテンション高く「これ読みたいー!これ観たいー!」と入手した映画や本はすぐには読まれずに、先に手元にある作品をやっつけた後に観たり読まれたりします。
そうすると困ったことに、その作品の順番が回ってくる頃には興味が無くなっていることが往々にして起こります。結局、観たい・読みたい作品ばかりを手元に置いたはずなのに、いつのまにか「観たい作品を観るには、いくつもの特に今観たくない作品をやっつけなくてはならない」という図式に陥ります。
この図式に疲れた時、倦怠期がやってくるようです。
 
ここ1カ月位は手元にある未見の作品か、既に観たDVDの再見のみで、レンタルされ始めた程度の準新作は全く見ておりません。
勿論観たい欲求はあるのですが、不良債権を処理しないことには健全な状態には持ってけません、って何が不良債権だっていう話です。自分で入手しといて。
 
DVDの再見は純粋に楽しいです。筋も分かっている作品を気軽に楽しむのは、ストレスがかかりません。
なので何だかんだでプレーヤーにかかるのは、DVD所有のタイトルでもよりストレスのかからない同傾向の作品ばかり。
結局、所有のDVDで一番繰り返し観てるのは『燃えよドラゴン』です。こういうところに自分の嗜好というのが出てくるのだなあと思います。

ここまで書いといて今が倦怠期かというと、別にそうでもないんですけども。でもお気に入りの映画を観直すのは映画の倦怠期の解消法の一つだと思います。
 
・・・えー結局、最近観た映画のこと書けませんでした・・・。
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2009/02/10 21:59 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ
むしろジェームズ・『ボーン』…『007 慰めの報酬』
というわけで(どういうわけかは前回のブログをお読みください)、映画『007 慰めの報酬』を観に行ってきました。
行ってきたのは先週日曜日、2月1日映画の日。初回に向け劇場へ足を運べば、駐車場に一杯の車。
 
「おうおう、映画の日を狙って観に来るものばかりとは、小市民ばかりでご苦労なことじゃのう。」
 
うそぶいてはみたものの、そんな小市民の車で埋まった駐車場で空いたスペースを探すワタシはまぎれもなく小市民でした。
劇場から離れた場所で車を止め、映画館に入ってみれば朝の9時半というのにロビーは結構な混雑ぶり。
みんな007観るのかな。座れるかな。あの若い娘たちも007観るのかな。あれは『赤い糸』か。やっぱ『20世紀少年』が大多数だろうか。目の前のカップルは『感染列島』に行ったな。
こうやって、作品の入場具合や客層の情報を生で確認するのは楽しいです。
 
そうして上映時間が近づき入場してみると、半分くらいの入り。
そこで気がついたのですが、観に来てる人は男性が8割位で、しかもその殆どが50代位の方々です。
このオヤジ率の高さ。ワタシが男性客の中で一番若そうでした。いやホントの話。007がいかに50代の男性から人気があるか分かりました。逆にいえば若年層にアピールしないのでしょうか。こんなに面白いのに。
 
さて本編はといいますと。
本作観る前日に『カジノ・ロワイヤル』再見して予習したのですが、観といて良かったです。
『カジノー』から話は直接繋がってますし、前作からの脇役や設定が多数出てきます。
また、製作側は今までの007シリーズでのお約束を残しながら、出来る限りワンパターンに陥らずに新しい観客を呼び込もうと腐心した跡が全編に感じられます。
冒頭の恒例のあのシーンは無いですし(いや正確にはあるんですけど)、アクションシーンの演出は『ジェイソン・ボーン』シリーズからの影響が顕著です。
ここまで色んな作品で『ジェイソン・ボーン』シリーズに類似した演出をされると、若干食傷気味になってきました。
007シリーズのアクション・シーンはスタントショーの趣があり、ワンカットでVFXなしでスタントを行っていることを見せるために、カメラは引き気味でブレないのが一昔前までの常套でした。カメラをブレさせて、短いカットでスタントを繋いでしまわれると欲求不満が残ります。だって007だもん。
 
ある場面は、『フェイス・オフ』を想起させ、またある場面では『PROMISE』で真田広之さんが、木から落ちる様を真上からワンカットで撮った演出のアレンジ版と感じることがありました。
とはいえ、色んな作品のおいしいとこつまみ食いのような仕上がりかというとそうとまでは言いません。
ここは外せないオープニングテーマは、「今まさにワタシは007を観ているぅ」とテンションが上がりますし、観る時代によっては浮世離れしすぎてリアリティ皆無にも感じることがあるシリーズ特有のゴージャスさは、今の時代には「せめて映画で金持ち気分」てな効能もあるかも知れません。
「こんなシケたホテルに泊まれるか!」と用意された宿から高級ホテルに強引に鞍替えするボンドは正に不景気知らずです。前作『カジノロイヤル』でも諜報機関に「ギャンブルでスッたから金送れ」とまるで放蕩息子のようだったし。
 
そうそう、マルス先輩がメールで書いていたブラックカード、一瞬出てきました。
ブラックカードというものを知らなきゃ全くスルーしてました。
 
また敵役が阿部サダヲさん似で小悪党ヅラで弱そうでした。
 
全般的には『ゴールドフィンガー』のオマージュがあったりしたものの、極力既存の007映画から離れようとする余り、007映画の持つ独特の何かが欠けていたような・・・『カジノロイヤル』はそんなことなかったんですけど・・・そうだ、悪役です!どこか漫画チックな悪役が今回は欠けていました。
義眼でビーム出しちゃったりするキャラや、キャタピラで移動する基地とか、敵側に配置して欲しかったです。
敢えて避けたのかもしれませんが、そこは外せない所かと。
とはいえ、畳み掛けるような筋運びの中、クライマックスに007とヒロインが、潜入しにくそうな場所にある敵の本拠地にあっけなく潜入しまったりする大味さも含まれていたりしますが基本的に満足です。
 
例によって帰路は007のテーマを口ずさみながら、ボンドのように車をぶつけながら走ろうとする自分に気づき慄然。感化され易いのです、相変わらず。あ『ボーン・アルティメイタム』観た帰りもそうでしたな。

2009/02/08 06:03 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ
獅子舞ダラすべり考
先日、横浜在住のマルス先輩より旧暦の大晦日ということで、(多分)中華街でのお祭りの様子を写した画像をメールで送っていただきました。
中国の獅子舞が舞っている様は、まさに映画『ワンス・アポンア・タイム・イン・チャイナ/天地争覇』(←通称「ワンチャイ」)『ヤングマスター師弟出馬』を思わせました。

マルス先輩に「凄い!『ワンチャイ』みたいですね!」と感想メールを送ると、「まさにワンチャイですよ!」と何種類かの獅子頭が展示された画像が送られてきました。あぁワタシも見たかった・・・。
仕方ないので、マルス先輩から今度土産話を伺うとして、『ヤングマスター』か『ワンチャイ』シリーズ観直したくなりました。と思ったもののDVDは実家に置いてきてました。
ちなみに『ワンチャイ』シリーズは今を遡ること10年以上前、マルス先輩に「これ面白いから観て下さいよぉ~お願いだからぁぁ~」と無理やり薦めたところ、マルス先輩の一家全員がハマってしまい、以後しばらくはマルス先輩が帰宅するとテレビでは『ワンチャイ』シリーズが映っていたという、局地的ヘビーロー テーションを引き起こした傑作シリーズ。現在の感性で再見した場合、以前と同じように感じるかは分かりませんが、ワイヤーアクションの一つの到達点であり、ジェット・リー主演作のベストと言ってもいいでしょう。未見の方は是非ご覧下さいませ。

その『ワンチャイ/天地争覇』では中国獅子舞が大挙して、優勝旗の代わりともいうべき札を奪い合うという競技(?)が出てきます。『ヤングマスター』でも獅子舞の障害物レースのようなコースの果てに両獅子が札(だったと思う)を奪い合ってました。中国獅子舞には祝い事に舞うだけでなく、競技のようなものも あるようです。

そこでふと思ったのですが、日本の獅子舞には競技がないんでしょうか?
消防の出ぞめ式の竹ばしごの上とか、神輿の上で神社のお札を奪い合うなんてどうでしょう。バチあたりでしょうか?
それとか、日本の獅子舞は身軽そうだから、ヤマカシのように町中を縦横無尽に駆け巡りながらご祝儀を銜えまくるとか。
または毎年正月にニュースでやってる今年の福オトコを決める神社での競争をみんな獅子舞姿で行うとか、正月仕様に違法装飾した車にハコ乗りして獅子舞を踊るとか、それを取り締まる警察の方々も獅子舞姿だとか、獅子舞被った「獅子舞強盗」なんか出ちゃってめでたいんだか全然めでたくないんだか分らないとか、 一体ワタシは何を書いてるのでしょうか!?

そういえば最近、『忍者ハットリくん』のキャラクターに「ししまる」という忍者犬がいたことを思い出しました。全く関係ないですけど。

2009/01/27 20:31 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ
最近観た映画
本日は今年1発目の『最近観た映画』です。
近々今年初の映画鑑賞に行く予定です。さて何を観に行くつもりでしょうか!?

『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』
『シッコ』
『フォーガットン』
『カジュアリティーズ』
『喜劇王』
『APPLE SEED SAGA /エクスマキナ』
『008 皇帝ミッション』

『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』・・・まずは本作に纏わる小さな個人的シンクロについて。エンディングテーマがチャット・モンチーの曲でしたが、たまたま1ヶ月ほど前にCDを入手して通勤時の車で聞いていた曲でした。そしてエンドロールを見ていると撮影は石川県の能登方面で行なわれたとのこと。本作を観終わった2日後に能登へ旅行に行くことになっていました。
本編の方は悲劇すれすれの喜劇というか、永瀬正敏さん演じた兄のパートなんか相当に笑えない展開なのですが、永作博美さん演じる天然の兄嫁(凄くイイ!)を配置することによって救っていたりと、作劇上のうまさを感じます。
マンガチックな登場人物に、巧みな演出。このような題材を演出する際は、とかく間を重視した演出か、技巧に走りポップに寄り過ぎる仕上がりになるものですが、本作ではここぞというところでのみCGを使うなど自己満足にはなっていません。観ていてダレ場を感じなかったのも見事。佐藤江梨子さんもハマり役。
ただ一つ、ラスト、ある人物の一言が事態の収束を予感させますが、あれだけの愛想渦巻く長年の因縁は簡単に昇華しないと思うのですが・・・。そこだけが引っかかりました。
あ、能登へは旅行行きましたがロケ地は分からず仕舞いでした。

『シッコ』・・・アメリカには国民健康保険がないことを本作が話題になっていた頃初めて知りましたが、本編を観てその現状の厳しさを認識しました。本当のことはいつも一握りの人たちしか知らないんだなぁと、「世界は一部の権力者によって動かされている」説を一段と信じるようになりました。ちなみに本作を元日の早朝から観てました。おめでたい気分にはなれませんでした。何故本作をセレクトしたんだろ?

『フォーガットン』・・・筋立ては面白そうで、観てみれば・・・。公開時からオチが話題になっていましたが、M・ナイト・シャマラン監督の作品に似て、未見の方の手前、非常に感想を述べ難い類の作品です。面白いか否かは、このオチが許せるか否かに寄ります。オープニングから頻発する空撮がオチを示唆していることに途中から気付きました。

『カジュアリティーズ』・・・今まで内容がヘビーそうなので、気になりながらも敬遠してました。ブライアン・デ・パルマ監督らしいステディカムを使用した長回し等、今となっては品格ある演出技巧により、「映画を観ている」という気分にさせてくれます。話はやはりヘビーでしたが、まだ病気になる前の若々しいマイケル・J・フォックスや、『初体験リッジモンド・ハイ』の頃の面影を残すショーン・ペンの演技、今や売れっ子のジョン・C・ライリーなど、今だからこその見所も多し。

『喜劇王』・・・ジョン・ウー監督作のパロディや、『ドラゴン怒りの鉄拳』のパロディーでなく最早「完コピ」等、映画好きが笑えるシーンが多々あるだけでなく、知らない人でも2、3箇所は爆笑出来るシーンのあるチャウ・シンチー『少林サッカー』以前の快作。この時期まで来ると、作品にある種の安定感というか、大御所の風格が漂ってきてると思うのはワタシだけでしょうか。ジャッキー様も特別出演。観終わってみると話に強引なところが多々ある事に気付くも、鑑賞中はそんなことを感じさせない面白さ。

『エクスマキナ』・・・フルCGの本作(前作を含め)、ゲームのムービー画面を観ているような印象で、そこに配置された人物の描写もゲーム的なものを感じます。
しかし話はスケールもでかくスペクタクルも用意しているし、観客を楽しませるだけのものはちゃんと提示してます。
ただ一つだけ書かせていただくと、あれだけ近代化が進んだ都市で、カラスやネズミやノラ猫や勿論道路で轢かれて死んでるタヌキなんかいやしないクリーンな未来都市で、白いハトだけは飛びまくってんのですよ!!おかしくない!?いや、まあジョン・ウーがプロデュースとなれば白ハトは飛ぶでしょうけども。だったら通行人にハトのフンが当たる描写とかして欲しかった!本筋とは関係なくても!

『008 皇帝ミッション』・・・7、8年前に観て以来の再見。初見の際は2、3分ごとにかまされるギャグのテンポの良さに『Mr.BOO! アヒルの警備保障』を観た時のような楽しさを覚えたものですが、今回はそれほどでもなかったです。ギャグが風化したんでしょうか・・・。

以上、今回は全作感想書きました!

2009/01/22 20:29 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ
最近観た映画
今回は今年最後の「最近観た映画」です。そろっと劇場で映画を堪能したい今日この頃。
 
『プレステージ』
『傷だらけの男たち』
『エターナル・サンシャイン』
『ディセント』
『エバン・オールマイティ』
『パンズ・ラビリンス』
 
『プレステージ』・・・クリストファー・ノーラン監督の作品は、殺伐とした人物描写が特徴に思えます。ワタシが観たどの作品にも、目的のために他社を犠牲にすることも厭わない冷血な人間が出てきました。それがクールでスタイリッシュな映像とマッチしていました。本作もさすが飽きさせない出来となっていますが、話(仕掛け)の為に登場人物が存在している感が強く、血の通っていない冷たい印象を受けました。
 
『傷だらけの男たち』・・・同じトニー・レオン、金城武主演作『レッド・クリフ』を観た直後での鑑賞。心なしか『レッド―』に比べ、2人とも気の抜けたような顔付きになっています。何かあったんでしょうか。
アンドリュー・ラウ、アラン・マックの作品は『インファナル・アフェアⅡ』を観た時から、どうも終始カメラが動いていて音楽がいつも鳴っている、力量は無くはないんだけれど観客を飽きさせないようにする余り、演出が落ち着かないように感じていました。それは『頭文字D』を再見した際、確信に変わりました。本作も演出が「手法」から抜け出ていないような感じを受けました。ですが香港でこのようなストーリーに力を入れたハードボイルド作品を一線の俳優ダブル主演で予算をかけて作れる地位にあるというのは凄いことだと思います。
 
『エターナル・サンシャイン』・・・日常的SF(というジャンルがあるかは知りませんが)でCGが無い時代の作品(『スローターハウス5』とか)を思い起こさせるローテク主体の作品に久しぶりに出逢いました。逆に新鮮です。藤子・F・不二雄先生の作品を想起させられました。ジム・キャリーの演技もうるさくなくて好感。ケイト・ウィンスレットの天然キャラが意外にハマってました。
 
『ディセント』・・・低予算で如何に面白いものを作るか、作り手が頭を使ったのが観ていても分かります。開巻直後のショック・シーンや空撮の自然描写で興味を引かれ、中盤までは洞窟探検のサスペンスで興味が持続。そして多分最も描きたかった後半部分は、恐怖の余りの逆ギレバイオレンスも楽しく、この手の映画がお好きな方には充分楽しめる仕上がりになっていると思います。
 
『エバン・オールマイティ』・・・コメディ定番の「改心もの」(というジャンルを今、勝手に作りました)にこれだけ製作費をかけるのも、「神のなせる業」でしょうか。エンドロールの出演者たちのダンスが楽しい。
 
『パンズ・ラビリンス』・・・戦時下のスペインを舞台に『不思議の国のアリス』『小公女』『マッチ売りの少女』等、おとぎ話をを想起させるストーリーに独自のグロテスクな世界観でコーティング。これ1作でギレルモ・デル・トロ監督はワン・アンド・オンリーの映像作家であることを証明しました。間違いなく近い将来ピーター・ジャクソンやティム・バートンのような位置に来ると予想されます。新作『ヘル・ボーイⅡ』も楽しみ。
 
と、今回は省略無しです。

2008/12/30 17:27 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ

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