先週末、映画『レッド・クリフ PartⅠ』を観てきました。
ワタシは三国志マニアではありませんが、20代に吉川英治先生の『三国氏』は読破しました。夏休み・春休みに親戚の家に行くと、従兄所蔵の横山光輝先生のコミックスを1巻から読んでました。しかしいつも途中まで読んで帰ることになってしまい、次回来る時にはまた1巻から読み始めますので『桃源の誓い』だけは何回も読んだ記憶があります。コーエーのゲームソフトでも遊んだクチです。当時は「光栄」でしたが。やはり劉備でプレーするのが王道でしょう。個人的に(一般的に?)董卓が嫌いでしたので、徹底的に攻め込んだものです。
とここまで書いて、ワタシって結構三国志マニアなの!?と思っちゃいましたが。
そんな隠れ三国志マニアのワタクシだから「赤壁の戦い」を映画化した本作を観に行ったのではございません。
ジョン・ウー監督の最新作だからなのでした。
監督の出世作『英雄本色』が地元香港で大ヒットになっていると知ったのは80年代半ば、『ロードショー』誌(休刊になるそうですね)の「香港電影通信」とかいう2ページの連載ものでした。当時のワタシはこの連載を楽しみにしていて、買わなかった号は図書館でコピーしていました。
『英雄本色』は従来のジャッキー様からなる、コメディ・アクション主流の香港映画界では珍しくシリアス・タッチのハード・アクションだそうで、じわじわと人気が出て興行記録を塗り替えたとありました。
この頃の香港映画は内容はともかく、アクションはこちらの想像を遥かに超えたものばかりで、そんな作品ばかり観ている現地の観客が熱狂的に支持する『英雄本色』って一体どんな映画だろうと、色々夢想していました。
しばらくしてその映画は『男たちの挽歌』という邦題で、日本公開されることになりました。
ワタシの地元の映画館には来ませんでしたが、一度だけ観たCMは凄まじいアクションで、何が起こったのかも分かりませんでした。
このCMを観た翌日は学校の遠足で、映画好きの友人に 「『狼たちの挽歌』って香港映画、スゲエよ!」と間違った邦題をシャウト&連呼するのでした。
それから半年。地元のレンタルビデオ屋で1番乗りで借りた『男たちの挽歌』は、かつて見たことの無い衝撃的な作品で、ティーンのワタシに多大な影響を及ぼしたのでした。それはビデオ全盛期である80年代後半にジャンル付けされた「香港ノワール」の始まりでもありました。
(例によって全く本題に入れないまま続く・・・)
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