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2025/03/19 15:47 |
最近観た映画
本日は恒例の最近観た映画です。
中には10分ずつ観たりして観終えるのに結局1週間掛かったのもありました。
 
『ブラック・スネーク・モーン』
『ノー・ディレクション・ホーム』
『さらば、ベルリン』
『スーパーバッド/童貞ウォーズ』
『オーシャンズ13』
『タラデガ・ナイト オーバルの狼』
 
『ノー・ディレクション・ホーム』・・・ボブ・ディランのドキュメンタリー。3時間半の大作ですが、飽きません。音楽史にその名を残すであろうミュージシャンの無名時代から、時代の気運を捉えて絶大な支持を得ていく過程、やがて時代を先取りしすぎて聴衆からは支持の傍ら強烈なブーイングを受ける様子を当時の映像をふんだんに用いて描いてます。ディランのアルバムは2枚持っているのみですが、今回その曲が生まれた時代背景や訳詩が字幕で流れるのを観て今まで以上に魅かれました。無名時代のふっくらしたあどけない少年の頃のディランと、現在のインタビューを受ける頬のこけたディランでは別人のように感じてしまいます。現在の彼の瞳が、鳥のそれを想起させるような、とらえどころの無い人間離れしたものに感じたのはワタシだけでしょうか。
今ワタシは『時代は変わる』をかけながら通勤しています。
 
『スーパーバッド』・・・ワタシが好きな映画のジャンルにアメリカの学園ものがあります。古くは『アニマルハウス』『初体験リッジモンド・ハイ』、比較的最近では『パラサイト』『君の瞳に恋してる』『アメリカン・パイ』とか。
そういった点でも本作は前から気になっていました。結論から申しますと「愛すべき秀作」です。開巻から下ネタ連発ですが、次第にそこから「少年時代の終焉直前のバカ騒ぎ」というテーマが浮かび上がってきて、ラストシーンに至っては切なくなってくる意外な展開。
佐野元春さんの名曲『SOMEDAY』に「誰でもいつかは愛の謎が解けて/一人きりじゃいられなくなる」という秀逸な歌詞がありますが、本作の主人公たちは求めてやまないものを手に入れようとしたとき、手放さなければならないもの、以前とは形を変えてしまうものがあることに気づきます。それが観客の記憶の奥底に隠れた、痛みを伴う感情を呼び起こすのです。
「確かにみんな若い頃は口を開けば下ネタだったかもな」とか、「高3の夏休みに車を運転する友人が大人に見えて遠く感じたな」とか、そんなことを思い出しました。それもこれもキャラクターにちゃんと命を吹き込まれているからこそです。通称「マクラビン」と呼ばれるサブキャラと不良警官2人組のエピソードだけでも1本映画が作れるんじゃないかと思うほど、どのキャラクターも魅力に溢れ、鑑賞後も彼らのことがいつまでも頭から離れません。
女子には分からなくても、男子には分かるだろう、分かって欲しい個人的今年のベストテン入り確定作。
 
『オーシャンズ13』・・・シリーズ中で一番好きです。本シリーズは、いかに難攻不落の警備を突破してお宝を盗むかがキモでありパターンです。
普通なら盗みを決断するまでの経緯を細かく描いてしまうところを、早々と本題に話が進むのは潔くて良いのですが、観客であるワタシのテンションがついて来れず、大作の割には地味な印象を序盤に受けました。
いうなれば『ロッキー2』の上映開始15分位でロッキーが再びリングに上がることを決意して、トレーニングを始めちゃってるようなものです。
ですが、物語が進行するにつれ馴染んでくるようになると、テンポの良さ、場面転換の早さが心地よく、久しぶりに映画に身を任せる楽しさを味わいました。
そして銃を使わずスマートにミッションを遂行する主人公達がカッコよく、演じている俳優達も楽しそう。「オレがオレが」的役者のエゴを感じないのも貴重です。前作までのサブキャラが再登場したりで、シリーズ映画の醍醐味を味わえます。
しかしこれで最終作的雰囲気が漂ってましたが、こんなに楽しい作品を打ち止めにするなんて勿体無いです。
 
その他『さらば、ベルリン』はある旬の俳優がワキに出演した為に、序盤の視点と中盤からの視点がガラリと変わってしまうのはいかがなものか、とか『ブラック・スネーク・モーン』はキワドイ設定なれど『ハッスル&フロウ』の監督だけあって「人生の敗者復活戦」というテーマには変わりなくよろし、とか『タラデガ・ナイト』はワタシのコンディションが良ければもっと楽しめたのに、とかそんな感じです。
 
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2008/12/02 21:58 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ

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