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2025/03/31 16:24 |
要、魂混入

先日長野のライブで予約した山口洋さんのアルバム『made in Aso』が届きました。
聞き始めて即、山口さんが「秋の匂いがする内に届けたい」と仰っていた意味が分かりました。

虫の鳴き声がする中での、一人弾き語り。
魂のこもった作品で、感動しました。あと1ヶ月早く手に出来れば、部屋の窓を開け、外の虫の声とコラボさせながら聴けたのになぁ。それは来年の秋のお楽しみとします。
志ある制作姿勢、想い、あらゆる障害を越えて作品を世に出されたこと、全てに賛同と賞賛を惜しみません。

嬉しいのは、この魂の入った作品に、さばき切れない注文が入っているとのこと。
良い作品が正当な評価を受けるのは、まっこと正当なことであります。

最近嬉しいメールを頂いたりでブログに書きそびれてましたが、先週の土曜に映画『クローズZERO』を観て来ました。
原作は、掲載誌での人気ランキングが全てのような志の娯楽漫画ではなく、作者の純粋な想いが余すところなく混入された傑作ですが、その映画化とあって、原作を超えることは至難の業なのです。

実はこの映画の感想をA4コピー紙に下書きしたら、書ききれなくなってしまいました。
で、あえてコマゴマと書くことはやめますが、ワタシはこの映画を初日の最終回で観ました。
田舎の映画館で、レイトショーが混んでいることは滅多にありません(同じ三池崇史監督作『スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ』はワタシを入れて3人でした・・・)。
ところがこの『クローズZERO』、ロビーは若者で溢れ、チケットを窓口で求めれば「混んでおりますので、隅のお席になりますが」と言われるという盛況っぷり。これは大ヒットでしょう。
魂のこもった原作の映画化が、これだけ支持を集めているのを目の当たりに出来たことが嬉しかったです。

映画自体も、原作に対し愛情と情熱を持って作られていることが分かります。よって細部をつつくようなことは書きません。
久しぶりに映画館を出て血が騒ぐ感覚にとらわれました。学生時代の頃観たジャッキー様の作品群のようでした。

何にせよ、まず最初に純粋な創作衝動ありきで作られた作品を自分の目や耳や口に入れたいのです。
たまにはジャンク・フードも悪くはないけど。

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2007/10/31 20:54 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ
実写とアニメと思い出と(本題篇)
(前回からの続き)

観ましたよ、ずっと見逃していた実写版『時をかける少女』。
ざらついた粒子の画面に、原田さんの、その時期しか放てない輝きがしっかりと定着してました。
多分、当時でもアナクロな台詞回し(中学生が同級生の女の子に向かって「芳山くん、こっちへおあがりよ」とか言うのですよ)と出演者の演技の素人っぽさ(失礼)が逆に登場人物たちを 「いそうでいない 切なさ異空間」を作り出すことに成功してます。
大林宣彦監督の演出は、どこか不安感をそそるようで、どこか抜けた感じが(エンディングまでは)無く、されどアイドル映画という事を忘れずに作家性を維持してます。ある意味、離れ技。

白眉はエンディング。劇中あれだけ、どこか息の詰まるような作劇をしておきながら、鮮やかにアイドル映画として昇華していきます。お見事です。
ワタシは『メリーに首ったけ』のエンディングが大好きなのですが、これと同じ事を20年以上前に日本でやっていたとは、いやはやお見それしました。

そしてアニメ版。
実写版でも魅力だった「その時しか、体験すること・持つことが出来ない空気感」をちゃんと内包させているのは立派です。
「タイムリープ」を手に入れたことによって起きていく、コミカルな出来事から、やがてシリアスな事件へと発展していく展開はどこかで見たような・・・
そうだ、『レンタヒーロー』だ!
その昔、遊んだメガドライブのゲームソフトに物語の構造が良く似てます。
話がまた脱線しそうなので元に戻しますと、登場人物のアニメ的な動きや描写は好みが分かれるところでしょうが、作り手の想いがちゃんと伝わってくる好篇です。こちらの方が一般受けするでしょうね。
ある登場人物の「楽しくて帰りそびれた」という台詞が、夏の終わりには沁みましたね。

で、もしもタイムリープが使えたなら、いつに戻るか。
ワタシなら1983年の夏、ポテと実写版を観に行きますね!

2007/10/04 21:05 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ
実写とアニメ思い出と
ここ1・2ヶ月で観た映画のことをまとめて書こうと思いましたが、ある2本の映画に絞って今回は書きたいと思います。

少し前、TVでアニメ版の『時をかける少女』を放映してましたので、これは良い機会と実写版と併せて観てみました。

実写版ですが、忘れもしない1983年の夏、薬師丸ひろ子さん主演の『探偵物語』と2本立てで公開され、当時この『角川2本立て』を観るか、『スター・ウォーズ/ジェダイの復讐』を観るかで、ずいぶん侃々諤々と盛り上がったものです。
ワタシは迷わず後者を選び、友人たちとチャリを走らせ映画館に向かったのでした(この辺のエピソードはIsara Fansite での『でがらし魂』スター・ウォーズの回でカットされました、っていうかワタシがカットしました)。

ワタシの幼馴染で、現在もキャンプ仲間として親交のある友人に「ポテ」という奴がいます。
彼は当時、『時をかける少女』を観て主演の原田知世さんの魅力に完全にヤラレてしまい(当時、本作の原田さんの直撃弾をくらった若者がそこここにおりました)、本屋さんに貼ってある原田さんの角川文庫のポスターを貰えないか一緒に頼んで回ったのは、今にしてみれば良い思い出です。

そんな『時をかける少女』、これだけ当時や周辺のことをダラダラ語れるクセに、未だに観た事が無かったのです。
まさに 「あさたろう 観てきたような ウソを言い」であります。でも今回観ましたよ。

・・・でも調子に乗って、周辺のことばかり書き過ぎました。長くなってきたので本題の感想は次回に。無念。

2007/10/03 20:44 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ
「スキヤキ」というより「ヤミナベ」

昨日、仕事後にレイトショーで『スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ』を観て来ました。

三池崇史監督作をスクリーンで観るのは初めてです。
スクリーンで観たいだけのサムシングが今作には感じられましたので、劇場に駆けつけたのであります。

日本人キャストでウェスタンをやるという、ある意味『ハンデ』を、素晴らしく気合の入ったセット・美術・衣装によって「無国籍・無時代」の世界観を構築することでオーケイにし、役者さんたちの力演もその世界観に見事に応えてます。

木村佳乃さんの従来のイメージを打ち破る熱演、
香川照之さんの『ロード・オブ・ザ・リング』のゴラムのような怪演、
伊勢谷友介さんのしなやかな太刀捌き・ガン捌き。

特に印象に残ってます。
そして出演者の皆さんが訓練を受けたであろう、滑らかなガンの扱いをしています。

そういった各要素の長所を最大限に引き出した演出は、シーンごとの吸引力マックスで流石です。

しかしながら、トータルバランスという点では、いびつな印象を受けたのも確かです。
でも、そつなくまとまったビッグ・バジェットのハリウッド映画が2年もすれば忘れ去られる現実、このような破綻すれすれの怪作が後年までファンの支持を集めるのでしょう。

最高の素材と調理で作られたスキヤキ。
でも白菜がキムチだったり、シラタキがビーフンだったり、シイタケがマッシュルームだったり。
でもトーフが焼き豆腐なら結果オーライでしょ。

そんな映画です。


2007/09/30 14:00 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ
ラッシュ・アワーから外れて
先週の土曜、謙信公祭でGacktさんの謙信公をテレビで見て盛り上がった私はそのまま、ジャッキー様の新作『ラッシュ・アワー3』を観に行きました。

ジャッキー・チェン様は私が最も尊敬する方の一人で小学生の頃からのアイドルであります。
今だって50過ぎてアレだけ動けりゃ人間離れしてます。充分です。

私は30をとうに過ぎてますがジャッキー様より遥かに動けませんし、坐骨神経痛にまでなってしまいました。
30代のジャッキー様は『ポリス・ストーリー』や『プロジェクトA2』等、数々の傑作を多数生み出し、アレだけのアクションをされていました。
私はいったい何をやっているのでしょうか?

そういうわけで、ジャッキー様が現在も現役で新作を公開し続けることに敬意を表し、映画館に馳せ参じたのでありました。

本編はというと「クリス・タッカー太ったな」誰もが言う一言目でしょう。
ダメだよ自分を甘やかしちゃ。ジャッキー様を見習いなさい。

もう筋書は、あってないようなもので、近年これだけのヒットシリーズ、高予算なら脚本が練られていても良い筈なのですが、そのあまりにもの無防備さに観ているこちらが心配になってきます。そういった意味でもハラハラドキドキです。
この能天気な見せ場(笑いとアクション)優先、整合性無視の作り方、シリーズものとして立ちのぼる雰囲気は既視感が・・・。
そうだ!『ポリス・アカデミー』だ!
スタローンの『コブラ』と同時上映だった『ポリス・アカデミー3』によく似た感覚です。

あと最大の見所は真田広之さん。
二十数年前、日本でジャッキー様に対抗できるアクション・スターは真田さんだと確信してました。『龍の忍者』で香港映画に出演し、共演のコナン・リーと対等に渡り合った勇姿は今も語り草です、私の中で。中学時代にテレビで観た『吼えろ鉄拳』も傑作だったな。もう1回観たいな。
本作でもアップショットに耐えるカッコよさに加え、全く衰えない体技も凄い。もっと真田さんの活躍が観たかった・・・。ってジャッキー様はどこ行った!?

とにかく、元気なジャッキー様に会えて嬉しかったのです。

レイトショーで観たのですが、公開初日なのに観客が十名足らず・・・。ラッシュ・アワーから外れた時間帯でしたかな・・・って悲しいジョークは言いたくないのです。
いつかまた子供や大人の歓声が聞こえる満席の映画館でジャッキー様の映画が観れることを期待しています。

2007/08/29 20:55 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ

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