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2025/04/02 06:36 |
実写とアニメと思い出と(本題篇)
(前回からの続き)

観ましたよ、ずっと見逃していた実写版『時をかける少女』。
ざらついた粒子の画面に、原田さんの、その時期しか放てない輝きがしっかりと定着してました。
多分、当時でもアナクロな台詞回し(中学生が同級生の女の子に向かって「芳山くん、こっちへおあがりよ」とか言うのですよ)と出演者の演技の素人っぽさ(失礼)が逆に登場人物たちを 「いそうでいない 切なさ異空間」を作り出すことに成功してます。
大林宣彦監督の演出は、どこか不安感をそそるようで、どこか抜けた感じが(エンディングまでは)無く、されどアイドル映画という事を忘れずに作家性を維持してます。ある意味、離れ技。

白眉はエンディング。劇中あれだけ、どこか息の詰まるような作劇をしておきながら、鮮やかにアイドル映画として昇華していきます。お見事です。
ワタシは『メリーに首ったけ』のエンディングが大好きなのですが、これと同じ事を20年以上前に日本でやっていたとは、いやはやお見それしました。

そしてアニメ版。
実写版でも魅力だった「その時しか、体験すること・持つことが出来ない空気感」をちゃんと内包させているのは立派です。
「タイムリープ」を手に入れたことによって起きていく、コミカルな出来事から、やがてシリアスな事件へと発展していく展開はどこかで見たような・・・
そうだ、『レンタヒーロー』だ!
その昔、遊んだメガドライブのゲームソフトに物語の構造が良く似てます。
話がまた脱線しそうなので元に戻しますと、登場人物のアニメ的な動きや描写は好みが分かれるところでしょうが、作り手の想いがちゃんと伝わってくる好篇です。こちらの方が一般受けするでしょうね。
ある登場人物の「楽しくて帰りそびれた」という台詞が、夏の終わりには沁みましたね。

で、もしもタイムリープが使えたなら、いつに戻るか。
ワタシなら1983年の夏、ポテと実写版を観に行きますね!
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2007/10/04 21:05 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ

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