昨日、仕事後にレイトショーで『スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ』を観て来ました。
三池崇史監督作をスクリーンで観るのは初めてです。
スクリーンで観たいだけのサムシングが今作には感じられましたので、劇場に駆けつけたのであります。
日本人キャストでウェスタンをやるという、ある意味『ハンデ』を、素晴らしく気合の入ったセット・美術・衣装によって「無国籍・無時代」の世界観を構築することでオーケイにし、役者さんたちの力演もその世界観に見事に応えてます。
木村佳乃さんの従来のイメージを打ち破る熱演、
香川照之さんの『ロード・オブ・ザ・リング』のゴラムのような怪演、
伊勢谷友介さんのしなやかな太刀捌き・ガン捌き。
特に印象に残ってます。
そして出演者の皆さんが訓練を受けたであろう、滑らかなガンの扱いをしています。
そういった各要素の長所を最大限に引き出した演出は、シーンごとの吸引力マックスで流石です。
しかしながら、トータルバランスという点では、いびつな印象を受けたのも確かです。
でも、そつなくまとまったビッグ・バジェットのハリウッド映画が2年もすれば忘れ去られる現実、このような破綻すれすれの怪作が後年までファンの支持を集めるのでしょう。
最高の素材と調理で作られたスキヤキ。
でも白菜がキムチだったり、シラタキがビーフンだったり、シイタケがマッシュルームだったり。
でもトーフが焼き豆腐なら結果オーライでしょ。
そんな映画です。
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