先日長野のライブで予約した山口洋さんのアルバム『made in Aso』が届きました。
聞き始めて即、山口さんが「秋の匂いがする内に届けたい」と仰っていた意味が分かりました。
虫の鳴き声がする中での、一人弾き語り。
魂のこもった作品で、感動しました。あと1ヶ月早く手に出来れば、部屋の窓を開け、外の虫の声とコラボさせながら聴けたのになぁ。それは来年の秋のお楽しみとします。
志ある制作姿勢、想い、あらゆる障害を越えて作品を世に出されたこと、全てに賛同と賞賛を惜しみません。
嬉しいのは、この魂の入った作品に、さばき切れない注文が入っているとのこと。
良い作品が正当な評価を受けるのは、まっこと正当なことであります。
最近嬉しいメールを頂いたりでブログに書きそびれてましたが、先週の土曜に映画『クローズZERO』を観て来ました。
原作は、掲載誌での人気ランキングが全てのような志の娯楽漫画ではなく、作者の純粋な想いが余すところなく混入された傑作ですが、その映画化とあって、原作を超えることは至難の業なのです。
実はこの映画の感想をA4コピー紙に下書きしたら、書ききれなくなってしまいました。
で、あえてコマゴマと書くことはやめますが、ワタシはこの映画を初日の最終回で観ました。
田舎の映画館で、レイトショーが混んでいることは滅多にありません(同じ三池崇史監督作『スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ』はワタシを入れて3人でした・・・)。
ところがこの『クローズZERO』、ロビーは若者で溢れ、チケットを窓口で求めれば「混んでおりますので、隅のお席になりますが」と言われるという盛況っぷり。これは大ヒットでしょう。
魂のこもった原作の映画化が、これだけ支持を集めているのを目の当たりに出来たことが嬉しかったです。
映画自体も、原作に対し愛情と情熱を持って作られていることが分かります。よって細部をつつくようなことは書きません。
久しぶりに映画館を出て血が騒ぐ感覚にとらわれました。学生時代の頃観たジャッキー様の作品群のようでした。
何にせよ、まず最初に純粋な創作衝動ありきで作られた作品を自分の目や耳や口に入れたいのです。
たまにはジャンク・フードも悪くはないけど。