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2025/03/19 15:47 |
最近観た映画
本日は『最近観た映画』についてです。
今回は比較的最近の映画が多かったです。
 
『ダイ・ハード4.0』
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』
『プラダを着た悪魔』
『ゾディアック』
『M:i:3』
『トランスフォーマー』
『ザ・シンプソンズ MOVIE』
『監督・ばんざい!』
『ベクシル 2077日本鎖国』
『広州殺人事件』
 
 
『ダイ・ハード4.0』・・・車が吹っ飛んできても紙一重でつぶされないで済んだり、落っこちた上が戦闘機だったり。これが『トゥルー・ライズ2』だったなら文句も出なかったでしょう。けれどこれが『ダイ・ハード』の最新作となれば「それは違うでしょ」とツッコまざるを得ません。確かに主人公ジョン・マクレーンは「なかなか死なない男」ですが、リアリティ皆無で、もはやコメディとしてしか見ることが出来ません。次作では宇宙にまで行ってしまいそうです。宇宙服なしで。それでも生還してくるのでしょう。「死ぬかと思った」とか言って。あ、『アルマゲドン』ってそんな話でしたね。あれも坊主頭のブルース・ウィリス主演でしたね。
ただ、悪いヤツなら女であろうとブン殴ることに躊躇しない主人公は、近年まれに見る痛快さ。
 
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』・・・段々ダーク・トーンが増していくこのシリーズ。それに比例して作品の出来も良くなっている気が。長い原作を2時間強で映像化しているせいか、クライマックスの展開は急ぎ過ぎの感も。1、2作目の頃は大丈夫だろうかこのシリーズ、と思ったものでしたが、今では続きが気になるようになりました。
 
『プラダを着た悪魔』・・・ファッション業界の描写、そこで生きる人々を描く視点には愛情があり、基本はよくある主人公の成長物語なれど、人間洞察に溢れたエピソードの積み重ねで深みのあるストーリーに。
「ワーキング・クラスの主人公がホワイトカラーの連中をギャフンといわせる」的な手垢にまみれた構図の話はよくありますが、本作はその辺も理性が効いており凡庸な構図と展開にはしません。主人公が一見気取った業界に身をおくことで偏見が無くなり成長していく過程を自然に見せながら、そこに染まりきれない主人公の心情がちゃんと描かれており、またそこから派生する恋人や旧友たちとの心の距離まで描くとあっては「もしや脚本家の実体験では?」と思わせるほど。
皆さんの周りにありませんでした?「自分は進学、彼女は就職。社会に出て成長した彼女は相変わらず子供な自分に愛想をつかし、職場の上司と結婚」なんて話。ワタシの学生時代の友人にもいました。
でも本作はそんなリアルな登場人物の心の変化を描きつつ、主人公の行動を1本芯の通ったものにしているので「安いラブ・コメディならこうなるだろうな」的展開はしません。
脚本のさじ加減は絶妙。演出も手堅い。出演者もそれぞれが好演。何よりもメリル・ストリープ演じる鉄の女編集長の(脚本レベルでの人物造形&彼女の演技の)素晴らしさ。それらが相まって出来た「ウェルメイドなコメディ」にとどまらない傑作です。
 
『ゾディアック』・・・結末が分かっている実録ものは、面白い作品はあまりありません。沈むと分かっている豪華客船の行く末をハラハラ観るなんて事はないし(ジェームズ・キャメロン監督の新作というだけで観に行きましたが)、スゴい完璧な嵐の中、漁船が垂直に立つくらいの波に飲み込まれても、事の顛末を知っている以上特にこれといった驚きはありませんでした。
しかし本作は顛末を知っていても、面白い。先が気になる。
画面の雰囲気は『大統領の陰謀』を思い出しましたが、そこは『ファイト・クラブ』のデビッド・フィンチャー、ケレン味ある演出でCGを効果的に駆使したり、「このカットはこういう演出かな?」というシーンにはひとひねり入れていたり、それが『パニック・ルーム』のように技巧主導でないので嫌味にならないのが良いです。
人物もちゃんと描かれており、次作が今まで以上に気になる監督に昇格しました。ワタシの中で。
長尺なれど、それを感じさせない面白さです。
 
『ザ・シンプソンズ MOVIE』・・・ワタシは『ザ・シンプソンズ』が大好きで、TVシリーズのDVDボックスはシーズン8まで持ってます。シーズン13くらいまでのエピソードは殆ど見たと思います(日本未公開の天皇ネタの回は未見ですが)。
本作について劇場公開時にブログで書こうと思ったことがありました。当時話題になった声優の変更問題についてです。しかしワタシがこのことを知ったのはファンの抗議の署名活動がピークに達していた時で、間もなくしてDVD発売の際はオリジナルメンバーでの吹替も収録ということで事態も収束に向かったので、署名に参加しなかったワタシが偉そうに論じることには後ろめたさがあり、書くのを見送りました。
今回ようやく本作を観たのですが、やはりオリジナルメンバーの声でなければシンプソンズではない!と強く感じました。劇場公開時の声優については、ワタシの周囲でもそれぞれ細かいところで感じ方が違うようですが個人的にはベッキーさんのリサだけは合格です。今後もオリジナルメンバーがご存命である限り、固定でキャスティングされることを切に願います。
 
『広州殺人事件』・・・チャウ・シンチーの名を一気に高めた『少林サッカー』『カンフー・ハッスル』の共通項に「弱い主人公が強くなって敵を倒す」という物語の骨子があります。これはカンフー映画のストーリー展開の黄金のパターンです。ただ彼の作品はその物語の辿り方がトリッキーで、物話が破綻するんじゃないかと思うぎりぎりのところでまとまっていく、といった一見行き当たりばったりな展開が特徴です。この作品も同様で煙に巻かれるような楽しさがあります。また、本作も『食神』等もそうですが、カンフー以外の題材で上記のカンフー映画の物語の骨子を用いて映画を作ることが多く、彼のカンフー映画への愛情が伺えます(本作は判事が主人公)。初期の作品では、ブルース・リーへのあからさまな愛情がほとばしることが多かったチャウ・シンチーの新作がハリウッド初進出、しかもリーの『グリーン・ホーネット』のリメイクで、リーが演じたカトー役と監督を兼任するとの事で大期待です。
 
その他は省略です。
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2008/09/25 21:36 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ

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