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2025/03/19 15:47 |
最近観た映画
今回は今年最後の「最近観た映画」です。そろっと劇場で映画を堪能したい今日この頃。
 
『プレステージ』
『傷だらけの男たち』
『エターナル・サンシャイン』
『ディセント』
『エバン・オールマイティ』
『パンズ・ラビリンス』
 
『プレステージ』・・・クリストファー・ノーラン監督の作品は、殺伐とした人物描写が特徴に思えます。ワタシが観たどの作品にも、目的のために他社を犠牲にすることも厭わない冷血な人間が出てきました。それがクールでスタイリッシュな映像とマッチしていました。本作もさすが飽きさせない出来となっていますが、話(仕掛け)の為に登場人物が存在している感が強く、血の通っていない冷たい印象を受けました。
 
『傷だらけの男たち』・・・同じトニー・レオン、金城武主演作『レッド・クリフ』を観た直後での鑑賞。心なしか『レッド―』に比べ、2人とも気の抜けたような顔付きになっています。何かあったんでしょうか。
アンドリュー・ラウ、アラン・マックの作品は『インファナル・アフェアⅡ』を観た時から、どうも終始カメラが動いていて音楽がいつも鳴っている、力量は無くはないんだけれど観客を飽きさせないようにする余り、演出が落ち着かないように感じていました。それは『頭文字D』を再見した際、確信に変わりました。本作も演出が「手法」から抜け出ていないような感じを受けました。ですが香港でこのようなストーリーに力を入れたハードボイルド作品を一線の俳優ダブル主演で予算をかけて作れる地位にあるというのは凄いことだと思います。
 
『エターナル・サンシャイン』・・・日常的SF(というジャンルがあるかは知りませんが)でCGが無い時代の作品(『スローターハウス5』とか)を思い起こさせるローテク主体の作品に久しぶりに出逢いました。逆に新鮮です。藤子・F・不二雄先生の作品を想起させられました。ジム・キャリーの演技もうるさくなくて好感。ケイト・ウィンスレットの天然キャラが意外にハマってました。
 
『ディセント』・・・低予算で如何に面白いものを作るか、作り手が頭を使ったのが観ていても分かります。開巻直後のショック・シーンや空撮の自然描写で興味を引かれ、中盤までは洞窟探検のサスペンスで興味が持続。そして多分最も描きたかった後半部分は、恐怖の余りの逆ギレバイオレンスも楽しく、この手の映画がお好きな方には充分楽しめる仕上がりになっていると思います。
 
『エバン・オールマイティ』・・・コメディ定番の「改心もの」(というジャンルを今、勝手に作りました)にこれだけ製作費をかけるのも、「神のなせる業」でしょうか。エンドロールの出演者たちのダンスが楽しい。
 
『パンズ・ラビリンス』・・・戦時下のスペインを舞台に『不思議の国のアリス』『小公女』『マッチ売りの少女』等、おとぎ話をを想起させるストーリーに独自のグロテスクな世界観でコーティング。これ1作でギレルモ・デル・トロ監督はワン・アンド・オンリーの映像作家であることを証明しました。間違いなく近い将来ピーター・ジャクソンやティム・バートンのような位置に来ると予想されます。新作『ヘル・ボーイⅡ』も楽しみ。
 
と、今回は省略無しです。
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2008/12/30 17:27 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ

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