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2025/03/23 22:20 |
最近観た映画(1月中旬~2月)
本日は恒例の最近観た映画についてです。
今回はこんな感じであります。
 
『もしも昨日が選べたら』
『16ブロック』
『ニュー・ワールド』
『ブラックブック』
『ドラゴン・スクワッド』
『スターリングラード』
『ロード・オブ・ウォー』
『松ヶ根乱射事件』
『頭文字D』
『三匹の侍』
 
『16ブロック』・・・『リーサル・ウェポン』でバディ・ムービーの立役者となった、リチャード・ドナー監督作だけあって、展開は読めるのですが安心して観ていられました。昔よく読んだ、海外のハードボイルドを想起させられました。『ガントレット』に似た展開もあるも、これは格別オマージュを捧げたものではないとワタシは見ます(捧げてたらごめんなさい)。
 
『ニュー・ワールド』・・・なんという詩情、なんという映像美。そしてそれに相まった音楽。編集リズムのたおやかさ。テレンス・マリック監督の作品は、ワン&オンリーの映像世界なので1作1作が貴重です。
内容は深遠で、どの作品も「アメリカ」がテーマのひとつになっていますが、まずは圧倒的な自然、そして人間描写にまずは酔いしれる、それだけでも十分です。
 
『ブラックブック』・・・一歩間違えると(間違わなくても)悪趣味とも取られかねないバーホーベン監督の演出は(特に『スターシップ・トゥルーパーズ』は凄まじかったですね)、今作でようやく素材と演出が噛み合ってきたのを感じました。元々暴力描写の過激さは、監督の戦争体験ゆえと本人のインタビュー記事で読んだことがあるので、戦時下が舞台の物語は得意とするところでしょう。
絶え間なく持続するサスペンスと先の読めないストーリー(ある意味、破壊的とすら思えました)に、監督独特の演出のエグさが相まって、近年まれに見る戦争サスペンスの快作になっています。そこに「女性は逞しく、したたか」という監督の一貫したテーマまでも混入されているとあっては、文句は出ません。ワタシ的には。でも、ご家族での鑑賞はお薦めしません。
 
『スターリングラード』・・・圧倒的なスケールの戦場シーンから、スナイパー同士の駆け引きまで見ごたえがあるのですが、その分恋愛パートが余計なのが実に惜しい。横道的なパートなので、それが無ければタイトで1本芯の通った、『プライベート・ライアン』とも比肩する戦争映画の傑作になったのに。でも凡百のアクション映画よりも、本作の方が遥かに良い出来です。
 
『ロード・オブ・ウォー』・・・さすが『ガタカ』のアンドリュー・ニコル監督、予想以上の力作でした。斬新な映像手法で惹きつけつつ、重いテーマを突きつける。けれど後味は悪くなりすぎない。観客の生理をよく分かってます。退屈せずに観ながら、常に紛争が起こっているこの世界の構造が分かるという秀作。一見の価値ありです。
 
『三匹の侍』・・・嗚呼。何度も観る機会があったのに、どうして今まで観なかったんだろう。これは傑作。導入部から惹きつけられる映画というのは、滅多にありません。物語の疾走感を保ちつつ各キャラクターの描き分けを行ないながら、しかもシリアスなテーマを盛り込み、娯楽作として成立させる。こんな離れ業はしばらく観ていません。『椿三十郎(黒澤明監督版)』を観た時以来の感覚です。TVドラマの映画化だそうですので(本作と比べると、最近の安易なTVドラマの映画化は・・・)、TV版も機会があれば是非に観てみたいです!
 
その他は感想省略です。
 
※ここ何年かは、時間の無駄なので評判の特に悪い作品は観ないようにして、酷い出来の作品に当たるのを極力避けてきました。が、今回、これだけのキャストを揃えてなんですかコレは!?と、ちゃぶ台ひっくり返したくなるような映画に当たってしまいました。
さて、どれでしょうか?
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2008/03/06 21:11 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ
こんな映画を観た
2月に入ってから映画を観る本数が増えました。
『でがらし魂』も公開し、ようやく脳みそに余計な情報をインストールする余裕が出来たからだと思います。
それでは恒例、1月下旬から2月上旬に観た映画です。
 
『あるいは裏切りという名の犬』
『父親たちの星条旗』
『ロスト・イン・トランスレーション』
『硫黄島からの手紙』
『パプリカ』
『007/カジノロワイヤル』
『墨攻』
『暴力教室』
『300』
『俺たちに墓はない』
 
『あるいは裏切りという名の犬』・・・前半では凶悪犯と刑事の話かと思いましたが、後半全然違うテーマだと判明します。奇妙な構成ですが、最後まで飽きずに観れました。捨て置けない1本。
 
『ロスト・イン・トランスレーション』・・・異国の地での孤独感、それを埋めようと湧く恋愛感情を、その空気感すら見事に写し取った秀作。ワタシの知らない日本を見せてくれたことにも満足。外国映画特有の日本描写のウソ臭さが感じられなかったことにも驚き。『ゴースト・バスターズ』の時は始終ふざけていて好きになれなかったビル・マーレイも、今ではすっかり好みの役者になりました。
 
『007/カジノロワイヤル』・・・冒頭のヤマカシアクション(と呼んでいいでしょうか)は大迫力ですが、シリーズ定番の個性の強い悪役が※○△(未見の方のため自己規制)な展開に、あれ?と思ってしまいました。原作を未読なのであまり強いことは書けませんが。
非情で生意気、殺しの免許証若葉マークのジェームズ・ボンドを体現したダニエル・クレイグは公開前の「不適」とのバッシングも跳ね返すほどハマってます。
 
『暴力教室』・・・今となっては、この題材からは考えられない『仁義なき戦い』チックな音楽に乗せ、ご都合主義というには余りにも刹那的なストーリーが展開されます。
ツッコミどころ満載ですが、松田優作さん演じる主人公が、ショーウインドウに飾られた人形を「お兄ちゃん、これ!」と妹に指差され、あの野太い声で「おぉ、いいんじゃない。安いし。」と、適当に妹の相手をしながらも、さりげなく本音を漏らしてしまう演技をされていたのには感動しました。アレ絶対、優作さんのアドリブだと思います。
 
『300』・・・今年2本目の大当たり。劇場公開時に『パイレーツ・オブ・カリビアン3』とどっちにするか迷い、結果『パイレーツ――』を観にいきましたが、つくづくこっちにしとけばよかったと思いました。
カット1つ1つがビジュアル的にビシッと決まり、滅びの香りが強く漂うストーリーも久しぶりに緊張感を味わいました。
見世物チックな人物や動物が大勢登場。フランク・ミラーのグラフィック・ノベルの映画だそうですが、逆にもし、この映画を漫画化するとしたら原哲夫さん(『北斗の拳』他)しかいないと思う位、全編原さんタッチ。
「健常者でなければ、たとえ本人にその意志があろうとも望んだ職業には就けない」という内容の台詞や行動を「野卑さ」として物語を捉えなおすと全く違う印象になってしまうのが興味深いです。
 
『父親たちの星条旗』『硫黄島からの手紙』はどちらも良かったのですが、コンディションが悪く、集中して観れませんでした・・・。でも、人にお薦めできる映画です。
 
残りは割愛です。

2008/02/15 21:18 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ
今日も横滑り
今、古谷一行さんが金田一耕介に扮したTVシリーズをちょこちょこ観ているのですが、これが面白い!面白いけど昨日は観ながら途中で寝ちゃいました!でも面白いですよ!ウソじゃないよ!ホントだよ!
エンディングの歌も70年代の香りがプンプン漂い、タイムスリップというかタイムトリップしちゃいます。
「『テレビマガジン』に出てた『スター・ウォーズ』って宇宙の映画さぁ、観たいけど日本でやるの1年後だってさ」 てなことを言ってた幼少時代を思い出しますわ。
 
と、観ながら寝ちゃったところに、昨日のブログを見た旧友Sから「杏仁豆腐はあそこが美味かったよ」とのメールが。
うれしいなぁ、こういうの。
というわけで、みなさんからのメールを相変わらずお待ちしております。
 
「知らない街を歩いてみました」とか
「紅茶のおいしい喫茶店、みつけました」とか
「ロマンティックが止めようにも止められません」とか
「大人の階段登りましたが、私はまだシンデレラにもなれずに いよいよ下り階段」とか
「なんてったって米ドル、いや豪ドルも投資対象」とか
 
「奥様 耳より情報局」的な内容でも結構です、って昨日に続き、話が横滑りしてしまいました。
では、ブログ更新したら『横溝正史シリーズ』を寝ちゃったとこから観直します。

※市川昆 監督が亡くなりました。
またしても偉大な映画人が物故されました。
遺作の『犬神家の一族』、オリジナルのまんまリメイクみたいでも、面白いもんは面白い。
ご高齢だったとはいえ、もう1本、石坂浩二さんの金田一を市川監督の新作で観れるかと期待していたのですが・・・。

2008/02/14 20:32 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ
うたたね

1時間ほど前に、帰ってまいりました。
映画『アメリカン・ギャングスター』を観に行って来たのです。

60・70年代が舞台、暗黒街に身を置く男の成り上がりもの、またそれを追う野性味ある刑事の話、リドリー・スコット監督、ラッセル・クロウとデンゼル・ワシントン主演、とワタシの好きそうな要素満載で、これは劇場で観ておかねば!と、このお寒い夜に出かけて行ったわけです。

始まりのデンゼル・ワシントンの、アップに耐えうる演技、ラッセル・クロウも例えば『グラディエーター』とは全く違うオーラを身にまとい、かえって今作の方が若く見える役作りにはどちらも主役の貫禄充分でした。

と、偉そうに書けるのはここまで。
この映画好きのワタシが、あろうことか途中から寝てしまったのです。
自宅ならともかく、劇場でコレだけ寝たのは初めて。
・・・あ、『アポロ13』も途中寝たな。

でも、暖房も汗がにじむ位効いていて、気持ち良かったですよ。

ただ、うとうとレベルだったので、何回となく起きはしたのですが、何回起きてもまだ映画やってました。
長いんだな『アメリカン・ギャングスター』。
そんな失礼な感想しか残らなかったのですが、いつか再度挑戦したいと思います。


2008/02/11 00:45 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ
こんな映画を観た
前回から間を置かずに書こうと思っていましたが、結局本日まで延びてしまいました。
観た映画のことを定期的に書くのは由来があるのですが、それはまた別の機会に。
今回は12月中旬から1月上旬に観た映画についてです。
 
『ユナイテッド93』
『アップル・シード』
『X-MEN/ファイナル・ディシジョン』
『戦国自衛隊 1549』
『ラッキー・ナンバー7』
『エレクション』
『エンター・ザ・フェニックス』
『ダーウィンの悪夢』
『ファイナル・デッド・コースター』
『侍』
 
『ユナイテッド93』・・・どういう話か見当がついてる。どういう結末かも分かってる。力のある演出だけに悪夢のような1時間半です。
 
『X-MEN/ファイナル・ディシジョン』・・・たくさんのキャラクターが登場するわりには、交通整理もスムーズに行なっています。アメコミものはキャラクター誕生等の描写に時間を割きすぎて冗漫な出来になりがちですが、人物描写に入り込み過ぎずにテンポ良く見せる割り切った演出は、とても『ラッシュ・アワー』シリーズと同じ監督とは思えません。ただ前作までの流れをすっかり忘れて観たので、ラストシーンの意味は不明。それは観てるワタシ側の問題なのですが。
 
『エンター・ザ・フェニックス』・・・予想外の拾い物。アクションが凄いわけでも、見せ場が多いわけでもないですが、要所要所のゲスト出演も香港映画フリークには嬉しく、何より『ジェネックス・コップ』で主役級キャラの一人を演じた20代のスティーブ・フォンの演出が驚くほどに上手い。構図やカメラワークに非凡なセンスの良さを感じます。これが初監督作だとはとても思えません。低予算ゆえに画面から立ち上るショボさや、退屈さを感じさせないような努力も感じて「この若さで・・・」と驚きです。しかも自身も敵役で出演。アクション・シーンもこなすとは天は二物を与え給うのだなぁ。
 
『ダーウィンの悪夢』・・・ナレーションはない。BGMもない。あからさまな制作者の主義主張も抑えて、現実を写し撮った「ドキュメンタリー」。が、それゆえこの映画が伝える現実は圧倒的に響きます。衝撃的です。オープニングを始め、演出的にも何箇所か「おっ」と思うところもありました。
 
『ファイナル・デッド・コースター』・・・シリーズ中、最も残酷描写が激しく、その激しさは途中から笑ってしまったほど。「恐怖と笑いは紙一重」を初めて体感しました。けれど好みでいえば1・2作目の方が好き。多分、シリーズを継続させる(つまりはお金を儲ける)為に今作に至っては「人が奇妙な死に方をする」というシリーズ通しての謎に対する回答を、観客に提示することを放棄し、「どんな派手な死に方にするか」のみ腐心している作り手の姿勢が垣間見えて、どうも好きになれないのです。「謎解いちゃったら、もうお金儲けられないし。」という声が聞こえてきそうです。
 
『侍』・・・流石、岡本喜八監督。開巻5分で優れた映画だと分かります。ダイナミックな構図、畳み掛けるカット割は素晴らしい。でもワタシは『独立愚連隊』や『殺人狂時代』『江分利満氏の優雅な生活』のようなスラップスティックな題材の方が好きですね。
 
その他は省略であります。

2008/02/06 21:35 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ

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