前回から間を置かずに書こうと思っていましたが、結局本日まで延びてしまいました。
観た映画のことを定期的に書くのは由来があるのですが、それはまた別の機会に。
今回は12月中旬から1月上旬に観た映画についてです。
『ユナイテッド93』
『アップル・シード』
『X-MEN/ファイナル・ディシジョン』
『戦国自衛隊 1549』
『ラッキー・ナンバー7』
『エレクション』
『エンター・ザ・フェニックス』
『ダーウィンの悪夢』
『ファイナル・デッド・コースター』
『侍』
『ユナイテッド93』・・・どういう話か見当がついてる。どういう結末かも分かってる。力のある演出だけに悪夢のような1時間半です。
『X-MEN/ファイナル・ディシジョン』・・・たくさんのキャラクターが登場するわりには、交通整理もスムーズに行なっています。アメコミものはキャラクター誕生等の描写に時間を割きすぎて冗漫な出来になりがちですが、人物描写に入り込み過ぎずにテンポ良く見せる割り切った演出は、とても『ラッシュ・アワー』シリーズと同じ監督とは思えません。ただ前作までの流れをすっかり忘れて観たので、ラストシーンの意味は不明。それは観てるワタシ側の問題なのですが。
『エンター・ザ・フェニックス』・・・予想外の拾い物。アクションが凄いわけでも、見せ場が多いわけでもないですが、要所要所のゲスト出演も香港映画フリークには嬉しく、何より『ジェネックス・コップ』で主役級キャラの一人を演じた20代のスティーブ・フォンの演出が驚くほどに上手い。構図やカメラワークに非凡なセンスの良さを感じます。これが初監督作だとはとても思えません。低予算ゆえに画面から立ち上るショボさや、退屈さを感じさせないような努力も感じて「この若さで・・・」と驚きです。しかも自身も敵役で出演。アクション・シーンもこなすとは天は二物を与え給うのだなぁ。
『ダーウィンの悪夢』・・・ナレーションはない。BGMもない。あからさまな制作者の主義主張も抑えて、現実を写し撮った「ドキュメンタリー」。が、それゆえこの映画が伝える現実は圧倒的に響きます。衝撃的です。オープニングを始め、演出的にも何箇所か「おっ」と思うところもありました。
『ファイナル・デッド・コースター』・・・シリーズ中、最も残酷描写が激しく、その激しさは途中から笑ってしまったほど。「恐怖と笑いは紙一重」を初めて体感しました。けれど好みでいえば1・2作目の方が好き。多分、シリーズを継続させる(つまりはお金を儲ける)為に今作に至っては「人が奇妙な死に方をする」というシリーズ通しての謎に対する回答を、観客に提示することを放棄し、「どんな派手な死に方にするか」のみ腐心している作り手の姿勢が垣間見えて、どうも好きになれないのです。「謎解いちゃったら、もうお金儲けられないし。」という声が聞こえてきそうです。
『侍』・・・流石、岡本喜八監督。開巻5分で優れた映画だと分かります。ダイナミックな構図、畳み掛けるカット割は素晴らしい。でもワタシは『独立愚連隊』や『殺人狂時代』『江分利満氏の優雅な生活』のようなスラップスティックな題材の方が好きですね。
その他は省略であります。
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