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2025/03/25 13:09 |
最近観た映画(1月中旬~2月)
本日は恒例の最近観た映画についてです。
今回はこんな感じであります。
 
『もしも昨日が選べたら』
『16ブロック』
『ニュー・ワールド』
『ブラックブック』
『ドラゴン・スクワッド』
『スターリングラード』
『ロード・オブ・ウォー』
『松ヶ根乱射事件』
『頭文字D』
『三匹の侍』
 
『16ブロック』・・・『リーサル・ウェポン』でバディ・ムービーの立役者となった、リチャード・ドナー監督作だけあって、展開は読めるのですが安心して観ていられました。昔よく読んだ、海外のハードボイルドを想起させられました。『ガントレット』に似た展開もあるも、これは格別オマージュを捧げたものではないとワタシは見ます(捧げてたらごめんなさい)。
 
『ニュー・ワールド』・・・なんという詩情、なんという映像美。そしてそれに相まった音楽。編集リズムのたおやかさ。テレンス・マリック監督の作品は、ワン&オンリーの映像世界なので1作1作が貴重です。
内容は深遠で、どの作品も「アメリカ」がテーマのひとつになっていますが、まずは圧倒的な自然、そして人間描写にまずは酔いしれる、それだけでも十分です。
 
『ブラックブック』・・・一歩間違えると(間違わなくても)悪趣味とも取られかねないバーホーベン監督の演出は(特に『スターシップ・トゥルーパーズ』は凄まじかったですね)、今作でようやく素材と演出が噛み合ってきたのを感じました。元々暴力描写の過激さは、監督の戦争体験ゆえと本人のインタビュー記事で読んだことがあるので、戦時下が舞台の物語は得意とするところでしょう。
絶え間なく持続するサスペンスと先の読めないストーリー(ある意味、破壊的とすら思えました)に、監督独特の演出のエグさが相まって、近年まれに見る戦争サスペンスの快作になっています。そこに「女性は逞しく、したたか」という監督の一貫したテーマまでも混入されているとあっては、文句は出ません。ワタシ的には。でも、ご家族での鑑賞はお薦めしません。
 
『スターリングラード』・・・圧倒的なスケールの戦場シーンから、スナイパー同士の駆け引きまで見ごたえがあるのですが、その分恋愛パートが余計なのが実に惜しい。横道的なパートなので、それが無ければタイトで1本芯の通った、『プライベート・ライアン』とも比肩する戦争映画の傑作になったのに。でも凡百のアクション映画よりも、本作の方が遥かに良い出来です。
 
『ロード・オブ・ウォー』・・・さすが『ガタカ』のアンドリュー・ニコル監督、予想以上の力作でした。斬新な映像手法で惹きつけつつ、重いテーマを突きつける。けれど後味は悪くなりすぎない。観客の生理をよく分かってます。退屈せずに観ながら、常に紛争が起こっているこの世界の構造が分かるという秀作。一見の価値ありです。
 
『三匹の侍』・・・嗚呼。何度も観る機会があったのに、どうして今まで観なかったんだろう。これは傑作。導入部から惹きつけられる映画というのは、滅多にありません。物語の疾走感を保ちつつ各キャラクターの描き分けを行ないながら、しかもシリアスなテーマを盛り込み、娯楽作として成立させる。こんな離れ業はしばらく観ていません。『椿三十郎(黒澤明監督版)』を観た時以来の感覚です。TVドラマの映画化だそうですので(本作と比べると、最近の安易なTVドラマの映画化は・・・)、TV版も機会があれば是非に観てみたいです!
 
その他は感想省略です。
 
※ここ何年かは、時間の無駄なので評判の特に悪い作品は観ないようにして、酷い出来の作品に当たるのを極力避けてきました。が、今回、これだけのキャストを揃えてなんですかコレは!?と、ちゃぶ台ひっくり返したくなるような映画に当たってしまいました。
さて、どれでしょうか?
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2008/03/06 21:11 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ

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