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2025/03/22 23:35 |
やっぱ旧1
昨日、録画していた『とことん!石ノ森章太郎』で放映した『仮面ライダー』第1話を観ました。
正直、今観ればツッコむネタくらいにしかならないだろうな、と高を括ってました。
が・・・
 
面白いよ!
昔観たときよりもハマっちゃいましたよ!
 
このところ、70年代に放映された『横溝正史シリーズ』にハマっていたこともあって、アナクロさを好意的に捉える感覚が培われていたことも、要因の一つではあると思います。
 
先週の取材時に、放映を観たM氏も言ってましたけど、
「え、マスクあんなにチャチかった!?サイクロンの排ガスで画面が真っ白で見えないよ!けどやっぱりサイコー!!今のライダーでは出せない味があります」
それも確かにあります。
 
けれども、それ以上にワタシは製作スタッフの「本気」を画面から感じました。
「この子供番組で、日本の茶の間をひっくり返してやる」というスタッフの叫びが、聞こえてくるような気がしました。
子供がビビる怪奇風演出・造形に、派手な飛び込み前転や、視界が狭いかぶりもの着用で崖っぷちはヤバいだろうなの殺陣。そしてライダーキックは地味にコンボ技。やられた怪人は爆発しないで泡と消え・・・。
全編にどこか禍々しいパワーを感じました。
 
『でがらし魂3(お題:仮面ライダーTHE FIRST)』の対談前にこれ観てたら、絶対内容が変わってましたね。
だってワタシ、「10年前機会があったので見直したら、『こんなもんか』って思ったよ。全然怖くなかった」みたいなこと言ってましたから。
嗚呼、バカバカ、オレのバカ。
伏してお詫び申し上げます!
 
録画した分がまだまだ残ってます。
こんな発見がまだまだ待っていると思うと、ワクワクしますね。
こんな感じで毎日書いてたら、1ヶ月くらい石ノ森作品のことだけになりそうです。

しかし、戦ってる最中にマントが取れたクモ男、尻の大きい安産型のそのフォルムに、朽ちていく男のわびしさを感じてしまったのはワタシだけでしょうか・・・。
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2008/04/02 21:33 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ
今度こそ感想『ハッスル&フロウ』
昨日は、いつも以上に派手に暴走を致しまして、お恥ずかしい限りでございます。
本日は暴走前の話、映画『ハッスル&フロウ』についての続きです。
 
キモであるラップシーンの楽曲、演出は、観客を引き込む力は充分にあったことは昨日書きましたが(あれで書いたことになっているのだろうか・・・)、脚本も素晴らしいです。
 
キャラクターの描き分けもしっかり行なわれて、ヒモ兼ヤクの売人である主人公も、時折、観客の感情移入が容易に出来ないような言動をとるところが逆にリアリティがあってよろしいです。
 
そして最も舌を巻いたのは、筋運び。それも終盤。
確かに観客は、主人公が行き止まりの現状を脱して、羽ばたいていくところを求めるのですが、一歩間違うとご都合主義の薄っぺらな仕上がりになりかねません。
そこを本作の脚本は、現状からの脱出一歩手前でどんでん返しを用意して回避しています。しかもそれだけで終わらないのが本作の凄いところで、予想外だったラストは、ラップという音楽の特異性を逆手に取った、名エンディングです。普通ならアメリカン・ニュー・シネマのようなエンディングになると誰もが予想するのではないでしょうか。
 
そんなエンディングも含め、「人生を切り開くこと」をテーマにビシッ!と1本筋を通した脚本に、観賞後「1本取られた!」と膝を叩きましたね、一人で観てて。
腹の底から、「何かやらなきゃ」と衝動が湧き上がる後味は久しぶりの秀作。
観終わって何日たっても、登場人物たちやテーマ曲が頭から離れないというのはワタシにとっての名球界、いや名画界入り決定作なのであります。
 
ここで話は変わりますが、ワタシは音楽がストーリーの重要な要素になっている作品に好きな映画が多いです。
伝記以外の音楽映画でワタシが好きな作品を思いつくままに列記しても・・・
 
『ザ・コミットメンツ』、『ブルース・ブラザーズ』、『8Mile』、『リンダ・リンダ・リンダ』、『青春デンデケデケデケ』、『ドラムライン』、『スクール・オブ・ロック』、『すべてをあなたに』・・・多分まだあるはず。
 
昨日のブログの冒頭で「ちょっと皆さんにお願いしてみようと思い立った」ことについてですが、お読みの皆さんの、好きな・音楽映画を教えていただきたいのです。
教えていただいた作品で未見のものは、1、2ヶ月中に観て感想をまた本ブログに書かせていただこうと思います。
是非、お聞かせくださいまし。

2008/03/26 21:56 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ
感想のはずが暴走
以下の文章は、映画の感想を書こうとして、結果的に暴走の末、妄想でとっちらけるという、あられもない顛末が赤裸々に綴られております。
あまりにくだらないので、そのまま載せる事にしました。
 
 
恒例の『最近観た映画』で書こうと思いましたが、お読みの皆さんにこの際だから、ちょっとご協力をお願いしてみようと思い立ち、先日観た映画『ハッスル&フロウ』について単独で書くことにします。
 
未見でしたが以前より気になってました『発する&不老』、いや『ハッスル&フロウ』。
観てみたらコレが早く観とけば良かった的秀作でした。
昔はラップのスキルに長けていた、ヒモ兼ヤクの売人である主人公が一念発起、ラップで現状から脱出を図る話で、この手の話はキモのラップのシーンが陳腐だと全てがぶち壊しになるのですが、そこは抜かりがないです。
例えてみれば『少林寺』に出てくる修行僧が皆 メタボリック且つ、へっぴり腰で戦ってたとしたら、それはもはや少林寺ではなく、会社の福利厚生行事での出し物と化してしまうようなものです。
「やだーセクハラ課長が蛇拳使いよ!」とか女性社員の嬌声が聞こえてくるようです・・・逆にその映画観たくなってきた・・・。
面白そうなんで、ちょっとこの企画考えてみよう。
 
実家の電器屋を、量販店『鷹野電機』進出により畳まざるを得なくなった主人公は老舗の『コバヤシ電機』に入社。
そこにも鷹野電機の敵対的買収の魔の手が!?
立ち上がる社員たち。
「この決着はカンフーでつけよう。」
セクハラ課長のねちっこい蛇拳。購買部名物、天然係長のもはやカンフーなのか いつも通りなのか判別不能の猿拳。隙あらば会社の備品を持ち帰ろうとするパートのオバちゃんの盗人猛々しい蟷螂拳、等々が身勝手に炸裂。
 
クライマックスは敵の鷹野社長の文字通りで分かりやすい鷹拳と、『コバヤシ電機』創業者・小林会長の薫陶を受けた主人公が繰り出す「小林拳」がぶつかり合う。
 
死闘の末、主人公が勝利。
肩で息をしながら、主人公は今更ながら「少林拳」ではなく「小林拳」だったことに気づき驚天動地。とっからぴーん。
 
・・・やっぱダメだ、この企画。
 
ていうか『ハッスル&フロウ』の話はどこいったんだろ?
えー、秀作です『ハッスル&フロウ』(すいません、次回もう1回やります)。
 
追記:この主要人物たちが、福利厚生行事でサッカー対決をする『小林サッカー』、新入社員は でくのぼうだった『小林木人拳』、社屋の玄関前に創業時の役員たちの銅像が『小林十八銅人』とか妄想がこの後も止まらなかったことをお伝えしときます。別にお伝えしなくてもいい情報ですが。

2008/03/25 21:49 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ
ビン・・・『バンテージ・ポイント』
先週の土曜日、映画『バンテージ・ポイント』を観にいきました。
 
どうしても『ビンテージ・ポイント』と言ってしまうのは、『ジュラシック・パーク』を『ジェラシック・パーク』と言ってしまうのと同じです。
 
で、ビン・・・いや『バンテージ・ポイント』。
先日『アメリカン・ギャングスター』で寝てしまった記憶も新しいので、映画を最後まで観れない体になってしまったんじゃないかと心配してましたが、杞憂に終わりました(← もっと他に心配することあるだろうに)。
 
大統領暗殺前後の事象を、視点を変えながら繰り返すというトリッキーな構成が売りの本作。
勝手に命名しますが、こういった「暗殺もの」での、ひとつのクライマックスは暗殺場面なわけですが、このクライマックスが各登場人物の視点で繰り返されるので、繰り返しによるダレが全く感じられません。
それどころか、2人目の視点のパートに移った際「これは当たりだ・・・ワタシ好み!」と鳥肌が立つの感じました。
各々のパートで、同じ爆発場面でもカットや編集を変えたりして飽きさせない趣向を凝らしているのも感じましたし、各パートで明らかになる、または新たに提示される謎も観客の興味を持続させていきます。
そして物語はクライマックスのカー・チェイスに収斂されていくのですが、この場面の演出にも『ジェイソン・ボーン』シリーズの影響が見え隠れしてます。
 
キャストはデニス・クエイド、フォレスト・ウィテカー、ウィリアム・ハート、シガニー・ウィーバーと中堅どころの、一昔前はピンで主演クラスの役者が揃い、悪くいえば旬の華に乏しい、良くいえばそれ故に誰が犯人か分からないという、素材に対してのキャスティングとしては成功しているといったところでしょうか。
 
終わりまでダレるところない快作ですが、一つだけモノ申したいところが。
物語の決着のつけ方についてです。
ある場所で、あることが起こり事件が一挙に解決するのですが、アレだけの周到で非情・非道な犯人なら○※△がいても◇×でしょ!都合の良い結末に思えて、そこだけが残念でした。
 
しかし『ボーン・アイデンティティー』以後、アクション映画の流れは確実に変わってきたのを感じます。好みの映画が増えてきました。
この流れが、このまま一過性のスタイルに終わらないことを切に希望するのであります。

2008/03/14 21:19 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ
広川太一郎さん
先日、声優の広川太一郎さん亡くなられました。
広川さんの吹き替えが大好きでした。何といっても『Mr.BOO!』シリーズのマイケル・ホイ。もう今後、誰がマイケル・ホイの吹き替えをされても広川さんバージョンを超えることは無いでしょう。
あの密度の濃い、オリジナルの台詞置いてけぼりのギャグの絨毯爆撃的吹き替えは、ワン&オンリーの職人芸でした。
 
「とんでもナイター巨人戦」
「やって頂戴、ちゃぶ台、平均台」
等、学校で友人たちとマネし合った思い出も懐かしい(当時のワタシのモノマネのレパートリーには広川さんも入ってました)。
 
ジャッキー様の『カンニング・モンキー 天中拳』のCMのナレーションも広川さんでした。
何故そんな細かいことを憶えているかと申しますと、当時からジャッキー様のファンだったワタシは、『スーパー・ジョッキー』のCMで『天中拳』のCMが流れることを発見。ウチにはビデオが無かったので、テレビの前にラジカセを置き録音。何度も繰り返し聞いて記憶の中のCMの映像とシンクロさせてました。
 
相手のカツラをブルース・リーのように振り回すジャッキー様の脳内映像を思い浮かべながら、
 
「は~たまたまた、やってきましたモンキーシリーズ第4弾。今度はカンニング・モンキーだよ!」
 
という広川さんの声を聞いたものでした。
 
このところワタシの好きな映画人の方々が相次いで亡くなられます。
広川さん、楽しい作品をありがとさんごじゅうご、もうじき老後、てなこと言ってる場合じゃないちょんちょん!
 
こんな感じのもっと聞きたかった・・・。

2008/03/11 21:33 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ

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