昨日、録画していた『とことん!石ノ森章太郎』で放映した『仮面ライダー』第1話を観ました。
正直、今観ればツッコむネタくらいにしかならないだろうな、と高を括ってました。
が・・・
面白いよ!
昔観たときよりもハマっちゃいましたよ!
このところ、70年代に放映された『横溝正史シリーズ』にハマっていたこともあって、アナクロさを好意的に捉える感覚が培われていたことも、要因の一つではあると思います。
先週の取材時に、放映を観たM氏も言ってましたけど、
「え、マスクあんなにチャチかった!?サイクロンの排ガスで画面が真っ白で見えないよ!けどやっぱりサイコー!!今のライダーでは出せない味があります」
それも確かにあります。
けれども、それ以上にワタシは製作スタッフの「本気」を画面から感じました。
「この子供番組で、日本の茶の間をひっくり返してやる」というスタッフの叫びが、聞こえてくるような気がしました。
子供がビビる怪奇風演出・造形に、派手な飛び込み前転や、視界が狭いかぶりもの着用で崖っぷちはヤバいだろうなの殺陣。そしてライダーキックは地味にコンボ技。やられた怪人は爆発しないで泡と消え・・・。
全編にどこか禍々しいパワーを感じました。
『でがらし魂3(お題:仮面ライダーTHE FIRST)』の対談前にこれ観てたら、絶対内容が変わってましたね。
だってワタシ、「10年前機会があったので見直したら、『こんなもんか』って思ったよ。全然怖くなかった」みたいなこと言ってましたから。
嗚呼、バカバカ、オレのバカ。
伏してお詫び申し上げます!
伏してお詫び申し上げます!
録画した分がまだまだ残ってます。
こんな発見がまだまだ待っていると思うと、ワクワクしますね。
こんな発見がまだまだ待っていると思うと、ワクワクしますね。
こんな感じで毎日書いてたら、1ヶ月くらい石ノ森作品のことだけになりそうです。
しかし、戦ってる最中にマントが取れたクモ男、尻の大きい安産型のそのフォルムに、朽ちていく男のわびしさを感じてしまったのはワタシだけでしょうか・・・。
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