土曜に『大日本人』の感想を書きましたが、あえて今回も。
時間が経つほどに、この作品の面白さ、凄さが感じられてきたからです。
頭から離れないのです。ボディーブローのように、じわじわ効く映画なのですよ。
鑑賞直後は、終盤の展開が余りに強烈な為、前半の、テーマをさりげなくしのばせるシナリオの上手さや画面に上手く語りたいことを写す演出の巧みさへの印象が薄れていました。
また、裏読み・深読みすれば様々なテーマが浮かび上がってくる、そのくせ、その着地点は笑いであるという作家性は、オリジナリティとはこのことをいうのかと思ってしまいます。
昨日本屋に寄ったら、『大日本人』のガイドブックが売られていました。
・・・欲しい。
時間が経つほどに、この作品の面白さ、凄さが感じられてきたからです。
頭から離れないのです。ボディーブローのように、じわじわ効く映画なのですよ。
鑑賞直後は、終盤の展開が余りに強烈な為、前半の、テーマをさりげなくしのばせるシナリオの上手さや画面に上手く語りたいことを写す演出の巧みさへの印象が薄れていました。
また、裏読み・深読みすれば様々なテーマが浮かび上がってくる、そのくせ、その着地点は笑いであるという作家性は、オリジナリティとはこのことをいうのかと思ってしまいます。
昨日本屋に寄ったら、『大日本人』のガイドブックが売られていました。
・・・欲しい。
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観て来ましたよ松本人志監督の『大日本人』。
あくまでも松本さんの世界に変わりは無いということ。
『ごっつええ感じ』の映画版といったところでしょうか。
リアルな芝居からくるリアルな笑いにはセミドキュメンタリーという手法が合ってました。
クライマックスからラストへの人を食った展開といい、見る人を選ぶ作品ですが個人的には「あり」。DVDで細部を見直す楽しみもあると思います。
既存の「映画」のイメージを確かに壊しています。そういう意味では、ビートたけし監督の『みんな~やってるか?』に通じるものがあります。
次回作も楽しみであります。
あくまでも松本さんの世界に変わりは無いということ。
『ごっつええ感じ』の映画版といったところでしょうか。
リアルな芝居からくるリアルな笑いにはセミドキュメンタリーという手法が合ってました。
クライマックスからラストへの人を食った展開といい、見る人を選ぶ作品ですが個人的には「あり」。DVDで細部を見直す楽しみもあると思います。
既存の「映画」のイメージを確かに壊しています。そういう意味では、ビートたけし監督の『みんな~やってるか?』に通じるものがあります。
次回作も楽しみであります。
先日、『ティム・バートンのコープスブライド』を観ました。
結婚を控えた主人公が、間違えて死体の花嫁に誓いを立てて大騒ぎ、ってなお話なんですが、ちょいダークな味わいの人形アニメという趣は全く問題はありません。美術は見事といっていいでしょう。
私が引っかかったのはお話の方です。
簡単に書くと、主人公は、婚約者と死体の花嫁、どっち取るの?ってことでしょう。
これは学生時代、大いに流行っていた『みゆき』『きまぐれオレンジロード』と骨子は一緒です。
つまりこれは中学生が大好きなラブコメの王道を行ってるわけです。
このパターンの着地点は限られています。
1.どちらかの女性を取る。
本作の場合は人間か死体の花嫁か、ですね。
2.どちらも取らない。
ちょっと世をスネた若者がハマりそうな結末です。
3.どちらも取る。
かつてコント赤信号の渡辺正行さんが二股交際の末、どちらとも別れられないので「片方と結婚し、片方を養子に迎える」という凄まじいアイデアを敢行しようとして、どちらからも愛想をつかされたという話があります。
チョウ・ユンファの『大丈夫日記』という映画もこのパターンでした。
そして『コープスブライド』はこの問題に常人が考えうる常識的な結末を迎えます。
しかし!
愛情はそんなに割り切れるもんじゃないだろ。普通じゃない設定で繰り広げられるラブコメなんだから、常識を遥かに超えた結末で観客を、あっと驚かせて欲しかった!
え?私ならどんな結末にするかって?
コピーロボットと死体の花嫁を結婚させますよ!
それか、タイムマシンを使って2日後の主人公が死体の花嫁と結婚して、そこから始まるドタバタ劇の続編を作りますね!
結婚を控えた主人公が、間違えて死体の花嫁に誓いを立てて大騒ぎ、ってなお話なんですが、ちょいダークな味わいの人形アニメという趣は全く問題はありません。美術は見事といっていいでしょう。
私が引っかかったのはお話の方です。
簡単に書くと、主人公は、婚約者と死体の花嫁、どっち取るの?ってことでしょう。
これは学生時代、大いに流行っていた『みゆき』『きまぐれオレンジロード』と骨子は一緒です。
つまりこれは中学生が大好きなラブコメの王道を行ってるわけです。
このパターンの着地点は限られています。
1.どちらかの女性を取る。
本作の場合は人間か死体の花嫁か、ですね。
2.どちらも取らない。
ちょっと世をスネた若者がハマりそうな結末です。
3.どちらも取る。
かつてコント赤信号の渡辺正行さんが二股交際の末、どちらとも別れられないので「片方と結婚し、片方を養子に迎える」という凄まじいアイデアを敢行しようとして、どちらからも愛想をつかされたという話があります。
チョウ・ユンファの『大丈夫日記』という映画もこのパターンでした。
そして『コープスブライド』はこの問題に常人が考えうる常識的な結末を迎えます。
しかし!
愛情はそんなに割り切れるもんじゃないだろ。普通じゃない設定で繰り広げられるラブコメなんだから、常識を遥かに超えた結末で観客を、あっと驚かせて欲しかった!
え?私ならどんな結末にするかって?
コピーロボットと死体の花嫁を結婚させますよ!
それか、タイムマシンを使って2日後の主人公が死体の花嫁と結婚して、そこから始まるドタバタ劇の続編を作りますね!
先日、映画『CUBE ZERO』を観ました。
記憶喪失の主人公たちが立方体の殺人部屋から脱出を試みる『CUBE』というシリーズの3作目。
1作目は低予算、無名のスタッフ・キャストにもかかわらず、それらを逆手に取った見事な傑作でありました(ワタクシDVDも買っちゃいました)。
で『CUBE ZERO』ですが、まあ観れるわけですよ。凄くつまらなくは無いのですよ。でも疲れて寝てしまって、もう1回見直しましたが。
それで何を思ったかというと『CUBE ZERO』の出来がどうかよりも、1作目の『CUBE』が如何にその設定、人物配置、謎掛けが優れていたか、ということでした。
その1作目の設定だけで後の2作を作ってしまえたのです。
つまりは、優れたビジネス・モデルであれば一度軌道に乗せてしまえば左うちわということではないでしょうか?
こういった最初(基礎)がしっかり出来ている映画は続編を作ってもそれなりのモノになるという事なのでしょう(1作目を越すとか傑作になるとは言いません)。
このパターンに『トレマーズ』シリーズとか『007』シリーズがあると思います。
『007』なんか原作者のイアン・フレミングは他界しているにも拘らず、他の作家が新作書くし、その他の作家が書いた新作が映画化されるし、まさに「黙ってても金が入ってくる状態」。
『CUBE ZERO』を観ながら「何事も最初が肝心なのだなぁ」とあらぬ方向で感心していたのでした。
記憶喪失の主人公たちが立方体の殺人部屋から脱出を試みる『CUBE』というシリーズの3作目。
1作目は低予算、無名のスタッフ・キャストにもかかわらず、それらを逆手に取った見事な傑作でありました(ワタクシDVDも買っちゃいました)。
で『CUBE ZERO』ですが、まあ観れるわけですよ。凄くつまらなくは無いのですよ。でも疲れて寝てしまって、もう1回見直しましたが。
それで何を思ったかというと『CUBE ZERO』の出来がどうかよりも、1作目の『CUBE』が如何にその設定、人物配置、謎掛けが優れていたか、ということでした。
その1作目の設定だけで後の2作を作ってしまえたのです。
つまりは、優れたビジネス・モデルであれば一度軌道に乗せてしまえば左うちわということではないでしょうか?
こういった最初(基礎)がしっかり出来ている映画は続編を作ってもそれなりのモノになるという事なのでしょう(1作目を越すとか傑作になるとは言いません)。
このパターンに『トレマーズ』シリーズとか『007』シリーズがあると思います。
『007』なんか原作者のイアン・フレミングは他界しているにも拘らず、他の作家が新作書くし、その他の作家が書いた新作が映画化されるし、まさに「黙ってても金が入ってくる状態」。
『CUBE ZERO』を観ながら「何事も最初が肝心なのだなぁ」とあらぬ方向で感心していたのでした。
カンヌ国際映画祭始まってますね。
私はアカデミー賞はそれほど興味が無いのですが、カンヌ国際映画祭は非常に関心を持って毎回ニュースを見てます。
アカデミー賞と違い、日本の作品が同じテーブルに乗せられて世界の映画人の目に触れる、作品賞・監督賞を取れるかもしれない、というのが映画好きな日本人としては非常にエキサイティングで興味をそそられます。
今回はファンの北野武監督と松本人志監督の動向、作品の評判が非常に気になってます。
特に松本監督の『大日本人』は北野監督の処女作『その男、凶暴につき』公開前に、当時、CMや劇場予告編で感じた得体の知れない空気に良く似たものを感じていて、「これは、未来の日本が誇る巨匠の誕生に立ち会おうとしているのでは?」という予感がします。
ってここまで観てないのに書いちゃったので、『大日本人』是非傑作であることを切に願います。
予感が外れた場合は・・・この原稿削除で証拠隠滅します!
私はアカデミー賞はそれほど興味が無いのですが、カンヌ国際映画祭は非常に関心を持って毎回ニュースを見てます。
アカデミー賞と違い、日本の作品が同じテーブルに乗せられて世界の映画人の目に触れる、作品賞・監督賞を取れるかもしれない、というのが映画好きな日本人としては非常にエキサイティングで興味をそそられます。
今回はファンの北野武監督と松本人志監督の動向、作品の評判が非常に気になってます。
特に松本監督の『大日本人』は北野監督の処女作『その男、凶暴につき』公開前に、当時、CMや劇場予告編で感じた得体の知れない空気に良く似たものを感じていて、「これは、未来の日本が誇る巨匠の誕生に立ち会おうとしているのでは?」という予感がします。
ってここまで観てないのに書いちゃったので、『大日本人』是非傑作であることを切に願います。
予感が外れた場合は・・・この原稿削除で証拠隠滅します!