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2025/03/17 20:22 |
ぼんくらミドルエイジ
最近一段と脳の老化が激しくなってきました。
と書き出して、何を書こうとしていたのかさえ、忘れてしまっている体たらくです。

物忘れから始まり、2つ以上の用事を言いつけられると、その内の一つは必ず忘れてしまいます。
トシを取ると名詞が出てこないことも、身を持って知りました。

それだけでなく、異なる2つのものの区別が付かなくなるというのも現象としてあります。

本日、一瞬バブルガム・ブラザーズのブラザー・コーン さんと田代まさしさんの区別が付かない自分がいました。
ここまでくると、いくら志村けんさんがテレビで「だいじょうぶだぁ」とおっしゃっても、「いやマジ、ヤバいっすよ。全然大丈夫じゃないっすよ。」と答えたくもなるでしょう。
ていうか、テレビに「マジヤバいっすよ」と喋ってる時点でマジヤバいでしょう。

お二人は90年代を代表する芸能人でいらっしゃるかと思いますが、このお二人に対するワタシの記憶が曖昧なことは、90年代という時代が自分の中で随分過去のことになってる証かもしれません。そりゃテレビにも話しかけるわ。

いずれにしましても、80年・90年前半というのはワタシが時代とコネクト出来なかった精神的暗黒の時代でした。
といっても2000年代もコネクト出来てるかは怪しいものです。

結局、何が言いたいのかそれも忘れました。
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2009/11/03 21:24 | Comments(0) | TrackBack() | 未選択
片付けられない男
先週末、金曜から日曜夕方まで、ヨメが弟家族に会いに東京へ行った為にワタシ一人で過ごすことになりました。

このことが決まった時に、ワタシは映画『ブレイブハート』のメル・ギブソンを思い出していました。

(この先、妄想↓)

処刑台に寝かされた主人公(ワタシ)が、処刑人に訊かれている。

処刑人 「どうだ寂しかろう、ヨメがいなくて。そら、寂しいというのだ。言ったら助けてやるぞ。」

ワタシ 「(震えながら天を睨みつつ)・・・ふ・・・ふ・・・・・・・。」

処刑人 「(主人公の口に耳を近づけつつ)何?聞こえぬぞ。はっきり言うのじゃ、寂しいと。」

ワタシ 「ふ、・・・ふ、

ふりぃだぁぁぁむ!!!

(妄想ここまで)

ふりぃだぁぁむ!!ワタシは自由よ!翼の生えたロクデナシよ!
この週末は、DVD借りてバイオレンスとかそういうのを観まくりよ!
食事は気ままに外食しちゃおうかな!
晴れたら早朝散歩しようかなー、それとも朝からDVD1本やっつけちゃおうかなー。あ、ちゃんといさらレポートも更新しなきゃ。忙しい忙しい。自由ってホントやることが多くて忙しい!

そんな訳で週末一人で過ごすことになったのですが、土曜の朝の時点でM氏への取材のために外出する直前に部屋を見て愕然。

片付いていた部屋が、学生時代のワタシの部屋のように散らかってます。
ヨメがいなくて一夜明けただけなのに、この住まいはワタシの自堕落オーラで塗り固められています。
居間のワタシの定位置から放射状に、つまりは手の届く範囲にレンタルDVD、雑誌、リモコン、ノートパソコン、マグカップが配置されています。鉄壁の布陣です。これは魔方陣ですから。

そこでふと思ったのですが、「片付けられない女」とかいうじゃないですか。
でも「片付けられない男」って、余り聞きません。
これは女性は片付けるのが概して得意で、男性は概して片付けるのは苦手ってことじゃないでしょうか。
つまり男は片付けられなくても仕方が無い、いや片付けられない。もっというなら片付けないでナンボ、そういうことじゃないでしょうか。つまりワタシのだらしなさも、溢れ出る男らしさと解釈していただきたい、女性諸氏。

よくTV番組では几帳面な男性芸能人が、その細やかさ加減を語って、周囲の女性から驚かれている光景を見かけますが、これって「男のくせに細かいこと言いやがって」的なニュアンスを感じますし、実際そうツッコんでいる女性タレントもいらっしゃいました。

結局のところ男女平等とかいいながら、意外とその男女観にはステレオタイプのイメージが我々の中にはあるということでしょうか。

まあ色々書いていて、結局は「ワタシが散らかしちゃっても、人としてオーケーでしょ?」、そう言いたいだけなのでした。

2009/11/02 21:53 | Comments(0) | TrackBack() | 未選択
富山の旅4 ニンニン
富山2日目は、初日の山に対して海へと向かいました。
最初は新湊。
思った以上に整備されたキレイな港でした。なんかトレンディードラマのロケが行われそうな雰囲気でした。ところでトレンディードラマってまだあるのでしょうか。日経トレンディは本屋で見かけますけど。
 
sinminato.JPG

sinminato2.JPG
 
ここは帆船「海王丸」があります。とりあえず撮影。ワタシが新湊を後にした2時間後に年10回しか行わない、海王丸の帆を全て張る総帆展帆があることを知りましたが、そこは時間の関係で断念。所要時間30分ほどで次の場所へ向かいました。
 
向かった先は氷見。
こちらはあの藤子不二雄A先生の出身地で、町のいたるところに藤子先生のキャラクターがいると聞いて、「これは行かねばならんだろう。『まんが道』全巻持ってる身としては」とウキウキしながら車を運転するのでした。
 
まず現地で探したのは「湊川カラクリ時計」。以前テレビで観たことがありますが、『忍者ハットリくん』のキャラクターのカラクリ時計で、9~19時のちょうどに人形が出てくるらしいのです。そして時間は今午前10時45分。早く探さないと。
焦りつつ、しばし氷見の町をぐるぐる回っているうちに時間は10時50分過ぎ。
これでは11時のカラクリショーが観れないかも・・・。
そうこうしていると、川べりで家族連れが見物している風で立っているのを発見。見当をつけて車を停めて向かってみると、そこが現地でした。時間は10時55分。間に合った。
 
周りに人が集まってきます。
そして11時。
ハットリくんの「ニンニン」の声のあと「♪ちゃーちゃちゃ ちゃーちゃー、ちゃちゃちゃちゃちゃー」とハットリくんのテーマがながれ川に渡されたカラクリ時計のギヤが回り始めます。
 
himi.JPG


・・・あ、ケムマキだっ!影千代も!
噴水と共に人形がせりあがってきます。
 
 himi2.JPG
 
あ!ハットリくんにシンちゃん、獅子丸も!

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シャッターチャンスありまくり!ワタシのほかにも夢中になってデジカメ撮る良いトシした大人が続出。
ハットリくんの「ニンニン」という声と共に、ハットリくんとケムマキの忍法合戦を表現した噴水合戦が始まりました。水掛け論?

himii4.JPG
 
ワタシ、この時点でよっぽど嬉しかったのか、無意識に声を出して楽しそうに笑ってました。
そしてそしてケン一がセンターに出てきて、キャラ揃い踏み。またしてもシャッターチャァァァンス!!
 
himi5.JPG
 
・・・終わった。
ありがとう『忍者ハットリくん』。ありがとう藤子不二雄先生。いい夢見たよ。ところでケン一はなぜ獅子頭を持っていたのでしょう。それから造形はアレですので、M氏に作ってもらった方がナニでしょう。
 
カラクリショーが観れてご満悦のワタシは、そのまま氷見の商店街にある藤子先生デザインの魚キャラシリーズ「お魚紳士録」とハットリくんたちが点在する氷見の街を練り歩き。
 
himi6.JPG  

himi7.JPG


himi10.JPG
 
しかも「氷見市潮風ギャラリー」では「藤子不二雄Aまんが展」を開催してるじゃありませんか。もちろん入館しましたよ。
なんと、藤子先生の原画が多数展示されてるじゃありませんか!!
『忍者ハットリくん』(しかも当時掲載された『コロコロコミック』は多分小学生のワタシが持っていたと思います。その原画を見れるなんて。)『プロゴルファー猿』『笑うせぇるすまん』、そして『まんが道』の原画!
うぅ傑作『まんが道』の原画が富山で見れるなんて。幸せ・・・。
 
窓口の方に撮影してもいいか訪ねると、原画の撮影は不可ですが入り口は良いとのこと。
そうして撮らせていただいたのが下の画像。
 
himi9.JPG
 
この後、藤子先生の生家である光禅寺でキャラの石像を見て、ゆるゆると家路を辿ったのでした。
あぁ小学生以来の藤子先生熱が再燃してきた!

himi11.JPG 

結局最も印象に残ったのは棟方志功と藤子不二雄A先生でした。
以上、富山の旅、おしまいです!


2009/10/31 20:22 | Comments(0) | TrackBack() | おでかけ
富山の旅3 志功に開眼
五箇山を後にして、お次は城端(じょうはな)に向かいました。
 
善徳寺周辺を軽く散策(デジカメを撮ったのですが、ガイドブックと全く同じアングルになったのでボツにしました)。
小奇麗な街だなぁというのがその印象。
ゆっくり時間を過ごしたいのも やまやまでしたが、本日中に行きたい場所があったので移動することにしました。
 
向かった先は福光。「棟方志功記念館 愛染苑」に行きたかったのです。
福光は板画家の棟方志功が戦時中疎開した場所で、7年近くの福光時代に、多くの傑作を生み出しました。今回の旅行まで、そんなことは全く知らなかったのですが、今ではこんなに物知りです。
 
棟方志功は「漫画チックな女の版画の人」位にしか認識が無かったのですが、今回の旅を企画した際、この愛染苑のことが少し気にかかりました。
その何日か後、ワタシが愛読するある方のブログに棟方志功の事が書かれていました。
以前にも書きましたが、ワタシは経験上から「2度自分に同じことが起こったら、それは偶然ではなく何か意味のあることだ」というルールを持っています。
棟方志功のゆかりの地に旅行する直前に、志功の記事を読むというのは何か意味があるに違いない、と「行けたら行く」位の気持だったのを改め、行程に組み込めないか考え始めました。
当初は福光へ行くルートを設定していなかったのですが、ヨメが城端を見たいというのでこれまた直前にコース変更。福光が行程に組み込まれることになりました。
 
こうした展開からも何かあるのではと、ちょっとした期待もして向かったのでした。
そして愛染苑。
隣接する青花堂、向かいの志功の住まいだった鯉雨画斎(りうがさい)と併せて入館料300円。安すぎます。
愛染苑をみると、今見てもポップなカレンダーの版画等、ワタシの知らなかった志功の作品があります。が、正直申し上げまして、あまり心が動かず「へぇー」といった感じでした。
果たして、ここに来たことに意味があったのか・・・。
 
隣の青花堂へといってみました。
青花堂は志功の最大の協力者の石崎俊彦の旧宅で、石崎が収集した民芸品が置かれてます。
この石崎俊彦という方の解説を読んでいて、ワタシの中で盛り上がってくるものがありました。
田舎で志功の才能を見抜いていた石崎。後に志功の最大の理解者&協力者になっていった男の物語は、志功以上に圧倒的に共感させられるものがありました。
 
・・・あ、恐れ多くも、もし志功がM氏なら、ワタシは・・・。
M氏と自分の関係を肯定されている気がしました。
これからも自分の目で、自分がいいと思ったものを賛美してリスペクトしていけばいいのでしょう。
来た意味が分かった途端に、志功の作品も好きになりました。
 
続いて行った鯉雨画斎には、案内をしてくださる高齢の職員がいて、富山弁交じりで熱く志功の逸話を語ります。知らず知らずの内に志功の時代へと引き込まれて、戦中戦後間もない頃でも尽きない創作意欲で活動していた志功とM氏が重なります。
 
職員の方も熱が入ったのか「まだ時間ある?よければまだ話すよ」と、結局閉館時まで逸話をしゃべりまくり。ワタシはここに来たことを心の底から喜んでました。この度一番の興奮&感動。
 
鯉雨画斎を出ると辺りは薄暗くなっており、向かいの愛染苑も事務所以外は暗くなっていました。けれどワタシは愛染苑へと足を向けました。
帰り支度を始めている職員さんに、入り口で販売していた棟方志功の作品集を売ってもらえないか頼む為です。
基本シャイなワタシがここまでやるのは珍しいのです。それだけ興奮していました。
 
めでたく作品集も買うことが出来て、その後の車中はテンション高くしゃべり倒したのでした。
 
(もう少し続く)

munakata.JPG
 

2009/10/30 22:44 | Comments(0) | TrackBack() | おでかけ
富山の旅2 菅沼~上梨~相倉
行徳寺・岩瀬家を後にして、五箇山は菅沼集落へと向かいました。
飛騨合掌ラインのカーブを曲がると左手眼下にテーマパークのような菅沼集落と庄川、その後ろにそびえる山々が見えてきます。
駐車場は結構な混みようで、美観を維持するべく舗装等、お金が掛かっているのが分かります。
 
早速、集落に入ってみれば映画のセットのよう。
 
suganuma.JPG 
 
町なら下水が流れているはずの道端には清水が流れ、BSアンテナは景観に配慮して塗装してあります。やっぱテーマパークっすよ。
 
suganuma3.JPG
 
売店には美味しそうなものが並んでます。この旅は食い倒れることが目的の一つでもありますので、五平餅を買いました。五平餅は、平たい木の棒に小判型の餅がキャンデーのように付いていて表面に味噌を塗って焼いたもの。香ばしいその香りが食欲をそそります。お味の方は、こちらは訊いていただきたい、とても旨いやったです。
で、この売店でお土産を物色していると、凄いアイテム発見!
 
834f4e9c.jpeg
 
ていうか箱が凄いんですけど。
「YTVでおなじみの」って、あいにく新潟はYTV映らないんですよ。残念ながら。
しかも液晶・プラズマの時代にこのテレビは時代を先取りしすぎて遅れて見えます。
 
お土産も買って、展望台に向かいました。これが凄いのです。
山に歩行者用のトンネルが掘ってあり、山向こうの諸施設(五箇山生活館等)に通じているだけでも凄いのに、途中にエレベーターがあり、昇ると展望台に着くのです。
この施設も新しく、設備も整っています。
まるで、秘密基地みたいです。山が割れて戦闘機やスーパーロボットなんかも出しちゃいなよ、この際。って、どの際だか分かりませんが興奮したのは事実です。
 
で、展望台。
これが確かに良い景色。

suganuma4.JPG

suganuma5.JPG
 
菅沼を楽しんだ後、途中、上梨で昼食を取って(山菜蕎麦と山菜ご飯に五箇山豆腐という食い倒れ定食)、村上家に入館し(こきりこ節の上手な、堂々とした語りっぷりのご主人が印象的)、相倉へ向かいました。

こちらは菅沼よりも大きな集落です。合掌造りの家がそのまま民宿になっているのが目立ちます。
こちらでも一回りしたあと、ぜんざいを食しました。普段は小食のワタシが本当に食い倒れようという勢いです。正月か?
 
ainokura.JPG
 
さあ相倉も楽しんだ。まだ時間があるので、一箇所でも多くの場所へ行きたい!と次のスポットへと向かうのでした。
 
(まだ続く)

2009/10/29 22:19 | Comments(0) | TrackBack() | おでかけ

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