寿司屋でお客が「おいしいトコ握ってね。」という言葉に、板前さんが「ウチのネタはどこも美味しいよ!」と怒る話をよく耳にしますよね。
確かにプロというのは、己の仕事にベストを尽くしているわけでして、プロであればあるほどその仕事のクオリティのアベレージが高いということになります。
つまり上記の板前さんはどんなときでも美味しい寿司をお客に提供する、しているという自負が「ウチのネタはどこも美味しい」と言わせるのでしょう。
先日、100円ショップでスナック菓子が目に止まり、その菓子名のロゴの横に「旨口仕立て」とかいてありました。
普通は旨く仕立てません?
もしやして「マズくち仕立て」「激マズくち仕立て」とかもあるとか!?
食品は基本的に全て旨口仕立てであって欲しいと思いますが、マズくち仕立てというのがあったら興味をそそられるのは事実です。仲間内の飲み会やキャンプのお供によさそうです。基本、ターゲットは罰ゲーマーでしょうけど。今「罰ゲーマー」って造語を編み出しました。来年の流行語大賞を狙います。
現実にこういった罰ゲーマー向けのお菓子などが売りに出されてますよね。
究極的には「カレー味のうんこと、うんこ味のカレー」みたいな話だと思います。違うか。
こう世の中が不景気で殺伐してきますと、「ホントに良い高いもの」か「安くて良い物」「ただただ安いもの」しか売れなくなってくるように思えます。
A「ウチの会社、景気悪くてリストラされちゃったよ。」
B「そうなんだ・・・。大変だなぁ。ところでお前のいた会社、何作ってたの?」
A「カレー味のキャンデー。」
B「ていうか今まで売れてたの!?むしろそれカレーのルゥじゃん!?」
カレー・キャンデーお作りの企業さんホントにいらっしゃいましたらごめんなさい。
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やはり12月は忙しいのであります。
坊主やお師匠様も走るだけありますが、今は車とか交通手段が発達して便利ですね、ってそんな話じゃない。
少しの外圧でテンパる、コアラや小動物のようなワタシがふと空を見ると何ともメルヘンチックな空模様でひっそり、いやほっこりしました。
あーここがニューカレドニアだったら、天国に一番近い島だったら良かったのに。そして隣がツタヤとコンビニだったら良かったのにぃ。その横に屋久杉なんかが生えてたら最高です。
話は変わりますが、本日友人に昼休みにメール打ってたら、その友人からメールが来てしかも内容がワタシがメールを打っていた件で驚きました。
そんな平凡な一日でした。
P.S.とある魂友さま、昨日はメールありがとうございました!疲れた心と体によく効きます!
話は変わりますが、本日友人に昼休みにメール打ってたら、その友人からメールが来てしかも内容がワタシがメールを打っていた件で驚きました。
そんな平凡な一日でした。
P.S.とある魂友さま、昨日はメールありがとうございました!疲れた心と体によく効きます!
本日は恒例の最近観た映画です。
中には10分ずつ観たりして観終えるのに結局1週間掛かったのもありました。
『ブラック・スネーク・モーン』
『ノー・ディレクション・ホーム』
『さらば、ベルリン』
『スーパーバッド/童貞ウォーズ』
『オーシャンズ13』
『タラデガ・ナイト オーバルの狼』
『ノー・ディレクション・ホーム』・・・ボブ・ディランのドキュメンタリー。3時間半の大作ですが、飽きません。音楽史にその名を残すであろうミュージシャンの無名時代から、時代の気運を捉えて絶大な支持を得ていく過程、やがて時代を先取りしすぎて聴衆からは支持の傍ら強烈なブーイングを受ける様子を当時の映像をふんだんに用いて描いてます。ディランのアルバムは2枚持っているのみですが、今回その曲が生まれた時代背景や訳詩が字幕で流れるのを観て今まで以上に魅かれました。無名時代のふっくらしたあどけない少年の頃のディランと、現在のインタビューを受ける頬のこけたディランでは別人のように感じてしまいます。現在の彼の瞳が、鳥のそれを想起させるような、とらえどころの無い人間離れしたものに感じたのはワタシだけでしょうか。
今ワタシは『時代は変わる』をかけながら通勤しています。
『スーパーバッド』・・・ワタシが好きな映画のジャンルにアメリカの学園ものがあります。古くは『アニマルハウス』『初体験リッジモンド・ハイ』、比較的最近では『パラサイト』『君の瞳に恋してる』『アメリカン・パイ』とか。
そういった点でも本作は前から気になっていました。結論から申しますと「愛すべき秀作」です。開巻から下ネタ連発ですが、次第にそこから「少年時代の終焉直前のバカ騒ぎ」というテーマが浮かび上がってきて、ラストシーンに至っては切なくなってくる意外な展開。
佐野元春さんの名曲『SOMEDAY』に「誰でもいつかは愛の謎が解けて/一人きりじゃいられなくなる」という秀逸な歌詞がありますが、本作の主人公たちは求めてやまないものを手に入れようとしたとき、手放さなければならないもの、以前とは形を変えてしまうものがあることに気づきます。それが観客の記憶の奥底に隠れた、痛みを伴う感情を呼び起こすのです。
「確かにみんな若い頃は口を開けば下ネタだったかもな」とか、「高3の夏休みに車を運転する友人が大人に見えて遠く感じたな」とか、そんなことを思い出しました。それもこれもキャラクターにちゃんと命を吹き込まれているからこそです。通称「マクラビン」と呼ばれるサブキャラと不良警官2人組のエピソードだけでも1本映画が作れるんじゃないかと思うほど、どのキャラクターも魅力に溢れ、鑑賞後も彼らのことがいつまでも頭から離れません。
女子には分からなくても、男子には分かるだろう、分かって欲しい個人的今年のベストテン入り確定作。
『オーシャンズ13』・・・シリーズ中で一番好きです。本シリーズは、いかに難攻不落の警備を突破してお宝を盗むかがキモでありパターンです。
普通なら盗みを決断するまでの経緯を細かく描いてしまうところを、早々と本題に話が進むのは潔くて良いのですが、観客であるワタシのテンションがついて来れず、大作の割には地味な印象を序盤に受けました。
いうなれば『ロッキー2』の上映開始15分位でロッキーが再びリングに上がることを決意して、トレーニングを始めちゃってるようなものです。
ですが、物語が進行するにつれ馴染んでくるようになると、テンポの良さ、場面転換の早さが心地よく、久しぶりに映画に身を任せる楽しさを味わいました。
そして銃を使わずスマートにミッションを遂行する主人公達がカッコよく、演じている俳優達も楽しそう。「オレがオレが」的役者のエゴを感じないのも貴重です。前作までのサブキャラが再登場したりで、シリーズ映画の醍醐味を味わえます。
しかしこれで最終作的雰囲気が漂ってましたが、こんなに楽しい作品を打ち止めにするなんて勿体無いです。
その他『さらば、ベルリン』はある旬の俳優がワキに出演した為に、序盤の視点と中盤からの視点がガラリと変わってしまうのはいかがなものか、とか『ブラック・スネーク・モーン』はキワドイ設定なれど『ハッスル&フロウ』の監督だけあって「人生の敗者復活戦」というテーマには変わりなくよろし、とか『タラデガ・ナイト』はワタシのコンディションが良ければもっと楽しめたのに、とかそんな感じです。
金曜、このところ連絡の途絶えていたある魂友さんから久しぶりにメールを頂きました。
なんと前回ワタシ宛のメールを出された直後に過労で倒れられて、入院されていたとのこと。
そのことを退院直後にメール下さるという義理堅さで、しかも「ご無沙汰して申し訳ありません」と謝られていました。謝られることなど何も無いのに・・・こちらが申し訳なくなってしまいました。
一読涙目になることしばしで、些細な諸事に少し追われただけでテンパる自分が恥ずかしく、我が未熟さを強く反省するのでした。
しかし全快とはいかないでしょうが、退院されたのは何よりです。
○○さん、大変な中にメールありがとうございました。
憶えておられる方はいらっしゃらないと思いますが、1月に本ブログで「今年は一筋縄ではいかない、という感じがする」と書きました。
何だかその通りの展開になっています。
M氏、お読みの方の様々な災難・困難。今年、いさら、HP・ブログで立ち上げた企画は、延期や中止になることが相次ぎました。
しかしそれらは、より大きな実りとなって帰ってきている・帰ってくるだろうと思います。
あ、『でがらし魂4』はM氏と対談する状況が未だに整わずにおりますが、必ずやります。でも今年は無理そうです…。
『でがらし集会』も来年は必ず開催します。こちらは延期したことによって、より一体感のある楽しい会になることが確実となりました。開催のことを考えると、ワクワクしてテンションが上がってくるほどです。
来年といえば、いさらの活動も極秘で進んでいるもののいくつかは明らかになるでしょうし、リアルタイムでお読みになってこられた方には溜飲の下がる展開もあるでしょう。
長年の不摂生が祟っての体調不良などが改善に向かう際は、一時期より体調が悪くなるそうです。
改善反応というやつで、マイナスに満ちた体にプラスに改善する要因が入ると拒否反応を起こす為だそうで、この時期を越えると体調は改善に向かうそうです。
今年は改善反応の年であると、無理矢理こじつけてみました。
『ロードショー(以下RS)』誌が休刊になりました。
10代の頃は毎月のように購読していた雑誌で、非常に思い出が多いだけに残念です。
とはいえRS誌は10代からせいぜい20代前半の若者をターゲットにしている雑誌なので、ワタシも今や購読しなくなって十何年。その立場で「やめないで」というのは勝手な話かもしれません。
初めて購入したのは中1の時。当時はジャッキー様の人気が絶大で、人気投票では何年もトップに君臨されておられました。
その頃のワタシはジャッキー様の大ファンであったものの、その最新情報は何を見れば載っているのか皆目見当がつきませんでした。
本屋で見かけるRS誌は『スクリーン』誌と同様、ハリウッドの(当時のワタシから見て)アダルティな女優さんが表紙であることが多く、アジアの映画のことは載っていないと思っていましたが、ある日意を決して立ち読み。
するとジャッキー様情報が盛りだくさんではないですか!
ロケ先でのアイドル風カットから、新作の撮影風景、近日日本公開の旧作やら、ユン・ピョウやサモ・ハンなど香港スターの写真まで載っているではないですか。
まるで今までずっとそばにいたのに気付かなくてごめんクラスメートで隣に住んでるあいつのこと好きだったんだ的ラブコメチック結末。
この日からRS誌とのお付き合いが始まったのでした。
やがてジャッキー様目的で購読する内に、新作映画の情報をRS誌でインプットしては学校で「今度こんな映画来るんだぜー」と知ったかぶるようになりました。程なくして、周囲にも同様の中坊が雨後の竹の子ように出現しました。この頃の周囲でのRS購読率というのはかなり高かったと思います。
ワタシはジャッキー様を始めとする香港映画の魅力に強く魅かれながら、映画全般に興味を持つようになりました。
中学の卒業文集には「映画は僕の人生だ!死ぬまで映画を観続けるのだ!」みたいなことを書いた記憶があります。まあ今となっては前半部分は間違ってると思いますが、後半部分は今のところ当たってます。
そんな感じでワタシの映画好きという嗜好を開眼させてくれたのが、RS誌といっても過言ではないのですが、当時の印象では『スクリーン』誌より明るい、アイドル雑誌風だったのがRS誌でした。先日も『レッドクリフ』の感想で書きました『香港電影通信』やジャッキー様の連載(『酔拳2』『新ポリス・ストーリー』での監督降板の詳細はその後他で読んだことがありません)など、香港映画の情報はスクリーン誌よりも一歩先を行っている感じがありました。
そんなRS誌もさすがに社会人になってからは一度も購入することはありませんでしたが、毎月立ち読みは欠かしませんでした。こんな風に、買わずに立ち読みばかりするから休刊になったのかもしれません。え、ワタシが悪いのでしょうか?
ともかく、何と37年の歴史を持つRS誌と一時代を濃密に共に歩んだというのは、こうしてみると悪いものでは無いなぁと感じるわけです。正直少し淋しく切ない
来月から立ち読みする雑誌が一つ減るのが残念です、ってやっぱりワタシのせいでしょうか。