先週末は M氏への取材を中止してもらい、いさらレポートの更新も休みました。
本ブログ自体も数日ぶりの更新ですが、今回の更新に当たり週末のワタシのことや周囲の状況を書こうと途中まで原稿を書いたのですが、考えた末にボツにすることにしました。
これからしばらくは後先考えずやりたいことに邁進していこうと思います。
勿論、越えなければならない諸々を越え、やらなければならない諸々のことをやった上で。
久しぶりに止まっていたものが再び動き出したような、根拠のない充実感が湧いています。
先ほどM氏と連絡を取り、今週の某日取材をすることに決定しました。
どんな話が聞けるか。今から楽しみです
どんな話が聞けるか。今から楽しみです
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今回は本数少なめですが、この期間は『GARO』を観ていることが多かったのでした。
先日は自宅にある貯まった映画をほぼ(全部ではない)観終えた為、DVDを借りました。出来るものなら20本くらい一度に借りたいものです。
『ワルボロ』
『パープル・ストーム』
『ニューヨーク1997』
『アダルト・スクール』
『ドラゴン・プロジェクト』
『プロジェクト・イーグル』
『ワルボロ』・・・80年代に中高生時代を過ごした者にとっては、当時一大ブームを巻き起こした『ビー・バップ・ハイスクール』シリーズは思い入れのある作品です。本作は久々に『ビー・バップ』以来の不良少年が主人公の娯楽映画を観た気がして溜飲が下がりました。
俳優陣がキャラを活き活きと演じ、あの頃特有の「エネルギーが有り余り過ぎる割には経験値の少なさゆえに迷い、身を持て余す」様子が実に共感できるように描かれてます。仲村トオルさんの出演は『ビー・バップ』へのリスペクトでしょうか。仲間意識、逃げずに相手と対峙すること、自分の弱さを認めてその先へと行こうとする姿勢、果てのラストのカタルシス。同時期公開だった『クローズ』より気に入りました。
『パープル・ストーム』・・・観る前は「良くも悪くも香港映画」的作品だと思ってました。その予想は外れてはいませんでしたが、どこか韓国映画の『シュリ』を思わせるものの、場面展開が早く先の読めないストーリーとハードな香港アクションの連続で中々の快作に。ただ物語を牽引するのが、若きテロリストなのか、テロ対策班のリーダーなのか分かりづらくクライマックスに至って「あぁこんな話だったんだ」と分かる作りはもしかして行き当たりばったりの撮影の賜物?
『ニューヨーク1997』・・・かれこれ20年位前に観て面白かった記憶だけが残り、内容を全く忘れているので再鑑賞。ところが途中、あろうことか寝てしまったからにして、序盤とラストのみ観ました。スネーク・プリスキンのキャラ設定のカッコよさと、そのキャラがもたらすラストのカッコよさは途中居眠りしてても分かります!説得力に欠けますけど!
『アダルト・スクール』・・・「男はいい歳こいても中身は子供である」というテーマが共感しつつ大笑い。2年前に初めて観ましたが近作でウィル・フェレルが好きになりました。ご都合主義な場面も多々ありますが、それも能天気に笑うため目をつぶりましょう。今回初めて観たDVD特典映像の「アクターズ・スタジオ・インタビュー」のパロディには大笑いでした。
『ドラゴン・プロジェクト』・・・前作『エンター・ザ・フェニックス』で若くして非凡の才を見せた監督・出演のスティーブ・フォンの監督出演2作目はアクション度が増して、より楽しめます。もっと大きな予算で演出に特化したら更に面白い作品が出来る可能性大と見ました。この人、アクションは出来ているのですが、体が若干硬い感じがします。
『プロジェクト・イーグル』・・・学生時代、バイト代で念願のレーザーディスク・プレーヤーを中古で購入した際、最初に買ったソフトが本作でした。10年振り位に観直しましたが、序盤の珍しい小道具を使った描写やテンポ良いアクションが前作『サンダー・アーム』と比べて格段に進歩してます。クライマックスの「僕はアジアのスーパーマン!」というセリフ(DVDでは「スーパーマン!」とだけ言ってます。)にはジャッキー様を長らく応援する身としては観るたびに胸のすく思いがします。
但し中盤のサハラ砂漠のシーンは冗漫で長く、あそこをカットするとタイトな仕上がりになるのに、と思ったのは当時観たときと一緒の感想でしたが、巷でチラホラ聞かれる「ジャッキー様は映画で女優にセクハラをしている」説は今回本作を観て初めて納得しました。この観点からジャッキー様の作品を観直すと違った印象になるのかも知れません。
以上、今回は全部感想書きました!
ある夕刻、自宅へと車を走らせていました。
カーラジオからDJがクリス・ペプラー似の独特の低い声でリスナーからのお便りをシブく紹介しています。
DJヒョロ太 「さて、次のメールを紹介しようか・・・こちらは新潟市の・・・爆裂自爆野郎さんから。
『ヒョロ太さん、おつかです。』ハイ、おつかー。『今オレ凄く『キャノン・ボール』が観たいんすよ。あれってDVD出てるのかな?』・・・あー『キャノン・ボール』ね。アレでしょ。ジャッキーの出てるヤツ。あれDVD出てるかなぁー。」
ワタシ 「出てるよ。」
DJ 「アレ、もしかしたら出て無いかもな。VHSだったらあると、思うよ。」
ワタシ 「いや出てますって。レンタルだと置いてないとこあるかもしれないけど。」
DJ 「『キャノン・ボール』かぁ・・・オレも観たな・・・アレですよね、ジャッキーと・・・アレ。あの俳優が出てんだよ・・・あー名前ド忘れしちゃった。」
ワタシ 「マイケル・ホイ。」
DJ 「あー思い出せない。・・・あのホラ、よくジャッキーと一緒によく出てた・・・」
ワタシ 「マイケル・ホイはよく一緒に出てないよ!『プロジェクトBB』まで再共演してないから。」
DJ 「あのホラ・・・サモ・ハンと・・・」
ワタシ 「サモ・ハンは『キャノン・ボール』に出てないって!」
DJ 「・・・・思いだした!ユン・ピョウだ!!ユン・ピョウ、ユン・ピョウ。いやぁ昔観たよ。」
ワタシ 「(?)いやユン・ピョウも出てないよ『キャノン・ボール』には。」
DJ 「それでジャッキーがユン・ピョウと戦うんだよ。ジャッキー、ローラースケート履いたりしてたね。」
ワタシ 「それ『五福星』じゃんっ!!」
今この瞬間に、こうしてラジオにツッコんでいるのは県内でワタシだけのような気がしました。
P.S. ジャッキー様、このところのご発言が色々問題らしいですが、お作りになる映画は無問題です。
人と会うことがストレス解消になるときと、一人で趣味などに没頭することがストレス解消になるときがあるようです。
でもそれは自分なりに分析して見極められるものでもなく、「外に出るのも億劫で体調もすぐれない、家で映画でも観ていたい」と思っていても、いざ外出して外の空気を吸うと元気が出てくる場合があります。なかなか読めません。
先週末は外出や人と会うことが多かったですが、意外にリフレッシュできました。
それによって自分が今、人と会って話したりすることが必要なのだと気付かされました。
確かに毎週のようにお会いして話し込んだマルス先輩は横浜に行ってしまいましたし、ワタシ自身も独身時代のように毎週のように飲みに出たりはしなくなりました。結果、アルコールには嘗てないほど耐性がなくなり、ちょっとの酒で二日酔いと胃腸が非常事態宣言を発令するようになってしまいました。
で先週のお休みはどのよう過ごしたかと申しますと・・・
土曜日
・早朝、『牙狼』を観てからM氏の取材に。
・戻って昼から『レッド・クリフ PARTⅡ』を観に行く。
・夕方から、とある企業の管理職の方と飲む。
中でも管理職の方との一席が非常に楽しく、ためになりました。感性的にも話をしていて磨かれるものがありましたし。しかしワタシは酒が弱くなったことを忘れていました。帰宅後どうやって風呂に入ったのか、いつ寝たのかが全く記憶にありませんでした・・・そんなに飲んでないのに・・・。
日曜日
・ 朝、いさらレポート書き。段々気持ち悪くなってくる。二日酔い?
・ お昼、ヨメと義母とでうどん屋に食べに行く。この頃には外気に触れてリフレッシュしたのかすっかり元気に。
・ そのまま新築された介護付きケアハウス(でいいんでしょうか)の内覧会へ。ワタシの先輩や知人は介護関係者もしくは経験者が多く、興味がないわけではないのでした。今住んでるとこより良いじゃないの。いくら?・・・あー、そう。一時金でそれだけね。え、他に毎月払うの?・・・あぁ、そう。そんなに・・・。
・ 夜は実家で食事。甥っ子のワンマンショーっぷりに笑い倒す(後日また書きます)。
こうして休日は終わりましたが、人と交わる時間がある方が気が緩み過ぎないでいいのかなぁと分析しました。まぁ分析しても見極められるもんじゃないんですけど。
先週末『レッド・クリフ PARTⅡ』を観に行きました。
今回はメインディッシュの『赤壁の戦い』がガッツリ描かれるとあって、PARTⅠ以上の面白さを期待して映画館へと向かいました。
土曜の午後の映画館は人でごった返してます。不景気がウソのようです。
『レッド・クリフ』のチケットを求めるお客さんも結構いましたが、どうも『クローズZEROⅡ』(観たい・・・)目当ての学生が多いようです。
その『クローズZEROⅡ』の宣材で出演者たちの等身大のポップが映画館の入口に立っていたのですが、その前でおじさんが人を待っているのか一人立っていました。
ポケットに手を突っ込んで立つ姿は、後ろの『クローズ』のキャラ達と溶け込んでおじさんが出演者のようでした。笑いました。多分、鈴蘭高校を45年位留年しているオオサンショウウオのようなキャラだと思います。
オジさんが面白すぎて、『レッド・クリフ』は見劣りした感じでした。
一番面白かった部分は前作のあらすじでした。
前作では孔明が目をまんまるくしたり細めたりしているだけの愚者に見えなくもなかったのですが、今回は「3日で10万本の矢を調達」のエピソード等で前作よりも頭が良く見えます。一人で草原に立って自分が風を起こしているかのように羽の扇を振る孔明は、何ともハッタリ満点いかさまチックでワタシは家に帰ってからマネをしました。
前作で仕事の出来ない人の良い中間管理職状態だった劉備も終盤までは、腰抜け三昧。
横山光輝版『三国志』に慣れ親しんだワタシにとっては、加齢臭漂う本作の劉備が許せません。終盤は取ってつけたような活躍をしますが、『三国志演義』では劉備たち蜀軍は赤壁の戦いでは戦っていないそうで、これはジョン・ウー監督の『妄想三国志』なのだと悟りました。
クライマックスは三国志版『プライベート・ライアン』のような趣で、アリの巣をバーナーで焼くような大狂乱。
バタバタと人が死んでいく様には爽快感はありません。
しかしその後、これぞジョン・ウー版三国志ともいうべきマニア大喜びの展開が待っているから侮れません。
前作併せ5時間ほどの『レッド・クリフ』。切ってもいいような本筋と無関係のシーンも多く、その辺を再編集すれば4時間位の上映時間で済みそうです。
しかし三国志映画史上嘗てないスケールと侠気で描かれた本作はイベント映画としては上々の出来ではないでしょうか。
そうして上映が終わり出口へと向かったワタシ。
階段を降りて出口へと続く通路の脇に立っていたのは・・・
さっきのクローズおじさん!?
『レッド・クリフ』観てたんだ・・・『クローズ』じゃなく。
そう思うと陶然と立ったその姿は諸葛孔明に見えなくも・・・いや見えなかった。