今回は本数少なめですが、この期間は『GARO』を観ていることが多かったのでした。
先日は自宅にある貯まった映画をほぼ(全部ではない)観終えた為、DVDを借りました。出来るものなら20本くらい一度に借りたいものです。
『ワルボロ』
『パープル・ストーム』
『ニューヨーク1997』
『アダルト・スクール』
『ドラゴン・プロジェクト』
『プロジェクト・イーグル』
『ワルボロ』・・・80年代に中高生時代を過ごした者にとっては、当時一大ブームを巻き起こした『ビー・バップ・ハイスクール』シリーズは思い入れのある作品です。本作は久々に『ビー・バップ』以来の不良少年が主人公の娯楽映画を観た気がして溜飲が下がりました。
俳優陣がキャラを活き活きと演じ、あの頃特有の「エネルギーが有り余り過ぎる割には経験値の少なさゆえに迷い、身を持て余す」様子が実に共感できるように描かれてます。仲村トオルさんの出演は『ビー・バップ』へのリスペクトでしょうか。仲間意識、逃げずに相手と対峙すること、自分の弱さを認めてその先へと行こうとする姿勢、果てのラストのカタルシス。同時期公開だった『クローズ』より気に入りました。
『パープル・ストーム』・・・観る前は「良くも悪くも香港映画」的作品だと思ってました。その予想は外れてはいませんでしたが、どこか韓国映画の『シュリ』を思わせるものの、場面展開が早く先の読めないストーリーとハードな香港アクションの連続で中々の快作に。ただ物語を牽引するのが、若きテロリストなのか、テロ対策班のリーダーなのか分かりづらくクライマックスに至って「あぁこんな話だったんだ」と分かる作りはもしかして行き当たりばったりの撮影の賜物?
『ニューヨーク1997』・・・かれこれ20年位前に観て面白かった記憶だけが残り、内容を全く忘れているので再鑑賞。ところが途中、あろうことか寝てしまったからにして、序盤とラストのみ観ました。スネーク・プリスキンのキャラ設定のカッコよさと、そのキャラがもたらすラストのカッコよさは途中居眠りしてても分かります!説得力に欠けますけど!
『アダルト・スクール』・・・「男はいい歳こいても中身は子供である」というテーマが共感しつつ大笑い。2年前に初めて観ましたが近作でウィル・フェレルが好きになりました。ご都合主義な場面も多々ありますが、それも能天気に笑うため目をつぶりましょう。今回初めて観たDVD特典映像の「アクターズ・スタジオ・インタビュー」のパロディには大笑いでした。
『ドラゴン・プロジェクト』・・・前作『エンター・ザ・フェニックス』で若くして非凡の才を見せた監督・出演のスティーブ・フォンの監督出演2作目はアクション度が増して、より楽しめます。もっと大きな予算で演出に特化したら更に面白い作品が出来る可能性大と見ました。この人、アクションは出来ているのですが、体が若干硬い感じがします。
『プロジェクト・イーグル』・・・学生時代、バイト代で念願のレーザーディスク・プレーヤーを中古で購入した際、最初に買ったソフトが本作でした。10年振り位に観直しましたが、序盤の珍しい小道具を使った描写やテンポ良いアクションが前作『サンダー・アーム』と比べて格段に進歩してます。クライマックスの「僕はアジアのスーパーマン!」というセリフ(DVDでは「スーパーマン!」とだけ言ってます。)にはジャッキー様を長らく応援する身としては観るたびに胸のすく思いがします。
但し中盤のサハラ砂漠のシーンは冗漫で長く、あそこをカットするとタイトな仕上がりになるのに、と思ったのは当時観たときと一緒の感想でしたが、巷でチラホラ聞かれる「ジャッキー様は映画で女優にセクハラをしている」説は今回本作を観て初めて納得しました。この観点からジャッキー様の作品を観直すと違った印象になるのかも知れません。
以上、今回は全部感想書きました!
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