以前書いたか記憶がさだかではありませんが、初夏の頃より職場環境が変わりました。
業務自体は変わらないのですが、別の仕事場へと異動になりました。
前は車で1時間近く掛けて山奥に通っていたのが、20分ちょっとの通勤時間で済むのは助かるのですが、色んな意味でゆとりが無くなったのは事実です。
先日、用事が出来て久しぶりに山奥にある、かつての仕事場へと向かいました。
わずかな時間しか経っていないのに懐かしさを感じ、その感情がどこから発しているのか分かりませんでしたが、込み上げてくるものすらありました。
冬場は劣悪な自然環境でしたし、良い思い出ばかりでもありませんでした。
しかし、休み時間にケータイでHPに寄せられたメールを確認して、興奮してM氏に連絡したり、涙ぐんだり、仕事に向かう活力を与えられたりした日々がそこにはありました。って良く考えたら仕事自体ではなく、その時期に起きた電脳世界での交流ばかりが良い思い出となってました。
ワタシが仕事をしていた部屋は、夜逃げした事務所のようになっており、なんとも寂しいものでした。
そこで打ち合わせを済ませ、最後に屋内を見て帰ることにしました。
うーん考え事をして用を足していたトイレすら今は懐かしい。
正面玄関、毎朝ワタシが掃除してたんだよな。そこにある観葉植物たちに水をやるのが日課でした。
植物にはあまり興味がないワタシも、毎日水をやってるせいで情のようなものが湧いたものです。
そうだ、ちょっと正面玄関の観葉植物たちを確認して行こう。
ワタシが水をやらなくなって、元気が無くなっていないだろうか。なんだったら水をやってかえろうか。
そんなことを考えながら正面玄関へと行きました。
さて観葉植物たちは ―
青々として見るからに前よりも元気そうでした。
パートのおばちゃんの手入れが行き届いて、生命力すら感じさせてました。ワタシが水やっていた頃はそんなもの感じさせてくれなかったのに。ビタ一文感じさせてくれなかったのに。
愛情は相手に正しく伝わらないことがある。
ワタシはまた一つオトナの階段を上ったのでした。
むなしい。
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今回は恒例の最近観た映画についてです。
ここんとこ映画に対する欲求と鑑賞量のバランスが崩れ、一層欲求過多になってます。
それゆえに鑑賞する映画を選ぶ際は、自分の中で優先順位を付けて決めています。でなきゃ選べなくていつまでもレンタル屋さんでウロウロすることになるからです。
以下の映画を観ました。
『ボクらのミライへ逆回転』
『カメレオン』
『シューテム・アップ』
『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』
『トロピック・サンダー』
『エグザイル/絆』
『ボクらのミライへ逆回転』・・・『エターナル・サンシャイン』のミシェル・ゴンドリー監督なので、パッケージから受ける全くのバカ映画ではないだろうと予測して観たのが正解でしたが、そうでなければ物足りないと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
主人公たちがヒット映画を手作りでチープにリメイクするというシーンの楽しさは、作り手が楽しんでいるのがそのまま伝わって観ていて嬉しくなってきます。ゴンドリー監督はアナログな時代(当時は随分デジタルだと思ってんですけど)への郷愁をうまく表現してます。
こんなバカな展開なのに、ラストシーンでは切なくもほっこりして泣けてしまう、「卑怯」が褒め言葉にもなることを知らされる佳作。
またビデオ屋の店主が大手レンタルチェーンの商売を学ぼうとするシーンには、「まったく同感!」と笑わせていただきました。そう、最近のレンタル店はマイナーな映画や、リリースから時間が経った作品は置いていないんですよ!
『カメレオン』・・・以前から観たかった作品。藤原竜也さんは『バトル・ロワイアル』の時の演技がワタシの中では印象強かったのですが、本作ではそれを払拭するアダルトな力演っぷり。男優陣は皆さん表現しにくいのですが「ファンタジーの中のリアルさ」といいましょうか。現実にああいう喋り方する人はいないんですけど、虚構の作品世界では十分な説得力を持っているというような、作品の世界観構築に大きく寄与している力演です。
物語は後で考えると、偶然目撃した主人公が偶然「あんな奴」だったという、偶然を重ねた話なのですが、観ている間は面白くてそれを気づかせません。
阪本順治監督作は何作か観ましたが、松田優作さんの『蘇る金狼』のような雰囲気を持つ本作がダントツに好きです。
鑑賞後、何日も強烈な印象を残す映画は年に何本もないですが、本作はワタシにとってそういう映画です。
今年観た映画のベスト3には入ることでしょう。求む、続編製作。
『シューテム・アップ』・・・最近は気軽に観た後、何も残らない映画というのを観ていない気がしたので…あ、『センター・オブ・ジ・アース』があったか…とにかくそんな作品を観て適当に楽しもうと思いました。期待を裏切らないどころか、期待以上に観た後ワタシのハートに何も残らなかったので逆に困ってしまいました。
『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』・・・さすがゾンビ映画の元祖であるロメロ監督だけあって、ただゾンビが発生して逃げ回るだけではなく「人間の醜さ」を盛り込むことは毎度のこととして、ネットが浸透した現代論をゾンビ映画のフォーマットで展開する構造は目新しく秀逸で説得力もあり。ただ観ていて爽快感はありませんでした(当たり前?)。
『トロピック・サンダー』・・・あらすじを聞いただけで面白そうです。『地獄の黙示録』ごっこで遊びたい、というコンセプト(なのか?)で役者たちが嬉々として演じてますが(特にトム・クルーズの怪演はワタシのなかで彼の好感度が2目盛り位UPしました)、本来芸達者なジャック・ブラックは今回は受けの演技で、少し損な役回りでした。
また、残酷度の高いギャグに少し引いてしまったのも事実。老いてしまったのかな。
鑑賞後は「どこが悪いでもないのに、もろ手を上げられない感じ」に。この手の作品は再見すると凄く面白いのが多いです。しばらく時間を置いて、観直してみようと思います。
『エグザイル/絆』・・・傑作『ミッション/非情の掟』の後日譚的作品とあって、ずっと観たかったです。
ようやく観れた感想は…素晴らしかった。
主要人物は弾が当たり難いのがちょっと都合よく見えましたが、それも大したことではありません。
死地に向かう男たちの笑顔、そしてあろうことか、あんな場面で『ミッション』での名シーン「サッカー遊び」が蘇る!あぁ、なんてこと!ニクい!ニクすぎるぅ!
ジョニー・トー監督、上手すぎです。もうこれからは「おトー様」として崇めていきます、ワタシのなかで。
今回は以上でございます。
この1週間、M氏と決めた「あること」を進めるために下調べ&構想をしてました。
やはり下調べすればするほど、構想すればするほど達成することが遠く思えてきて作業に入るのことがはばかられました。
とはいえ、はばかっていてはいつまで経っても形にならない。
意を決して、朝5時より作業を開始。
これが意外なことに楽しかったのですよ。やっている内に夢も広がってくるし、具現化されたものがあると到達すべき明確なイメージを描けるようになります。
これは最近では、最も貴重な体験でした。
このプチ達成感を胸に、午前中M氏と会ってきました。
おかげで取材中も夢広がる楽しい時間となりました。
重い腰を上げて、1歩を踏み出して得たものは大きかったのでした。
いきなりネタばらししちゃいますが、最近のある記事は書き始めてから更新まで半月以上掛かりました。
しかしながらボツになりかけた記事を完成することが出来て、安堵感はあります。
諸要因はあるにせよ、難産の記事が多くなってきました。
元々速筆ではない為、1本の記事を仕上げるのに大体2~3日かけてましたが、今回は言葉が出ずに苦しみ、細部の書き直しにも時間が掛かりました。もしや本格的なボケに突入したのか?という不安すら湧いてきたのでした。
…ハッ!?もしやして最近、四六時中眠いのと関係があるのだろうか?
集中力も元々ないのに、よりなくなっている感があるのもそのせいだろうか!?
うーん・・・とりあえず考えるのはやめよう。集中力がなくなってきたから、ってそれでいいのか!?・・・まあいい。眠くなってきたし、ってだからそれでいいのか!?
表題どおりで、言い訳だらけの水泳大会な内容になってしまいました。
とりあえず明日のM氏への取材は、眠くならず集中力が途切れずでありたいです。
とりあえず明日のM氏への取材は、眠くならず集中力が途切れずでありたいです。
最近「ホルモンヌ」という言葉が口にされているようで。
こないだTVで初めて知りましたが、今ではそこ・ここで目に耳にします。
ホルモンにハマッている女性を指すようですが、それにしても「ホルモンヌ」ってネーミングはいかがなものでしょうか。
別に女性がホルモンにハマッて悪いことは何もないのですが、かえって、女性がホルモン食っているのは恥ずかしい、だから「ホルモンヌ」という造語で無理矢理恥ずかしさを消して市民権を強奪しようという意図が伺えてしまいます。ただ「ホルモン好き」で良いような気がするのはワタシだけでしょうか。いや、他にも賛同してくれる方はいるのではないか?
じゃあーじゃあー鮭好きは「サーモンヌ」とかいうのでしょうか。「うどんヌ」「ツナ缶ヌ」「夜霧のハウスマヌカンヌ」とか。最後は食い物じゃないか。
ここまで書いててふと思ったんですが、「パリジェンヌ」とか「コメディエンヌ」等、「ンヌ」が付くと女性を指すようです。
そうするとですよ、「ホルモンヌ」は言うなら「女性ホルモン」・・・女性ホルモンぅ!?
確かに女性は女性ホルモンの分泌元ですが、さすがにホルモン呼ばわりは失礼かと・・・。
「おい、そこのホルモン!」とかDV夫は妻に言うのでしょうか。
そうなると一部を総体として呼ぶことになりますから、「このウンコ野郎」などという罵倒は「はい、ワタシはウンコちゃんでございますが、いまさら何か?」ということで無意味ですし、気に入らない相手をハナクソよばわりすることもアリなわけです。
逆に男性の場合は「コメディアン」「パリジャン」と「ァン」が付いてますが、ホルモン好きな男性ならホルモンアン、何か「ホルモン庵」みたいですね。あんこが好きなら「アンアン」、男性なのに女性誌みたいになってます。
・・・まてよ。
そもそも「ホルモンヌ」が、女性がホルモンを食べるのが恥ずかしいから付いたネーミングだとすると、男性も恥ずかしいことをする行為や対象物に対して「ァン」を付ければいいんじゃないでしょうか?
例えばパフェを好んで食すのは「パファン」、いいトシしてオマケを集めることを「しょくがぁん(食玩)」とか、って全部自分のことでした。
でもパフェは恥ずかしくて注文できないことが多いので「パファン」、誰か流行らせて市民権を獲得してください。一刻も早く。