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2025/03/17 08:27 |
最近自宅で観た映画
今回は恒例の最近観た映画についてです。
ここんとこ映画に対する欲求と鑑賞量のバランスが崩れ、一層欲求過多になってます。
それゆえに鑑賞する映画を選ぶ際は、自分の中で優先順位を付けて決めています。でなきゃ選べなくていつまでもレンタル屋さんでウロウロすることになるからです。
以下の映画を観ました。
 
『ボクらのミライへ逆回転』
『カメレオン』
『シューテム・アップ』
『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』
『トロピック・サンダー』
『エグザイル/絆』
 
『ボクらのミライへ逆回転』・・・『エターナル・サンシャイン』のミシェル・ゴンドリー監督なので、パッケージから受ける全くのバカ映画ではないだろうと予測して観たのが正解でしたが、そうでなければ物足りないと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
主人公たちがヒット映画を手作りでチープにリメイクするというシーンの楽しさは、作り手が楽しんでいるのがそのまま伝わって観ていて嬉しくなってきます。ゴンドリー監督はアナログな時代(当時は随分デジタルだと思ってんですけど)への郷愁をうまく表現してます。
こんなバカな展開なのに、ラストシーンでは切なくもほっこりして泣けてしまう、「卑怯」が褒め言葉にもなることを知らされる佳作。
またビデオ屋の店主が大手レンタルチェーンの商売を学ぼうとするシーンには、「まったく同感!」と笑わせていただきました。そう、最近のレンタル店はマイナーな映画や、リリースから時間が経った作品は置いていないんですよ!
 
『カメレオン』・・・以前から観たかった作品。藤原竜也さんは『バトル・ロワイアル』の時の演技がワタシの中では印象強かったのですが、本作ではそれを払拭するアダルトな力演っぷり。男優陣は皆さん表現しにくいのですが「ファンタジーの中のリアルさ」といいましょうか。現実にああいう喋り方する人はいないんですけど、虚構の作品世界では十分な説得力を持っているというような、作品の世界観構築に大きく寄与している力演です。
物語は後で考えると、偶然目撃した主人公が偶然「あんな奴」だったという、偶然を重ねた話なのですが、観ている間は面白くてそれを気づかせません。
阪本順治監督作は何作か観ましたが、松田優作さんの『蘇る金狼』のような雰囲気を持つ本作がダントツに好きです。
鑑賞後、何日も強烈な印象を残す映画は年に何本もないですが、本作はワタシにとってそういう映画です。
今年観た映画のベスト3には入ることでしょう。求む、続編製作。
 
『シューテム・アップ』・・・最近は気軽に観た後、何も残らない映画というのを観ていない気がしたので…あ、『センター・オブ・ジ・アース』があったか…とにかくそんな作品を観て適当に楽しもうと思いました。期待を裏切らないどころか、期待以上に観た後ワタシのハートに何も残らなかったので逆に困ってしまいました。
 
『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』・・・さすがゾンビ映画の元祖であるロメロ監督だけあって、ただゾンビが発生して逃げ回るだけではなく「人間の醜さ」を盛り込むことは毎度のこととして、ネットが浸透した現代論をゾンビ映画のフォーマットで展開する構造は目新しく秀逸で説得力もあり。ただ観ていて爽快感はありませんでした(当たり前?)。
 
『トロピック・サンダー』・・・あらすじを聞いただけで面白そうです。『地獄の黙示録』ごっこで遊びたい、というコンセプト(なのか?)で役者たちが嬉々として演じてますが(特にトム・クルーズの怪演はワタシのなかで彼の好感度が2目盛り位UPしました)、本来芸達者なジャック・ブラックは今回は受けの演技で、少し損な役回りでした。
また、残酷度の高いギャグに少し引いてしまったのも事実。老いてしまったのかな。
鑑賞後は「どこが悪いでもないのに、もろ手を上げられない感じ」に。この手の作品は再見すると凄く面白いのが多いです。しばらく時間を置いて、観直してみようと思います。
 
『エグザイル/絆』・・・傑作『ミッション/非情の掟』の後日譚的作品とあって、ずっと観たかったです。
ようやく観れた感想は…素晴らしかった。
主要人物は弾が当たり難いのがちょっと都合よく見えましたが、それも大したことではありません。
死地に向かう男たちの笑顔、そしてあろうことか、あんな場面で『ミッション』での名シーン「サッカー遊び」が蘇る!あぁ、なんてこと!ニクい!ニクすぎるぅ!
ジョニー・トー監督、上手すぎです。もうこれからは「おトー様」として崇めていきます、ワタシのなかで。
 
今回は以上でございます。
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2009/09/29 22:16 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ

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