少し前、TVでダウンタウンの松本さんが『ジューシーハンバーグ』とメニューに書いてあるのを見て、
「『ジューシー』かどうかは自分で決めるわ!」
と仰っていたのを拝見し、多いに納得しました。
といいますのは、ずっと書こうと思っていたネタにこういうのがあったのです。
ニュースである事件を報道していました。
事件自体はこの際どうでも良いので架空の事件をでっち上げるとすると
「昨日、駄菓子屋よりアイスを盗んだ疑いで上越警察署は、ボンクラ業 あさじろう容疑者 30代 を窃盗の罪で逮捕しました。
取調べで、あさじろう容疑者は『この灼熱の太陽光線には殺人光線と怪電波が混じってるから!混じっちゃってるから!すべては太陽のせいなのです!ってカフカの異邦人か!?』などと、自分でツッコみを入れながら訳の分からないことを言っているそうです。ちなみに『異邦人』の作者はカミュです。」
こんな感じとしましょう。
いっときますが、あさじろうは架空の人物ですし、私はアイスを盗んだことはありません。そんなチンケなことはしません。やるならアイスの製造会社に敵対的買収を仕掛けます、妄想の中で。
で、このニュースで、ひっかかったのは「訳の分からないことを言っている」というくだりです。
ニュースというのは事実をありのままに伝えるものだと思っていましたが、「訳の分からない」というのは、客観でなく思いっきり主観な表現です。
あさじろうの供述が、「訳が分からない」か否かは、視聴者が決める事のように思ったのですが、そのようにしか報道しようがないような気もしますし、結局何が言いたいのかと申しますと・・・何が言いたいのか分からないということなのです。
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