あさぶろ

先週末、かつての職場のOB会がありました。
会長は当時の工場長（現在リタイヤされ、スポーツジムとボーリングと庭仕事で日々を送るカッコよさ）で、年1回のペースで開催、今年で3回目になります。

OBとはいえ、その殆どが30・40代。
現在その会社は、様々な事情により現在は存在しません。

20代の、経験は皆無なれど生意気盛りで勢いだけだった当時の私は、工場長に仕事人としての生き方を教わり、上司だったマルス先輩から仕事のイロハから余暇の楽しみ方まで教わりました。

いさらレポートにも書いたことのある、いにしえ君や、キャンプ仲間の全員はこの会社か、グループ会社の社員でした。

当時、平均年齢20代前半の職場は、青臭い野武士や野良犬のような社員ばかりでしたが、父性的愛情あふれる工場長の下、同じ目標に向かって若さと無謀さで突き進んだものです。

まさしく「黄金時代」。

あれから10年近く、「辞めた会社の人たちと、なんでそんなに仲がいいの？」と各々が周囲に言われつつ、仲間たちとの交流は今も続いています。

会の席で一番の若手（かろうじて20代）が言いましたよ。
「工場長が起業したら、オレ駆けつけますよ。」

あの夜、出席した殆どが同じ想いだったでしょう。
そんな上司の元にいたこと。
そんな仲間と働けたこと。
未だに彼らと繋がっていられること。

それだけで、来年の会まで生き延びられる気がしました。