最近「シンクロニシティ」という言葉を用いなくなりました。
ワタシの中で言葉のブームが去ったとか、もはやそんな神掛かったことなど信じなくなったとかそんなことはなく、ただシンクロニシティを感じることが少なくなったからなのでした。悲しいかな。
それは自分の中のシックス・センスと呼んでいいのか―そのようなアンテナの感度が以前ほど鋭敏ではなくなっているようで、それに対しての焦りのようなものも感じていました。
何よりもここ1年ほど公的・私的に色々あり、余裕がなかったことが感覚が鈍くさせている原因かなと思ったりもします。
ところが金曜、久々にシンクロニシティを感じることがありました。
内容的には、他人が聞けば他愛もない偶然で片付けられるのでしょうけれど、ワタシには大きな意味がありました。
何日か前に地元の新聞で、ある方のインタビューが載っていました。それを何の気なしに読みました。そのことは金曜まですっかり忘れていました。
そして最近は車のなかで山口洋さんの『Live at Café Milton』を聴いてました。このアルバムは、宮城県白石市の『カフェ・ミルトン』での山口さんのライブを収録したものです。
そしてこのアルバムは昨年亡くなられた舞踏家の岡田マサルさんに捧げられた、友情の証的側面も持つ心に沁みる1枚です。山口さんが歌う歌詞の一つ一つが岡田さんに向けられているような気さえしてきます。
話を戻しまして金曜の仕事帰り、近所の本屋に立ち寄りました。
たまたま普段はあまり気を入れて物色しないコーナーを見ていたら、ある新潟出身の方が書かれた本が目に止まりました。
これは先日新聞にインタビューが載っていた方の本では・・・?
興味を惹かれて本を手に取ってみると、やはり先日新聞に載っていた方です(月乃光司さんの『心晴れたり曇ったり』という本でした)。
この方、本を出されていたんだ、とパラパラとめくってみると、ある字面がこれまた目に止まりました。
「岡田マサル」
何!?と、めくり過ぎたページを戻すと、この方が生前の岡田さんとステージを共にしたエピソードが書かれていました。
久しぶりに心が震えました。
こんなことってあるんだ。ここ1週間のワタシの目や耳に入ってきた「意味のある情報」を見事な円環で繋げて目前に戻してくるなんて。
物事はワタシの知らないところで繋がっているんだなぁ、目に見えなくなったからといって無くなった訳ではないんだなぁ。それは身勝手な考えだったんだなぁ、と本屋でしばし立ち尽くしていたのでした。悲しいのはプチ悟りを得たワタシが、傍目には立ち読みしてるオヤジにしか見えなかったろうことです。まぁ間違ってませんけど。
こんなことがあった晩、かねてから居酒屋を経営されていた先輩より月例のバーキューのお誘いをいただいていたのですが、考えた末に今回は欠席しようとメールの文章を打ちました。
ただ、メールを送信するには、いささか時間が遅かったので翌日送信することにしました。
そして土曜。
朝より祖母の見舞いの為、富山へ向かう途中のパーキングエリアで先輩のメールの件を思い出し、送信しようとケータイを開くと・・・
その先輩からメールが来ていました。
今度のバーキューの参加の可否を問われていると共に、今回はマルス先輩も参加されるとの情報も。
そのタイミングの良さにびっくりしつつ、しばらくお会いしていないマルス先輩が参加されるなら、とスケジュールを変更しバーベキューの参加を決めて返信したのでした。
2日連続でシンクロニシティが起こるなんて久しぶりです。
アンテナ受信感度が戻ってきたのでしょうか?
追伸:この翌日(日曜)、家でゴージャス松野さんの話をして取材に出掛けましたが、その間にヨメがテレビにゴージャス松野さんが出てきたのを観てビックリしていたそうです。これもシンクロ?
追伸の追伸:今この記事で『カフェ・ミルトン』のくだりを書いている最中に、テレビから哺乳びんの『ミルトン』のCMが始まったのには驚きました。これもシンクロか!?
追伸の追伸:今この記事で『カフェ・ミルトン』のくだりを書いている最中に、テレビから哺乳びんの『ミルトン』のCMが始まったのには驚きました。これもシンクロか!?
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