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2025/03/17 07:11 |
日曜の屏風のぞき
日曜午前中にM氏への取材を済ませ、一度は帰宅したものの、久方ぶりの雲ひとつ無い秋晴れに「こんなときに家にいるのは勿体無い!」ということで外出することにしました。
「いさらレポートも書いてないのにどうするんだ!?」という内なる声も聞きましたが、雪国上越の人間には、晴れがとても貴重です(かどうかは知らないけれどワタシはそうです)。レポートは帰宅してから書ける。しかしレポートを書いて更新してから外に出る頃には日が暮れ始めてる。ならばやっぱり晴れの日の外、優先。
 
行き先は高田公園。今は国体で普段以上の賑わいなのですが、それ以上の熱さにも思えるのが高田公園内にある上越市立博物館です。
全国紙の新聞にも載りましたが『御所参内・聚楽第行幸図屏風』という、非常に価値のある屏風が上越市で見つかり、この博物館で展示をしている為に全国から屏風を観に来ているとのことで、かくいうワタシも半分やじ馬根性で公園を散歩がてら行ってみることにしました。
博物館前の細い道路は、屏風目当ての人たちが駐車場を求めて列を成しています。
そうそう、この日(10月4日)は屏風一般公開の最終日だったことも一層の盛況をもたらしていたようです。
 
ワタシは散歩も兼ねていたため、離れた場所で駐車をしたために徒歩でスムーズに建物前まで行きましたが、この秋晴れの下、館外にまで人の列が出来ているのには驚きました。地元の人間なら分かるでしょうが、博物館の駐車場が満車で入れないとか、館外にまで人が列をなしているとかはまずありえません。全ては2枚の屏風がもたらしているのです。
 
そっそく列の最後尾につくと、館の職員の方が「暑い中すいません」と混雑をお詫びしながらパンフレットを配布していました。
屏風の写真や解説が載ってます。この屏風公開の為に制作したようです。
見ると非常にわかりやすく、屏風見学には格好のサブテキストに思えました。
 
091006_215037.jpg
 
博物館の入り口には「40分待ち」とありましたが、実際は15分から20分位の待ちであったように思えます。
この日は職員の方もフル稼働で屏風の解説をされているようで、ワタシが屏風を観ているときに説明をされたのが、先ほど入り口前でパンフレットを配られていた職員の方でした。
 
『御所参内・聚楽第行幸図屏風』は豊臣秀吉の治世下、8年しか存在しなかった聚楽第へと天皇が出かけられる(行幸)様子が描かれており、1枚は聚楽第から秀吉が天皇をお迎えに行く行列が、もう1枚は天皇が御所から聚楽第へと向かう様子が描かれています。
 
今回この屏風がこんなに騒がれているのは、8年しか存在しなかった為に資料が乏しいといわれる聚楽第が描かれているからで、こんなものが巡りめぐって上越市に辿りついたというのも面白いですが、屏風の公開が上越が舞台で秀吉も物語に出てくる大河ドラマ『天地人』放映中というタイミングに恵まれたことも一因でしょう。
 
職員の方の説明を聞きながら、パンフレットを時折見つつ屏風を眺めるのは、非常に理解がし易かったです。
「あぁこの頃から犬がペットだったんだ」とかトンボに紐つけて遊んでいる子供や、扇子専門店らしきものもあります。中でもパンフレットには「竹馬にまたがり」と書かれた子供たちが、ワタシたちのイメージする2本の竹に乗って歩く竹馬ではなく、1本の竹の先に馬のレプリカヘッドが付いたものにハリー・ポッターがホウキにまたがる様に乗っている絵には「これが竹馬か!?」とカルチャーショックを覚えました。確かに見ての通り竹馬でしたが・・・。

200910062134000.jpg
 
何よりの衝撃は終盤に待っていました。
屏風見学も終わり、館内もほぼ見終えた出口付近の休憩エリア。
そこは机や椅子、長椅子が置いてありました。
その長椅子の1脚を使い、作業着を来たおじさんがうつ伏せに寝転がり、手を伸ばして本を読んでいるではありませんか。しかも片足は床にダランと落として、横から見るとT字型に寝ています。まるでビート板でバタ足を練習しているかのようです。あの、博物館大盛況中なんですけど・・・。
すぐさまケータイで画像を納めようとしましたが(←悪趣味)、撮影ボタンを押す直前に、おじさんの仲間らしき人がおじさんを呼びに来たためにおじさん、バタ足練習体勢から起き上がってしまいました。
 
そんな感じで日曜の午後を楽しんだのでした。いさらレポート更新はどこいった!?
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2009/10/06 22:11 | Comments(0) | TrackBack() | おでかけ

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