前回書きました通り、先週末『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』を観に行ったのですが、映画館は大変な盛況振りでした。
何よりも中高生位の若い子達が多く、あたかも部活帰りに友達と来たみたいなジャージ姿の女子中学生などで活気に溢れていました。
はるか昔、遠い遠い宇宙の彼方でワタシが中学生だった頃、彼女らのように夏休み映画を観る為にワクワクしながら映画館のロビーにたむろしてたことを思い出しました。
そういえば『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』も中学時代の夏、自転車乗って友人同士で観に行ったな。地元じゃ確かジャッキー様の『五福星』が同時上映で、そっち目的だったんですが。今からすると、なんて豪華な2本立てだったんだろう。この原体験で、未だにインディ・シリーズでは『魔宮の伝説』が一番好きです。
あれから20年以上(!)。時を経てまたインディ・シリーズでこんなに人が集まった光景を観れるとは。ちょっと感慨深い・・・。
と思ってたらどうも様子が違う。
インディ観に来たんじゃなさそうです。だったら『ランボー/最後の戦場』か、ってありえません。客層からして。
ゾロ~っと並ぶ入場券売り場に並び、前の中高生達から聞こえてきた言葉は、『花より男子』!
そう、このロビーにいる若者の殆どは公開初日の『花より男子ファイナル』を観に来ていたのでした。
この田舎でこれだけ観客を集めてるからには大ヒットは確実でしょう(後で知りましたが、この土曜と日曜で興収10億突破したそうです)。
この『花より男子』、テレビも映画も観たこと無いのですが、最近絨毯爆撃のように連日出演者がテレビに出演して宣伝していたので、どんな話かは大体分かります。昔やってたアニメも少し観たことあるし。
この作品が支持されているのも分かる気がします。
多分ドラマは脚本や演出以上に、設定と出演者達の今しか放てない「輝き」ようなものが相まった、切なさを掻き立てるような魅力が作品に宿り、視聴者を捉えたのでしょう。当たってます?違ってます?何となくそういう感じがしたのですが。
とにかくあなどれず『花男』。
こうなると何か対抗したくなります(別にしなくていいのに)。
『花男』は貧乏な女子高生が、金持ち高校で繰り広げるラブコメだ(と推測する)。
なら、男子高生が主人公でこんなのはどうだ。
『花より女子(おなご)』
今年還暦の貧乏男子高生・阿多留戸 老雄(あだるとふけお)は、何の因果か、金持ち高校に転校。
入部した植物部には花を愛するブー太、トン吉、ホネ夫、パースケの4人組からなる「F4」がいたが、それは自称。学内ではもっぱら「Z4」と呼ばれていた。勿論「Z」は「ズッコケ」のZであった。
そんな中、フケオは学園一の美少女 華京院 華子(かきょういんはなこ)に恋をする。「両想いになったら翔んだ年の差カップルになっちゃう」といらぬ心配、恋煩い。
ところがZ4の面々も華子を狙っていた!!
「この決着はカンフーでつけるしかない。」
内部分裂したフケオとZ4は放課後のグラウンドでカンフー対決するも、誰一人カンフーなど体得していなかった為、下校時の生徒達からは野良犬がじゃれ合っているようにしか見えなかった。
そんな5人の横を、高校生だてらにスポーツカーを乗り回す花形満のような男子が、華子を助手席に乗せて通り過ぎていく。
トン吉「・・・俺たちは彼女をうしなったが、友情は残ったな。」
何かを成し遂げたかのような笑顔でうなずく残りの4人。しかし5人には元から彼女はいなかった。失うどころか、得てもいなかったのだった。それ以前の問題だった。
これ以後、Z4にフケオを加えた5人は『じじいと彼岸花たち』『がんこ爺さん 孫4人』『フケオとひな菊ズ』『5人揃って5臨終』等の異名を学園内で欲しいままにしていくのであった。
・・・やっちまった。またやっちまいました。
確かに我ながら切ないストーリーですが、『花男』の切なさはいわば「胸キュン」、『花女(勝手に略す)』の切なさはいわば「イタさ」だな・・・。
まだまだ妄想が爆裂してますが、もうやめときます・・・。
このほかにもプロレタリアート社会派ドラマ『旗より談合』というのも考えましたが、ボツにしました・・・。
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