結構な混雑の中、なんとか奥社入口まで着きました。
昨年はこの時期でも大層な積雪があったのですが、今年はほとんどありません。
にもかかわらず、いつも以上に奥社までの道のりが辛く感じたのは、ワタシが例年になく世俗のアカを付け過ぎている重くなっているせいなのでしょうか?それともエイジング効果が順調に出ているのでしょうか。加齢臭はその臭みを増しているのでしょうか。加齢臭って「レモンの香り」「フローラルの香り」とか選択出来ないのでしょうか?「香り」は「かほり」と読むべきでしょうか。
それでも奥社に無事到着。参拝が出来ました。何度見ても奥社の後ろにそびえる山岳の迫力に圧倒されます。
そして奥社入口まで戻り。
これだけ運動すれば食っていいでしょ、食っていいでしょソフトをば。ソフトをばさ。
というわけで奥社参道の入り口まで戻って熊笹ソフトをご満悦で舐め回すのでした。傍から見るとオヤジがソフトを舐め回す様は、さぞ絵ヅラ的に汚いものだったでしょう。
そしてこの一休み中にケータイでメールを確認するとなんとDr.光明寺さんからメールが来ているではありませんか。
そして一読。感激。相変わらずのお気遣いある内容に涙目。
参拝の御利益がもうありました。
いやぁ、このタイミングには、おじさんビックリです。
その後は中社付近で昼食を取り、その後、渡御の儀で神輿を戴いた行列が通るというので沿道で待つことに。
ヒマなので辺りを見渡すと「チビッ子忍者村指定店」の看板が。へぇー指定されちゃってるんだ、チビッ子忍者村に。
しかも面白いもの売ってます。
でもボク、今日は持ち合わせがないから買えないや。ウソだけど。
そんなこんなで待つこと1時間半。
ようやく下の宝光社から出発した行列がやってきました。
地元のテレビ局が「(行列が)見えないから道にはみ出さないで!撮れないから!」と連呼して見物客を叱り飛ばしてます。「はみ出るほど人がいるんだから仕方ないでしょ」と、周りの空気が険悪に。
報道ってありのままに状況を伝えるもんだと思うんですが、このカメラマンたちは自分の取りたい画に現実を近付けようとしているようです。
その点、三脚を伸ばしたカメラを持ち上げて上から映像を撮っていたカメラマン、あなたはプロです。
いよいよ平安絵巻(?)が目の前で繰り広げられました。
黒い烏帽子をかぶったおじさん(俗な表現ですいません)がオヒネリのようなものを投げてます。
「うまくキャッチして。ご利益あるかも知れないよ。」と傍のおじさんが笑いながら教えてくれました。
こういう見知らぬ人との触れ合いがあると元気が出るものです。
よーし、捕ったろうじゃないのぉぉ!!
そしてオヒネリ(のようなもの)を投げている黒烏帽子のおじさんが、ワタシの近くに来ました。
うぉー取ったるど。捕ったるわい、星くん!!
『巨人の星』の伴宙太がワタシに軽く憑依しました。
その刹那、ワタシの目の前でおもむろにオヒネリのようなものが投げられました。
あまりに近くで唐突だったため、腕を上げる前にオヒネリ達はワタシの顔を直撃して地面に落ちました。
慌てて取ろうとすると皆既に取っていました・・・カッコ悪すぎませんか?カッコ悪すぎませんか、星くん。
しかしながらヨメが幸いにもゲットしていたようで、投げていたのは2種類、小さな柿ピーの袋と戸隠神社の福銭と判明。こ、これはご利益ありそう。
先ほど教えてくれたおじさんは一つもゲット出来なくて、別のポイントへ移って行きました。・・・おじさん、何か悪いね。
なんでもこの神輿、約600kgもあるそうで、担いでる男性の何人かは苦悶に満ちた顔で神輿を担いでいます。
神様を神輿から移す際は見物人に見られてはいけないそうで、白い幕を張って移動します。
しかしその隙間から御神体を写そうと多くの人がケータイやデジカメを構えている人たちが大勢いました。
バチ当たりすら恐れぬブレイブ・ハートの持ち主が多すぎました。
そんなワタシは完全に白い幕に隠れたところを見計らい激写。
こうして無事に御神体が神殿に入られるのを見て、戸隠神社を後にしました。
帰宅してヨメがゲットした福銭の入った袋を見ると、福銭の他に福札が入っており、お願いしたいことを書いて神社に納めると祈祷してもらえるとのこと。
これは書いたらまた来なきゃ。
5月3日に行楽に出たことは先日書きました。
結局今年のゴールデン・ウィークは、この1日のみレジャーといった感じでした。
出かけた先は長野県の戸隠神社です。
元々は新潟県下越方面へ豪農の館&タツノコ・プロの原画展を観に行く予定でしたが、何故か直前になってテンションが急降下。
結局下越方面への行楽は取りやめ、急に候補に上がってきたのが戸隠神社でした。しかもネットで確認すると今年は7年に1度の「式年大祭」が行われる年で、5月3日はその大祭の内の「渡御の儀」があるというではないですか。
「あるというではないですか」と書いておきながら、「式年大祭」とか「渡御の儀」とか全く知らなかったことを正直に告白しておきます。
パンフレットには 「現在は宝光社の御祭神が中社にお渡りになり(渡御)、約二週間後にお還りになる(還御)儀式をもって式年大祭としています」とあります。
つまりアレですか、七夕の神社版みたいなやつですか。違いますか。失礼ですか。神様の帰省みたいなもんですか。それも違いますか。かなり失礼してますか。
何度も戸隠へは行ってますが、式年大祭は初めて。これは行くでしょう。というわけで即決定。
神社巡りは趣味に近くなっていますが、ワタシは戸隠神社の奥社が最も好きです。ていうか奥社へ向かう参道が最も好きかも知れません。ぶっとい杉の木が参道沿いに立ち並ぶ光景は荘厳そのものです。
今回はいつも以上に混雑が予想されますので覚悟して向かいました。
現地に着いたのは10時半頃でしたが、やはり停めるところが見つからない混雑ぶり。
結局戸隠スキー場の駐車場に車を停め、シャトルバスで中社を先に参拝することに。
戸隠スキー場へは初めて来ました。
シャトルバスの乗降場の前には「Restaurant Koei」という飲食店があり、その隣には「お食事処 くえい」というお店があります。どちらもシーズン外のせいか閉まっています。
よく見ると「Koei」は「公営」、「くえい」は「区営」という名前らしく、店の名前がそのまま運営元を指し示しているという率直且つ素直すぎるネーミングにシビれました。ザッツお役所。
また、離れた小奇麗な建物には「戸隠フランススキー学校」という名が付けられていました。中野ブロードウェーみたいで素敵です。田舎に行くと「日本のチロル」とか謳い文句が必ずあるのと似ています。
うーん戸隠スキー場、あなどれず。
シャトルバスで中社には苦もなく到着し早々と参拝が出来ました。
お昼まで時間がまだあったので、次は奥社へと向かうことにしました。
仕事を終えて桜を観に行きました。
昼間花見にはほぼ毎年行くのですが、夜桜はめったに行ったことがありません。
かつてマルス先輩を上司として仕事をしていた10年前、その職場では毎年4月に花見を仕事上がりに行うという恒例行事がありました。
マルス先輩やワタシは、そういった福利厚生行事になると段取りから後始末までを「仕事」として行うポジションにおり、花見当日は早朝、会場である高田公園にて集合しブルーシートを敷いて場所取りをし、昼間は外回りの際にブルーシートが風で飛ばされていないか、盗まれていないか、撤去されていないかを会場に寄って確認をし、弁当屋にオードブルを取りに行き、スーパーで乾き物やアルコールを仕入れ、その合間に通常業務をしながら、夜宴席の裏方をしたのでした。
宴会中は「酒足りない」「寒いから暖まるもん買って来い」「酒こぼしちゃって靴下濡れちゃった~タオルぅ~!」等の、お客さんマインド溢れる社員たちの心温かいお声掛けをいただきました。
そして宴が終わり、いそいそと後片付けをするマルス先輩とワタシの前で、タバコを吸いながら酔っ払って「大変そうっすね~!」とポケットに手を突っ込んでいる若手社員に殺意が芽生えたことが昨日のように思い出されます。
つまりはそんな状況でしか夜桜を観た事がないので、夜桜がキレイだったとかいう記憶が全くありません。
今回は実質初めての夜桜見物といっていいでしょう。
このところ高田旧市街の交通量が激増しているのを感じます。
観桜会の影響でしょう。
普段スムーズに行けるところに、思わぬ時間が掛かってしまいます。
今回は会場から離れた場所からシャトルバスを利用した方が良さそうです。
と、シャトルバス乗り場に向かってみると、驚くことにバス待ちの長蛇の列!こりゃ着くまでに2時間近く掛かるかも。
というわけで予定を変更し、会場より少し離れた駐車が出来る場所に向かいました。が、ここも満車。
幸運なことに周辺をぐるぐる回るうちに、その場所で1台だけ駐車できるスペースを発見。無事駐車できたのでした。
会場に行ってみると、夜桜&照明のキレイさ以上に人の多さに驚きました。
あまりパッとしないこの御時世に、この活況はちょっと嬉しかったです。歩きづらかったけど。