先日、とある地元の観光スポットに行ったのですが、落書きの多さに驚きました。
それこそ少し前に話題になった海外の建造物への落書きと同じく、あまりにもびっしり手すりや柱に落書きがされていたために、最初は何か記念に書き残していくことがルールになっているのかとさえ思ったほどでした。
何故に、そんなにも自分がここに来たことを記したいのか全く理解不能でしたが、ワタシとしましては正直爆笑のし通しでした。
だって『俺たち絶対幸せになろうな!』とか汚い字で公共物に落書きして、幸せになれる可能性は限りなく低いはずです(笑)。現実的にも、スピリチュアル的にも。
その中でもかなりイカした落書きがいくつかありました。「イカレた」の方が適切なのかは個人の判断によるでしょう。
一番最初に目に留まったのは、ミッキーマウスを思わせる、っていうか多分ミッキーマウスを書いたんだと思うのですが、結果、ミッキーが職を失い恋人のミニーにも去られて名義を貸してた友人の多額の借金も背負って捨て鉢になって有り金はたいて買い占めたワンカップを一晩飲み続けた翌朝の状態みたいな絵が書かれており(多分書いた本人は全力で書いたんだと思う)、その耳には片方ずつ「よっち」「みなこ」と、作者と彼女と思われる二人の名が意図不明に書かれ、あろう事かそのダウナー・ミッキー(勝手に命名)に吹き出しが付けられ
「お前ら幸せにな!見守ってるからよ(ハートマーク) ミッキーより」
という驚天動地の台詞が当てられていました・・・って、なにが「ミッキーより」だよ!!
ミッキーじゃなくて、よっちが書いたんでしょ!?それじゃなきゃ みなこが!
ていうか、こいつホントにミッキーか!?
正に世界の終わりを感じさせる戦慄のアート。
なんという寒さ。なんという恥ずかしさ。そしてなんという身勝手さ。
これは名付けるなら「エゴ・アート」とでもいいましょうか。
しかし自分で書いた(ダウナー)ミッキーにこんな台詞を言わせるセンスたるや、やはりこれ位の厚顔無恥さが無いとエゴ・アートは書けないでしょう。
恐るべしエゴ・アート。
恐るべしエゴ・アーティスト。
他にも画像のような、趣旨が全く不明のエゴ・アートの数々を目にしたのですが、それについてはまたの機会に書きます。
(あ、『エゴ・アート』ネタ、シリーズ化しようと思ってます。ネタありましたらメールくださいませ。)
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