よく聞き(読み)間違いをします。
「洞爺湖サミット」 を 「東横サミット」と聞き間違えて、しばらく都心私鉄沿線のスーパーのことだと思ってました。
聞き間違えなくても、間違った解釈をすることもしょっちゅうです。
結構大人になるまで「犬も歩けば棒に当たる」を 「歩くのが得意な犬でさえ棒に当たることがある」といった、「サルも木から落ちる」的意味に理解してました。
先日、長野の善光寺に行った際「牛に引かれて 善光寺参り」という話が書かれた看板を見つけ、一読。ワタシはまたしても誤解をしていたことに気付いたのでした。
「牛に引かれて 善光寺参り」とは、あるとき牛が不信心な老婆の洗濯物を角に引っ掛け走っていくもんだから、強欲なババアは「返さんかい、この狂牛病。」とシャウトしながら追跡。そして牛が止まった先は善光寺。これは仏様が不信心な私の為に牛を使わして、善光寺まで連れて来て下さったに違いない、すいません狂牛病とか言って、とババア即改心。信心深くなったとさ。
こんな話だったのでした。
ところがワタシが思っていた「牛に引かれて 善光寺参り」とはこんな話でした。
むかしむかし、老婆が歩いていたところ、狂った牛車が暴走。近くを歩いていた老婆は牛車に轢かれ、大怪我をしてしまいました。「この狂牛病!」と罵っても心の中を虚しい風がすり抜けるだけ。
大怪我をした老婆は藁にもすがる思いで善光寺に参ると、あら不思議、快方どころか全快、全快どころか若返り。実質、黄泉がえり。
「人生って暖かいね」老婆はカメラ目線でピースサインをするのでした。
どちらもディテールは暴走しましたが、大体はこんな内容でした。
ていうかワタシのは「牛に轢かれて 善光寺参り」じゃん。
こんな感じの話が結構あるのですが、思い出せないのでまた別の機会に。
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