先週、BSで石ノ森章太郎先生の特集『とことん!石ノ森章太郎』をやってましたね。
NHKで1週間ぶっ続け、30時間以上の特集は異例中の異例、まさに快挙だと思います。
ワタシも断続的に観ていました。
録画したものもあるので、これからじっくりと楽しもうと思ってますが、特に印象に残ったのは、ワタシが多感な時期に影響を受けたマンガの一つ、『炎の転校生』の作者の島本和彦先生が出演、漫画家の観点から見た石ノ森マンガの分析をされていた部分です。
島本先生の描かれるマンガ同様に、熱く、面白く、そして漫画家ゆえの切り口の鋭いコメントが最高でした。
何度も読み返してしまう、というのがワタシとって殿堂入りマンガの条件なのですが、島本先生の『炎の転校生』、『吼えよペン』シリーズはそういう意味ではワタシ的殿堂入りマンガなのです。
ワタシの「意味のないところに熱くなる」、「勝手にハードルを設定して越えようとする」ところは、思えば島本先生の諸作品より影響を受けているのかもしれません。多分そうだ。そんな気がしてきた。
日曜、書店で島本先生の新作『アオイホノオ』を購入。
連載時、飲食店でたまたま読む機会があり、期待に違わぬ面白さにコミック化を待ち望んでおりました。そして一読。面白くて再読。
いつものバカバカしい熱さは勿論健在で、その上にノスタルジーと青春時代の夢と青さと苦悩が封入されているとあっては、文句など出ようもありません。
80年代前半のテレビ・マンガ文化が分かる方、青春時代を過ごした方には本当に楽しめる作品だと思います。
興味のある方は、是非ご一読を。
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