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2025/03/25 12:47 |
記憶の中の風景 その1
先々週の土曜、ワンフェスの前日に上京しました。
当初よりM氏・ハッスルキム氏とは、フェス当日に現地で合流することにしていました。
それはワタシが前日に個人的な用事を東京で済ませたいと考えていたからです。
 
移動の新幹線で、昨秋に買ったきりのローレンス・ブロック『処刑宣告』を読む。
本書は、探偵マット・スカダーを主人公としたハードボイルドで、ワタシが東京で生活していた頃から愛読しているシリーズです。作品数を重ねるに従って主人公も歳を重ねて成長していくのがリアリティがあり、好みです(主人公は1作目ではアル中ですが、後に断酒。本書では一滴も酒を飲みません)。
会話の粋さも本シリーズの好きなところの一つですが、今回は
 
『この世から出るのに、おだやかな道はそうたくさんはないよ。(中略)警官なんか、銃身にチョコレートでも塗ってあるんじゃないかと思うくらい、よく銃をくわえてるじゃないか』
 
という下りで大ウケしました。さすがに声を出して笑いませんでしたけど。
 
そんな具合に、本を読んでるうちに東京到着。
予定していた用事の一つが直前でキャンセルとなった為、夕方までが自由時間となりました。
それで今回は、東京時代に生活した場所がどうなっているか歩いてみることにしました。
題して『あさ様、ゆかりの地を行く』・・・自分で書いてて恥ずかしくなってきた。自分で「あさ様」とか書くなっての。あさ様ご乱心。
 
当時住んでいたのは中野。
アパートには3件、移り住みましたが、これらのアパート、どれも良いネタに事欠かない物件でした。いつか東京時代のアパートの事については書きたいと思います。
 
しかし中野ブロードウェイは、来る度にマニアック・ショップが増えていく。
そういえば『マニアック・コップ』って映画あったな。『2』もあったな。両方観たけど、内容全く憶えてないな、ってそんなことはどうでもいい。
『まんだらけ』なんて、ワタシが住んでいた当初は、客がすれ違うのも大変な、通路の狭いマンガ専門古本屋のみだったのに、いまやアニメのセル画やら昔のおもちゃやら、もうどうなってるんだちょっと布団持ってきてワタシここで今日は寝るから状態です。
 
そんなウインドー・ショッピングという名の道草を楽しんで、ワタシが学生時代から社会人の途中まで住んでいたアパートへ向かいました。
 
(次回に続く)
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2008/03/03 21:40 | Comments(0) | TrackBack() | 未選択

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