あさぶろ

土曜、医者に掛かった後に髪を切りに、行きつけの床屋へ行きました。

３週間前の土曜は、あれやこれやしてる内に行けなくなり、先々週はM氏の取材はすれど風邪で床屋まで行く気力はなく、結局先週の土曜と相成りました。

偶然、先輩も床屋にやってくるサプライズはよくあることなのでいいとして、今回いたく感じ入ったのは、その床屋の若主人の嗅覚なのです。

とにかく鼻が利くらしく、香水等、その人がつけている（ついた）匂いがわかるのは勿論のこと、食べ物が悪くなっているか嗅いで確認できたり、駐車場に落ちていたネズミのシッポ（何故落ちていたかはこの際省略）に駐車場に近づいただけで臭いで気付いたり。
何より極めつけは、

相手が蓄膿症だと膿の臭いでわかる

のだそうです。かつて自分が蓄膿症になり、その臭いを自分のデータとしてインストールしているからわかるのだそうです。
良い匂いは気にならないのだそうですが、嫌な臭いは人並み以上に気になるのだそうです。

ご自身も「野性並み」とおっしゃるその嗅覚、話を聞きながら私は自分が脱獄囚で、若主人が脱獄囚を追う看守という設定の中、「（鼻をヒクつかしながら）・・・奴の加齢臭がする。こっちに逃げたぞ！」と自分が追い詰められる妄想をしていました。
『プリズン・ブレイク』観過ぎですな。