午前、仕事の都合で車を走らせていました。
緩やかにカーブした坂道を下っていくと、前方に小さな車のような、よくお年寄りが乗る電動3輪車のようなシルエットが道の真ん中に見えてきました。
ゆっくりとしたスピードですが下っているようです、道の真ん中を。
更に近づくと、腰の曲がったおばあちゃんが乳母車のようなものに乗り、足を地面に出しては減速しているようです・・・
・・・え、「足を地面に出して減速」ぅ!?ブレーキ無いの!?
良く見れば腰掛けられるタイプの手押し車に乗って、坂道を下っていた模様。
あ、アブねーざますって、ばあちゃん!
しかも道の真ん中でストップ、手押し車の方向をズラして軌道を修正してます。・・・って舵切れないんだ!?
これは『リビング・デイ・ライツ』で、敵に追われた007が、チェロのケースをソリ代わりにしてヒロインと逃げるシーン以来の手に汗握るシチュエーション!
しかし握る汗の種類、違ってます!
がんばれ!敵に捕まるな、ばあちゃん!!・・・敵ってワタシか・・・?
しっかり減速して、注意深く追い越しましたので、ばあちゃん無事で良かったね。でもちょっと迷惑。いやだいぶ迷惑。間違って轢いちゃうじゃないの。
その後、用事を済ませて職場に戻ったのですが、午後にフト窓の外の坂道を眺めると・・・
え?さっきの ばあちゃん、また手押し車に乗って坂道下ってるぅぅー!?
2週目に突入!?これ耐久レースじゃないですよね?
「無茶な ばあちゃん 休むに似たり」と申しますが(←申しません)、高齢化社会もコレなら大丈夫です。
どう大丈夫かは、激走ル・マンばあちゃんに訊いて下さい。
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