最近の原油高の御蔭で、車でのエアコンを若干控えるようになりました。
よほど暑くない限りは、窓を開けて走るのです。
週末、そんな感じで窓を開けながら国道を走っておりました。
信号待ちで停止していると、人の声が聞こえてきます。
どうやら、ワタシの後方で信号待ちをしているバイカーの方たちのようです。
なんか、お互いのバイクの調子などについて話しているようです。
ワタシはバイクのことが全く分からないので、何を言っているかも分かりませんでしたが、その内先輩らしきバイカーの方が後輩のバイクを褒め始めたらしきことは分かりました。
晴れた日で、ツーリングなのか、先輩のテンションはかなり上がっているようです。
「そのライト、いいよ。青い地球って感じがよく出ててさ。凄くいいよ、それ。うん。」
「そうすか?」
「うん、いい。凄くいいよ。地球は青いんだってよく出てるよ」
地球が青いっていう感じが出てるライトって!?
先輩バイカーの心の中の「地球、風、バイク、俺」的、ある種ナルシスティックなロジックがそう言わせているのでしょうか。
思わず、振り返って斜め後方で信号待ちをする2人を確認しようとしましたが、信号が青に変わったため諦めました。
が、間もなく当の2人がワタシの車を追い越していきました。どうやら先頭のバイクに乗っているのが先輩バイカーのようです。
2人ともカウルの付いていない(ネイキッドっていうんですか?)、アメリカンタイプ(ってあるのか?)のバイクで、雑誌に見開きで載ってるタバコの広告に出てきそうな感じでしたが、先頭のバイクはハンドルが映画『イージー・ライダー』みたいなのでした。
何でしたっけ?しょっぱー?ショッカー?
チョッパーとかいうやつです。
耳くらいまでの高さのハンドルを掴んで、バンザイの格好でバイクにまたがる先輩バイカーは、バイクにぶら下がって走ってるように見えました。
その時、ワタシの頭の中には、某動物番組で園長と手をつないで歩くチンパンジーのパンくん、そしてメン・イン・ブラックに捕まった宇宙人が浮かんでいました。
心残りなのは、後方からだと「青い地球って感じがよく出てるライト」は確認出来なかったことです。
「物事の良い面を捉えて生きろ」的なことがよく言われますが、最近の原油高により今回のネタを拾えたのでした。
それが果たして良かったのかは全く分かりませんけど。
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