その時、男は全てに絶望していた。
絶望すること。それのみが男に許された自由のような気さえして、そのことがまた男を絶望へと追いやるのだった。
・・・もうこれ以上歩くことは出来ない・・・
これ以上、生きていく気力さえない・・・
もうダメだ。死ぬしかない・・・。
そのとき神の啓示のごとく、ある看板が男の目に入ってきた。
・・・生きる!生きるよ、オレ!もう1回頑張ってみるよ!
だからボク、もう泣かない!
その後、男は納豆のヌルヌルが付かない納豆用容器『ヌルつか納豆』を開発、著書『ロトは外れたけど納豆容器で3億2千万』がベストセラー、ドラマ化されるなどの成功を収め、その財で夜はコウモリにインスパイアされた黒コスチュームで「世直し」と称し改造車に乗り繁華街を巡回するだった。めでたしめでたし。
※画像以外全て筆者の妄想です。断るまでも無いけど。
PR
トラックバック
トラックバックURL: