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2025/03/21 14:43 |
確かにランボー者
昨日のブログの続きで先週末観た『ランボー/最後の戦場』についてです。
 
当初、スタローンのフィルモグラフィーと彼の心の変遷、当時の状況を考察した(という程のものでもないですが)文章から書き始めましたが、取り留めないものになってしまったのでボツにしました。
多分、自分にとっては酒飲みながら語ってると盛り上がるネタのようです。
いつかまた書いてみたいと思います。
 
で、映画ですが前3作とは別物という位、とにかく暴力描写がケタ違い。往年のオリバー・ストーンの社会派映画以上の緊迫感。
冒頭から実際のショッキングな映像がこれでもかという位に流れ、もはや娯楽映画とは思えない様相を呈してきます。あからさまに爽快な戦争アクションとして観られる事を拒否しています。
この映像挿入はスタローンの意図でしょう。
本編のみであれば、観る人によっては「映画を盛り上げる為だけに、劇中に残虐シーンを盛り込んだ。悪趣味だ」という批判も出たでしょう。しかし冒頭にこれらの映像を挿入することによって「現実世界の惨状を知ったら能天気な娯楽映画なんて作れるか!この映画が悪趣味なのではない。現実が悪趣味なのだ」という理屈が完成し、嫌な表現ですが巧妙な作りになってます。
実際、あの映像を見せられた後では、本編をただのアクション映画として楽しむというのはワタシには出来ませんでした。
 
本編もCG等特殊効果を使って人体破壊描写をはっきり映しまくります。
多少映画を見慣れたワタシでもこれらの映像・描写はキツかったです。
ストーリーこそミッション遂行型アクションですが、流れるテーマは深刻です。
 
「圧倒的な暴力の前には、キレイ事は通用しない。それ以上の暴力でしか状況を打破する術は無い。」
 
そんな臭い物にしてあるフタを取るような内容に仕上がった異色のランボーシリーズ最新作は、ラストでようやくかつてのシリーズ作と繋がります。
 
「あの服装」でランボーが遂に辿り着いた場所。
 
多分、制作当時スタローンは自らの年齢と、映画業界での自身の状況から、ランボーシリーズは今作が最後になるだろうと思っていたに違いありません。
だからこそ、あのラストシーンはどうしても入れたかった。
そんなスタローンの本シリーズへの愛情が伺えて、好感でした。
でも映画はヒットし、今は続編を示唆するコメントをするスタローン。それはそれで、やれるとこまでやって欲しいです。
 
しかし還暦を越えて、あのダッシュは凄い。まだまだアクションはイケると思います。
それに引き換えワタシは体ゆがんでるとか、喘息だとかいってるし・・・。
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2008/06/03 21:43 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ

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