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2025/03/20 01:35 |
夏の『ロッキー』チャンピオンまつり①
先日、知人が『ロッキー』を観たことがないと言い出しました。『ロッキー』を観たことがない!?税金滞納より重い罪だぞ。もちろんウソだ。他で言うなよ「あさが言ってた」とか。
この知人は、その上に
 
「スタローンってシワっぽい人?」とか
 
「『ロッキー』って殴り系?
 
とか、すっとぼけたことを言うので、いかに『ロッキー』が素晴らしいか懇々と説教しました。
しかし「シワっぽい人」ってどんなだ。手話ちゃん、いやシュワちゃんと勘違いしてるのだろうか。「シワ」と「シュワ」で。
それに「殴り系」ってどんな「系」だ。それは『はみだし刑事/情熱系』みたいなものか?『ロッキー刑事/殴り系』とか。
 
意外なことにこの知人は、ワタシのいうことを素直に聞いたらしく『ロッキー』のDVDをレンタルして観たそうで
 
「全然古さを感じませんでした。見入っちゃいました。スタローン、シワっぽくなかったです。殴り系とか言ってすいませんでした(泣き顔の絵文字)」
 
とメールが後日届きました。そうだろう!?
でも、スタローンがシワっぽくないのは、まだ若かった時だからだぞ。
今はシワっぽくて「シワちゃん」って呼ばれてるぞ。ウソだぞ。信じるんじゃないぞ。他で言うなよ「あさが言ってた」とか。
 
でも『ロッキー』は傑作です。ラストは何回観ても号泣です。それはベストを尽くした者だけが辿り着ける「魂の勝利」を見事に描いているからです。他人が決めた勝ち負けの判定など、「自分の行いに誇りを持てるかどうか」という自らが下す判定の前には霞んでしまいます。まさしく「試合に負けたが、勝負に勝った」瞬間です。
また演じるスタローンもこれで最後かもと役者生命をかけて臨んで、全編そんな彼の悲壮感ある演技がマジックを生んでいます。
 
そんなことを熱く返信しているうちに、また観たくなっちゃいましたよ『ロッキー』。
というわけで娯楽色を強めたあまり、娯楽色しか無くなったんじゃないかという3と4、観客が求める最小限のものすら用意しなかった5は今回観ずに、1作目とそのマインドが残っている2とファイナルを観ることにしました。
ロッキーは何年か前に1から5まで一気に観て以来です。
 
まずは1作目から。
DVDを持っているものの、監督・出演者の音声解説モードでは観た記憶が無かったので、音声を日本語吹替えで、字幕を音声解説字幕に設定して鑑賞。あー気が散る。音声に聞き入ってると字幕見逃しちゃうし、字幕読んでると何言ってたか分かんないし。
とはいえ、何回も観てるし筋は追えない事はない。
音声解説の内容は『ロッキー』を補完するに、非常に有益な情報に溢れていました。
低予算・無名の役者・撮影中のトラブル。全てが奇跡的に良い方に転がって『ロッキー』は完成し、全世界の観客から愛される作品になったのだということが分かりました。
脚本どおりにいかなかったがゆえに、より素晴らしいシーンが生まれたエピソードがいくつもあることも分かりました。
まさに作られるべくして作られた神懸りの傑作です。
 
それらのエピソードが語られながら、そこから生まれたシーンたちを観るにつけ、ワタシは いさら・M氏のことを思い出していました。
まさにトラブルの連続の中、奇跡的に結果を出し続けるM氏の活動が『ロッキー』製作の光景とダブって見えたのです。
 
スタローンが本作を語る特典映像も興味深いです。「迫真の怒りの演技は、そばのトイレが臭くて我慢できなかったから」「アイスリンクのシーンは予算がなくてエキストラが呼べずに、最終的にああなった」とか。
そして締めくくりにスタローンが言った言葉に胸が熱くなりました。
 
「一人一人はつまらない人間でも、ロッキーを中心に集まれば完全な存在になりうる。
私事だがそれは僕にも起こった。人生の目的と、融合できる仲間が見つかればなんでも克服できる気持ちになれる。
思い込みかもしれないが、人生を見届けてみたくなるはず。」
 
うぅ、感動。
 
といった感じで書いてると長くなってきました。
続きは次回書きます。
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2008/07/23 21:34 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ

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