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2025/03/16 23:14 |
示唆多き HEATWAVE "trio!!!"ライブ
昨日はM氏への取材後、長野へと向かいました。
HEATWAVE "trio!!!"のライブを観るためです。
開催された長野市のネオンホールというライブハウス、これで3回目ですが今までの山口洋さん単独のライブと違い、今回はドラムスの池畑潤二さん、ベースの渡辺圭一さんも来るということで、キーボードの細海魚さんだけがいない「ほぼHEATWAVE」という豪華な公演。数年ぶりの池畑さん・渡辺さんの演奏が、自宅から100キロと離れていない場所で観れるというならそりゃ行くでしょう。
 
このところの自分を取り巻く状況や流れを、少しでも変えるきっかけになれば、という思いもありました。
が、今回のライブでワタシは心に引っかかることがありました。
山口洋さんが自身のブログを休筆されたことです。ブログが自分の日常等を気楽に綴って公開できるツールであるという反面、綴る内容や表現にはそれなりのフィルターを通さなければならないし、生きていればそれが出来そうにない時期もあります。ワタシのような一般人でさえ書くことに苦慮することや、思うままに書いてはみたものの、ボツにしたことも何度かあります。
それゆえ他人のブログを読む際には、書かれていることだけでなくその方の心境や状況を推し測りながら読むようになりました。そういう意味でも最近の山口さんの様子がワタシには心に引っかかるものがあったのです。
もしかしたら、ライブのクオリティにまで影響が出てしまうのではないか。そんな余計な心配までしていました。
 
そして開演。
ソロの時とは全く違って、のっけから全開で唄う山口さん、トリオだからこそ出るグルーブ。なんというか溜まっていた宿便が剥がれ落ちるようなグルーブの気持ちよさ(例え下品ですいません)。
しかし池畑さんのドラムは凄まじい。手の動きが残像になってます。

しかし観ているワタシの方がやはり雑念が入ります。これだけの血気迫るライブをする山口さんを見ると「生き急ぐ危うさ」みたいなものを感じてしまいます。

しかし途中よりもう余計なことを考えるのはやめよう、と決めました。ライブは分析をするためのもんじゃない。客のワタシが出来ることは、ただ目の前の演奏を楽しむことじゃないか。
 
すると全く違ったものが見えてきました。何度も聴いた曲たちの歌詞がいくつも自分の状況に突き刺さってきたり、生きることに真面目であるが故に穴にはまる歌の主人公たちであったり。それがこの時代に物凄いリアリティを持って聞こえてきたり。
 
多分、このライブは明日からのワタシの状況や心境をガラリと変えてくれることはないですし、それを期待する方が間違っているでしょう。山口さん自身も「この玄界灘の飛沫(グルーブ)浴びて明日からまたみんながんばりんしゃいね。まあ効力は2日程度だけど」と言われていたことから、それを認識されているはずです。
でも音楽は人が生活するに必要なものだと思います。それは間違いない。このライブを聴きながら確信するのでした。
 
開演しばらくはワタシも含めお客さんは緊張や恥ずかしさもあって、なかなか盛り上がっていきませんでしたが、後半に行くにしたがって盛り上がりは尻上がりに。いま韻を踏んでみました。シャイなワタシも珍しく歓声を上げてノリノリ。
 
現実が変わらないことは薄々分かってる。
けれど一度きりの人生、このまま沈んでいくなら果てるまであがくしかないでしょう。
 
今日のライブだって、大人しいお客さんをたった3人で音楽を奏でて引っくり返しちゃった現実を目にしたわけだし。
ならばワタシの現状も、やり方次第で引っくり返すチャンスはあるでしょ。
 
そんなことを涙目で拍手をしながら、心に刻むのでありました。
あぁ来て良かった。
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2009/06/08 21:51 | Comments(0) | TrackBack() | 音楽

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