先日仕事の用事で、地元の信用金庫に行きました。
カウンターには既にご老人が、行員の女性と話をしています。
行員の女性はお客であるご老人に、書類の書き方の説明をしているようです。
ワタシは隣のカウンターに依頼ごとをして、呼ばれるまで待つべく、そばのソファーに腰掛けました。
その内、先ほどのご老人と行員の会話が耳に入ってくるようになりました。
行員「それで、この欄にはお名前を書いてください。そしてこちらの欄には○○さんの会社の名前を書いてください(ご老人はどうやら自営業者のようです)。」
老人「はあはあ。ここに名前書くのね。で、ここは?」
行員「そこは会社の名前です。」
老人「会社の名前・・・?じゃあここは名前書かなくていいのかね?」
行員「いえ、そこは○○さんのお名前を書いていただくんです。で、こちらが会社の名前を。」
老人「はぁー、そかね。じゃ、じゃ、こっちはオレの名前書くんだね。」
行員「そうです。」
老人「で、こっちは何書くんだね。」
行員「だからこっちは会社の名前です(ちょっとキレかけてきた)。」
老人「・・・はぁ、さあて(頭を掻きながら)、困っちゃったなぁ。難しいこと分からんもんだしけ。」
行員「・・・。」
どうもこの問答をワタシが来る前からやっていたようです。ワタシが気付いてからも、3回くらいはやってました。
そのせいで隣のカウンターに客が集中し、尚且つ客が何巡もしている模様。
老人「(仕切り直しで)じゃあ、こっちがオレの名前。」
行員「(力強く)そうです。」
老人「で、こっちが・・・」
会社の名前ですよ。
老人「・・・こっちもオレの名前だっけね?」
あぁ!ハズレた!
行員「・・・いえ、会社の名前です・・・。」
もう一人の行員「※※さん(ワタシの職場の名前)、お待たせしました。」
ワタシ「はい、すいませんー。」
老人「会社の名前・・・?さあさ、どうしたもんだいねぇ・・・。」
ワタシ「どうもお世話様でしたー。」
もう一人の行員「ありがとうございましたー。」
行員「ですから、こっちがぁ・・・」
あと何分続いたのかは今となっては分かりませんが、こんなに事の次第を見届けたかったのは久しぶりでした。
PR
トラックバック
トラックバックURL: