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2025/03/20 10:10 |
横溝正史シリーズ
既に何回か書いてますが、70年代に放映した『横溝正史シリーズ』にハマッてます。
 
変な話ですが、ワタシは10代の頃から「10年生まれるのが遅かった」と思ってました。
70年代に青春時代を過ごしたかったのです。多感な時期を過ごした80年代から90年代初め、「時代にコネクト出来ない自分」を感じていました。軽薄短小が持て囃されるバブリーな時代に自分だけその流れに乗れていない気がいつもしていました。
 
こうした過去の実感が未だに根底にあるらしく、60・70年代の映画やTVドラマ(勿論、特撮含む)を観るとその時代にタイムスリップしたかのような錯覚を覚え、心地良いのです。
 
『横溝正史シリーズ』にハマッているのも、その辺が多分にあります。
時代が伺える映像、音楽、現在では放映できない内容、全てがかつての幼少時代を強烈に思い起こさせるのです。
 
その『横溝正史シリーズ』、ようやく全エピソードの半分位を観終えました。
中でも特にハマッたのが『真珠郎』という回。
もう話から台詞からキャラクター造形から、全て最高です。
 
ある登場人物の叔父が、求愛を拒まれ逆恨み。復讐のために養子を殺人マシーンに育てるべく、道徳観や人間性を排除したスパルタ教育を敢行。その類まれな美しさを持った子「真珠郎」は、勉強机で昆虫をカッターで真っ二つにしては誉められるような日々の末、生き物の命を奪うことに躊躇の無い立派な青年に成長しますが・・・というお話。
 
叔父の復讐計画も遠大、ていうか遠回しで、「世界制服のためにまずはスクールバスの乗っ取りから」で有名なショッカーのようです。
オープニングの真珠郎が月夜に蛍をパクッと口に入れると体が発光するシーンの特撮は今観るとチープですが何とも味があります(観ながら『吸血鬼ゴケミドロ』『ガス人間第1号』等を思い出してました)。
 
そして、何といっても現在では考えられない台詞の数々が最高です。
 
「でも叔父は反省ということを知らない変人です」←コレ、事情説明のシーンでヒロインが淡々と言う台詞です。
 
「叔父は世にも恐ろしい人間ペスト菌の培養を始めたのです。」←真珠郎のことを言ってます。
 
それを受けて古谷一行さん演じる、金田一耕介が 「狂ってる・・・」 とこちらの思っていることをこれ以上に無いコメントで一刀両断。
 
「人間ペスト菌」なんて表現、どうやったって思いつきませんですよ。
この一言で完全にハマッたといっても過言ではありません。
 
そして茶木みやこ さんのエンディングテーマ。
時代を感じさせる曲なのですが、イントロから歌に入るタイミングが難しく、一聴しても覚えられない不思議なメロディで『横溝正史シリーズ』のエンディングテーマとしてふさわしいです。
 
本シリーズで 茶木みやこ さんの名前を知ったのですが、そんな最近、我が地元に茶木さんがライブにやってくるという情報が!?
なんという偶然!こんなことってあるのね!?これは行きたい!
と調べてみたら今度の土曜・・・その日は妹一家が東京から来るんで行けそうにありません。うぅ・・・。
 
仕方ないんでまた『横溝正史シリーズ』観よっと。
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2008/06/05 21:10 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ

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