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2025/03/17 08:45 |
再見・再々見、映画『シティ・オブ・ゴッド』
先日『シティ・オブ・ゴッド TVシリーズ』のことを書きました。
 
リオデジャネイロのファベーラという低所得者層の居住地区で暮らす2人の少年、アセロラとラランジーニャが出くわす出来事を描いた1話完結30分のTVドラマです。
 
2016年のオリンピック開催地がリオデジャネイロに決まった際、真っ先に『シティ-』について書いた記事を思い出し、そのタイミングの良さに我ながら驚いたのですが(シンクロ?)、先日の記事を書いた後に映画『シティ・オブ・ゴッド』を再見、音声解説バージョンで再々鑑賞、そしてTVシリーズの完結篇に位置する映画『シティ・オブ・メン』を観ました。
 
数年ぶりの『シティ・オブ・ゴッド』は、初見の記憶も薄れており、尚且つTVシリーズを観た直後とあって、初見の時とはまた違った印象で新鮮でした。
躍動する少年たちをフィルムに封じ込めるべく動き回るカメラには、初見と同様に圧倒されました。
ユーモラスで人間に対して優しい視点があったTVシリーズに対し、映画は公開当時「ブラジル版『仁義なき戦い』」といわれただけあって殺伐とした暴力の匂いが強く漂います。ただ物語はギャングに属さないカメラマンを志す若者の視点から描かれていて、彼のシーンはTVシリーズに似た雰囲気が出ています。
 
またTVシリーズでの2人の主人公たちも出演。より幼い姿が確認できます。
音声解説で監督が言ってましたが、この映画の出演者の殆どが素人だそうで、200人からの地元の子達が撮影に入る前に訓練を受けて出演。画面からも伝わってくる生命力溢れる演技は素だからか、と納得しました。
そして映画版は実際のギャングの抗争を書いた小説がベースで、エンドロールに実際のリトル・ゼや二枚目マネの写真や記録映像が出てきます。こちらも絵空事ではないことを再認識させられて怖くも興味深いです。
ちなみに音声解説は撮影に関しての技法的な話が多く、ワタシが期待してたファベーラでの撮影の苦労話や主要な子役たちのエピソード、地元ブラジルで本作がどう受け止められたか等の話はあまり聞けなかったのが欲求不満でした。
 
ここに来て、映画よりもTVシリーズに愛着が湧いている自分に気がつきました。アセロラとラランジーニャ、それを演じた子役たちの物語がもっとみたい。
それにはTVシリーズの正当な続編である『シティ・オブ・メン』を満を持して鑑賞する他無いであろう。
ということで、そのまま『シティ・オブ・メン』鑑賞へとなだれ込むのでした。
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2009/10/09 22:49 | Comments(0) | TrackBack() | 映画・ドラマ

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