本日は『最近観た映画』についてです。もう大分書いてないので、ゴールデンウイーク前後に観た作品の感想を今更ながら書くことになってしまいました。なのでタイトルを『ちょっと前に観た映画』に変えました。
作品的に素晴らしいものもありましたが、鑑賞時は風邪を引いていたりとあまり良い状況では無かったことが悔やまれます。最近は『スター・トレック』以来、映画観てません・・・。
作品的に素晴らしいものもありましたが、鑑賞時は風邪を引いていたりとあまり良い状況では無かったことが悔やまれます。最近は『スター・トレック』以来、映画観てません・・・。
で、観た映画が
『ノー・カントリー』
『クローン・ウォーズ』
『イースタン・プロミス』
『刀/ブレード』
『ドラゴン・キングダム』
『エイリアンズVSプレデター』
『ノー・カントリー』・・・近年の作品は『ビッグ・リボウスキ』以来、大好きな作品というのが無い(『ファーゴ』は今観ると大好きになると思う)コーエン兄弟でしたが、これは大ヒット。事前に観たデビュー作『ブラッド・シンプル/ザ・スリラー』からあったブラック・ユーモアと、バイオレントなのにエレガントという演出の絶妙なバランス加減が、20年以上経った本作でも失われずにあることは凄いことだと思います。
そして観客を翻弄して笑っているかのような人を喰ったラスト。どういうことかラストだけ観直しちゃいました。これだけの凄いもの見せといて、なんと意地の悪い。でも次作も観ずにいられない魅力があります。
『クローン・ウォーズ』・・・M氏の誕生日にプレゼントしたので、話を合わすためにも、いつか『でがらし魂』で再びS.W.の回をやるためにも鑑賞。しかし未だM氏は観ていないらしい・・・。
『イースタン・プロミス』・・・クローネンバーグ監督の前作『ヒストリー・オブ・バイオレンス』は『その男、凶暴につき』のような贅肉のないソリッドな作品でした。今回もその延長上に位置する作風ですが、鑑賞後の余韻の点では圧倒的にこちらに軍配。中盤まではどこへ話が着地するのか分からず、いい意味で緊張感が持続。今回もハードな暴力描写で語られながら、ラストで『カサブランカ』のような話だった(ワタシはそう解釈しました)と分かる構成は下手な演出・脚本だと「結局何が言いたかったの」的な仕上がりになりそうですが、さすがです。
『刀/ブレード』・・・この時期のツイ・ハーク監督は評価の高い『ワン・チャイ』シリーズ等を撮っているので、本作の粗い画像や荒削りな演出は狙ってやっているのでしょうか。確かに内容も殺伐とした時代の暴力の物語で、爽快感はあまり感じられないのですが、鑑賞後、強烈な印象が残ります。手堅くまとまった作品よりも断然こちらの方が後々まで語られることでしょう。傑作とは言いませんが、時間をおいて再鑑賞したくなる不思議な魅力のある作品です。
『ドラゴン・キングダム』・・・同時期に公開していた『カンフー・パンダ』を観に行ったため、本作は公開時観に行きませんでした。ようやく観てみればハリウッド製のジャッキー様作品としては上出来の部類で、内容はないがソツもなく、テンポも良いので難しいこと考えずに最後まで楽しめます。キモであるジェット・リーとの初手合せは『シャンハイ・ナイト』でのドニー・イェンとの対決と違ってたっぷり見せてくれて満足。噂によれば『ベスト・キッド』のリメイクで主人公の師匠役のオファーがジャッキー様に来ているとのことですが、聞いた時は「なぜ師匠役?」と、ピンときませんでした。しかし本作を観て「なるほど、これ観たら師匠役振りたくなるわ」と納得。本作の続編もあって良いと思います。
『エイリアンズVSプレデター』・・・これもM氏にプレゼントしたので、話を合わせるためにもと鑑賞。元々前作があんな感じだったからにして、その続編なんだから細かいこというなと言われればそれまでなんですけど・・・それにしてもスケールを大きく出来る素材を得ながら、田舎町が舞台のこじんまりとした話にしてしまい、尚且つ誰に感情移入して良いか分からない、最終的なエイリアン&プレデターの退治方法が「それをやったらおしまいでしょ」的な、畑耕すのにブルドーザー使っちゃいました的帰結で製作意図が全く読めません。キャストの見事なまでの近年まれに見る華の無さは凄いです。観終わったら誰一人印象に残りません。そういう意味ではこの作品もエイリアンから生み出された変異体なのかも知れません(但しクリーチャ―の造形的には、つまりM氏的には、観るべきものがありそうです)。
1回に感想書くには、この本数位が限度かなぁと最近思ってます。
1回に感想書くには、この本数位が限度かなぁと最近思ってます。
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